最終更新:ID:JOfs3ULtqQ 2023年05月20日(土) 22:20:09履歴
作者:名無し
蟲惑魔と言えば、少女の姿を疑似餌としてそれに軽率にも近づいてしまった愚かな者たちを喰らう存在として知られる。また、その狩りの性質上餌としては人間を好むとも。
それが蟲惑魔と呼ばれる存在であり、彼女たちの常識でもあった。
だから、こんな発想を抱いた彼女は異端的であり革新的であったと言えよう。
彼女――アティプスの蟲惑魔はふと思ったのだ。
自分がほかの昆虫族の雄との子を孕んだらどうなるのか、と。
◆
「わざわざお越しいただきありがとうございます、アルティメット・インセクト様」
その夜、アティプスは目をつけた存在――アルティメット・インセクトを自らの狩り場に招いていた。
ただし、アルティメット・インセクトも人間の分類でLV7と呼ばれるほど大型の個体なだけあって決して間抜けではない。
アティプスからの攻撃が届かないくらい距離を取った空中で羽根を羽ばたかせている。
聞こえるのはその羽音だけなのだが、アティプスにはそれで彼の意思が伝わるようだ。
「えぇ、貴方様がそのように警戒されるのも当然です。まずはその位置からあたしの話を聞いてください」
実を言うと、仮にアティプスが歓待する意思とは裏腹に何らかの罠を仕込んでいれば、アルティメット・インセクトの優位は覆るのが両者の力関係だ。
アルティメット・インセクトはそれを理解しているからこそ十二分に警戒しているし、赤髪を幾つにも結った少女もまたその警戒心を見透かして楽しそうに笑った。
「単刀直入に申し上げれば、貴方様の番になりたいのです」
宙を舞うアルティメット・インセクトの体躯が驚きを示すかのように僅かに揺れる。
アティプスはそんな反応を見ると口元を緩め、艶然と微笑みかけた。
「あたしたち蟲惑魔は待つだけの弱く儚い存在。番になることで貴方様の庇護を賜りたいという思いも当然ありますが、それ以上に思ったのです」
糸が張り巡らされた巣からアルティメット・インセクトを見上げる少女は語りながらうっとりとした表情を浮かべる。
その顔には普段演じている悲痛さや必死さは微塵もない。
むしろ、だからこそ彼女は嬉々としているのかもしれなかった。
「あたしが貴方様の子を孕んだらどうなるんだろうって。
その子が蟲惑魔と呼ばれるのかアルティメット・インセクトと呼ばれるのかは分かりませんが、後者だったら貴方様を越える未知なる領域に至る存在になるかもしれません。
それはとっても素敵なことじゃありませんか――?」
熱の宿った語りが心を打ったのか、アルティメット・インセクトがゆっくりと下りて来る。
そして、その下腹部から触手のような形状をしたペニスが姿を現した。
アルティメット・インセクトの表皮と同じく濃い水色をしたそれはゴツゴツとしたイボが所狭しと生えていて、見る限りではアティプスが絶対に受け入れられなそうなくらいに太い。
しかしアティプスは蕩けたような表情を浮かべてペニスに手を伸ばすと、熱を帯びた吐息をふぅとかけた。
「嬉しいです、旦那様♡ 人間の雌の身体、存分に味わってください♡」
アティプスは小さな唇を精一杯開くと、極悪なまでに太いペニスを頬張る。
彼女の口がみちみちと音を立てて裂けそうだったが、アティプスはまったく気にしない。
むしろ、アルティメット・インセクトの雄としての精悍さに恍惚としてさえいるようだった。
「じゅぷ、ちゅぷ……♡ れろっ、くちゅぅ、ちゅぱぁ……♡♡ ぎゅぽっ……、ちゅぷぅ、じゅぱぁ♡♡♡」
アティプスが顔を前後に動かしアルティメット・インセクトに奉仕する。
彼も同族との交尾の経験は数多あれども、人間の女の子から奉仕されるのは初めてだったのだろう。その触手ペニスはあっという間に限界まで膨れ上がり、アティプスの口内で暴発する。
「っっ……、んんんぅ……っっ♡♡♡」
アティプスの喉奥をめがけて、圧倒的な量の精が注ぎ込まれる。
幾度にも渡って吐き出され続けるそれを、アティプスの小さな口内だけでは受け止めきれるはずもない。
彼女の口の端からつつぅと垂れ、そして華奢な身体を覆う衣装へとポタポタと落ちていく。
射精を終えた触手ペニスが口内から抜かれれば、アティプスは垂れた精を自らの指で綺麗に掬って口に運んだ。
自らの指を咥えて舐める仕草はこれ以上なく妖艶で――悲劇的な姿が似合うはずの少女のそれは、いつの間にかアルティメット・インセクトが目を離せなくなるほどの猛烈な色香を放っていた。
アルティメット・インセクトの触手ペニスが昂りを示すように大きく膨張する。
「うふふ、さすがは旦那様です♡ でも、これだけじゃあ足りませんよね?♡ 女の子のヒミツ、全部味わってみたくないですか?♡♡」
アティプスは精に汚れた衣装を捲り上げて、昂りに濡れた自らの下半身を見せつける。
その頃には最初は宙にいたアルティメット・インセクトも地上に降り立っていて、いまにもアティプスに襲いかからんとしているところだった。
そして、アルティメット・インセクトの体躯がアティプスの蟲惑魔に覆い被さる。
この交わりの先にある未来は、まだ誰も知らない。
蟲惑魔と言えば、少女の姿を疑似餌としてそれに軽率にも近づいてしまった愚かな者たちを喰らう存在として知られる。また、その狩りの性質上餌としては人間を好むとも。
それが蟲惑魔と呼ばれる存在であり、彼女たちの常識でもあった。
だから、こんな発想を抱いた彼女は異端的であり革新的であったと言えよう。
彼女――アティプスの蟲惑魔はふと思ったのだ。
自分がほかの昆虫族の雄との子を孕んだらどうなるのか、と。
◆
「わざわざお越しいただきありがとうございます、アルティメット・インセクト様」
その夜、アティプスは目をつけた存在――アルティメット・インセクトを自らの狩り場に招いていた。
ただし、アルティメット・インセクトも人間の分類でLV7と呼ばれるほど大型の個体なだけあって決して間抜けではない。
アティプスからの攻撃が届かないくらい距離を取った空中で羽根を羽ばたかせている。
聞こえるのはその羽音だけなのだが、アティプスにはそれで彼の意思が伝わるようだ。
「えぇ、貴方様がそのように警戒されるのも当然です。まずはその位置からあたしの話を聞いてください」
実を言うと、仮にアティプスが歓待する意思とは裏腹に何らかの罠を仕込んでいれば、アルティメット・インセクトの優位は覆るのが両者の力関係だ。
アルティメット・インセクトはそれを理解しているからこそ十二分に警戒しているし、赤髪を幾つにも結った少女もまたその警戒心を見透かして楽しそうに笑った。
「単刀直入に申し上げれば、貴方様の番になりたいのです」
宙を舞うアルティメット・インセクトの体躯が驚きを示すかのように僅かに揺れる。
アティプスはそんな反応を見ると口元を緩め、艶然と微笑みかけた。
「あたしたち蟲惑魔は待つだけの弱く儚い存在。番になることで貴方様の庇護を賜りたいという思いも当然ありますが、それ以上に思ったのです」
糸が張り巡らされた巣からアルティメット・インセクトを見上げる少女は語りながらうっとりとした表情を浮かべる。
その顔には普段演じている悲痛さや必死さは微塵もない。
むしろ、だからこそ彼女は嬉々としているのかもしれなかった。
「あたしが貴方様の子を孕んだらどうなるんだろうって。
その子が蟲惑魔と呼ばれるのかアルティメット・インセクトと呼ばれるのかは分かりませんが、後者だったら貴方様を越える未知なる領域に至る存在になるかもしれません。
それはとっても素敵なことじゃありませんか――?」
熱の宿った語りが心を打ったのか、アルティメット・インセクトがゆっくりと下りて来る。
そして、その下腹部から触手のような形状をしたペニスが姿を現した。
アルティメット・インセクトの表皮と同じく濃い水色をしたそれはゴツゴツとしたイボが所狭しと生えていて、見る限りではアティプスが絶対に受け入れられなそうなくらいに太い。
しかしアティプスは蕩けたような表情を浮かべてペニスに手を伸ばすと、熱を帯びた吐息をふぅとかけた。
「嬉しいです、旦那様♡ 人間の雌の身体、存分に味わってください♡」
アティプスは小さな唇を精一杯開くと、極悪なまでに太いペニスを頬張る。
彼女の口がみちみちと音を立てて裂けそうだったが、アティプスはまったく気にしない。
むしろ、アルティメット・インセクトの雄としての精悍さに恍惚としてさえいるようだった。
「じゅぷ、ちゅぷ……♡ れろっ、くちゅぅ、ちゅぱぁ……♡♡ ぎゅぽっ……、ちゅぷぅ、じゅぱぁ♡♡♡」
アティプスが顔を前後に動かしアルティメット・インセクトに奉仕する。
彼も同族との交尾の経験は数多あれども、人間の女の子から奉仕されるのは初めてだったのだろう。その触手ペニスはあっという間に限界まで膨れ上がり、アティプスの口内で暴発する。
「っっ……、んんんぅ……っっ♡♡♡」
アティプスの喉奥をめがけて、圧倒的な量の精が注ぎ込まれる。
幾度にも渡って吐き出され続けるそれを、アティプスの小さな口内だけでは受け止めきれるはずもない。
彼女の口の端からつつぅと垂れ、そして華奢な身体を覆う衣装へとポタポタと落ちていく。
射精を終えた触手ペニスが口内から抜かれれば、アティプスは垂れた精を自らの指で綺麗に掬って口に運んだ。
自らの指を咥えて舐める仕草はこれ以上なく妖艶で――悲劇的な姿が似合うはずの少女のそれは、いつの間にかアルティメット・インセクトが目を離せなくなるほどの猛烈な色香を放っていた。
アルティメット・インセクトの触手ペニスが昂りを示すように大きく膨張する。
「うふふ、さすがは旦那様です♡ でも、これだけじゃあ足りませんよね?♡ 女の子のヒミツ、全部味わってみたくないですか?♡♡」
アティプスは精に汚れた衣装を捲り上げて、昂りに濡れた自らの下半身を見せつける。
その頃には最初は宙にいたアルティメット・インセクトも地上に降り立っていて、いまにもアティプスに襲いかからんとしているところだった。
そして、アルティメット・インセクトの体躯がアティプスの蟲惑魔に覆い被さる。
この交わりの先にある未来は、まだ誰も知らない。
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