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軍貫マン
抜き足、差し足

フェリジットは足音を忍ばせ夜襲を決行すべく歩みを進める

夜襲の対象はフェリジットが想いを寄せるシュライグ

かつては羽なしの凶鳥と蔑まれていた彼も今や英雄となり、長らく種族間で争っていたものたちも部族の垣根を越えて手を取り合って力を合わせるシュライグの姿に感銘をうけ融和の道を歩み出している

もちろんこれはフェリジットにとっても喜ばしいことであるが1つ問題があった

シュライグが女性からの人気が高すぎること

色気づく獣人や鳥人たちがこの強い雄を番にしようとアプローチを仕掛けている

甘い声で擦り寄り身体を密着させる卑しい雌たちにフェリジットは強い危機感を覚えていた

「大丈夫、私は泥棒猫。必ず上手くいく」

フェリジットは自らを奮い立たせるとシュライグの寝室の扉の前までやってきた

そっと扉に手をかざすと、ゆっくりドアノブを回すとそれは簡単に開く

シュライグは有事の際には邪魔になると平和な時代が来た今でも鍵をつけずに眠るのだ

フェリジットは素早く部屋に入ると扉を閉め、静かに鍵をかけた

部屋には明かりはついておらず、シュライグ以外の気配はない

暗闇であってもフェリジットのキラリと輝く眼からは眠りにつくシュライグの姿をはっきりと見ることができる

フェリジットは自分が猫でよかったと心から思った フェリジットはベッドまで近づいていく

シュライグはうっすらと寝息をたてているるがそれはバクバクと大きな音を立てる心臓によって掻き消されている

輝く銀の髪、端正な顔立ち、鍛え上げられた逞しい肉体、シュライグ自身は片翼であるということから自身の容姿を卑下しているがフェリジットにはその全てが愛おしい

フェリジットは思わず逃げ出したくなった

これからそんな彼を穢すことを

フェリジットは不意に浮かんだそんな思いを振り払う

これまでの臆病な自分は関係が壊れることを恐れて想いを胸に秘めて生きて来た

近くにいながらも想いを伝えることはできなかった

だからこそ今ここで自分を追い込みこの恋を実らせてみせると

「大丈夫……シュライグは寝てる……うん、できる」

フェリジットは大きく深呼吸をすると意を決して一步を踏み出す

だがそこで状況は一変する

シュライグの寝息は溜め息へと変わっていた

ぎしりと寝台は音をたててシュライグは身体を起こしながら髪をかきあげる

ただそれだけの仕草でフェリジットの心は

鷲掴みにされた

目覚めたシュライグに惚けた様子は一切なく、憂いを帯びた表情はどこか妖しく色仕掛けをするつもりが逆に魅了されてしまいフェリジットは歩みを止めてしまう

「リズ、部屋に戻るんだ。こんな時間にここに来てはいけない」

まるでおいたをする子供を窘めるようなような優しい口調でシュライグは言い放つ

「そういう態度取るんだ?わかってるの?シュライグはいま私に狩られるんだよ」

フェリジットは精一杯の虚勢を張る

面倒見をよくみなから慕われ抜群のスタイルで露出度の高い服装も着こなすフェリジットであるが中身は純情な少女であり、好きな人の前では素直になれない乙女であった

「わかっていないのリズのほうだ。俺はリズが思っているほど堅物でもなければ、自制心が強いわけでもない」

フェリジットの頬はかあっと紅く染まる

その感情はときめきではなく怒りに近いものだった

自分はこうも心を掻き乱されているというのに当の想いの相手は妙に落ち着いているから

「シュライグ、私は子供じゃないの。それで帰るならわざわざ深夜に部屋に入ったりなんてしない」

フェリジットは恥じらいも躊躇いもかなぐり捨て去ってシュライグの寝台に上がった

「覚悟はできているのか?」

「そんな余裕ぶってられないくらいメロメロにしてあげるから」

「わかった」

シュライグは短く呟くとフェリジットを自身の腕の中に収めてしまう

フェリジットは主導権を得るつもりであったがシュライグは行動はそれ以上に早かった

鉄獣戦線として多くの死線を超えたフェリジットであるがシュライグにとってはそんな彼女を捉えることなど赤子の手をひねるようなものなのかもしれない

「あっ……」

思わず声を漏らすフェリジット

そんな彼女の顎にそっと手をやり顔を向き合わせるとシュライグは彼女に口づけをした

触れるだけの優しいキスだったが、フェリジットにとってはそれだけで十分すぎるほどの威力を持っていてシュライグが離れて数秒後ようやく自分が何をされたのか理解するほどであった

「リズ、愛し合うならまずはキスからだ」

シュライグは優しく微笑むとフェリジットの頬に手を当てる そして再び口づけを交わすのだった

「んっ……ちゅっ……」

先程とは違う深く長いキスだった

2人の唾液が混ざり合い水音を響かせる

フェリジットは思考が定まらずただ与えられる刺激に身を震わせた

その間もシュライグは止まることなく舌を口内に侵入させ、フェリジットの舌を絡めとる

「んっ……ふぅっ」

舌同士が絡むたびフェリジットは甘い吐息を漏らす

シュライグは口づけをしたままフェリジットの寝間着に手をかけるとそれをするりと脱がせてしまう

そしてそのまま下着も取り去り彼女の裸体があらわになった

豊満な乳房、引き締まったウエスト、スラリと伸びる長い足

シュライグはフェリジットの身体のパーツを丹念に愛撫していく

「んっ……ちゅっ、くちゅっ……」

口づけを交わしながら身体を隅々まで愛される感覚にフェリジットは興奮を抑えることができない

「もしかして慣れてるの?」

あまり性的なことに頓着しているようには見えないシュライグが手慣れている様子にフェリジットは思わず聞いてしまう

「望んで得たものじゃない」

「ごめん、変なこと聞いちゃった」

詳細はわからないが想像はつく

フェリジットは迂闊なことを聞いてしまったことを恥じる

「俺はいま現在のリズを見ている。だからリズも今の俺を見て欲しい」

「シュライグ……きゃっ!」

シュライグの大きな手はフェリジットの乳房を包み込む

柔らかさを味わうようにゆっくりと力を込めたり、緩めたりを繰り返す

「んっ……あっ……」

シュライグのテクニックにフェリジットは声を漏らしてしまう

シュライグは彼女の反応を楽しむかのように敏感な先端には触れずその周りをじっくりと愛撫する

「ああっ!だめぇ!そこぉ」

時折不意打ちのように先端を指で弾くと一際高い声が上がる

もうすっかりフェリジットの身体は出来上がっていた

「もう十分準備は整ったようだな」

「ばかぁ……」

シュライグはフェリジットに覆いかぶさると秘部を撫でるように指を這わす

「ひゃうんっ!」

フェリジットのそこは充分に湿っていた

シュライグは人差し指を差し込むと中を確かめるように出し入れを繰り返す

「あんっ、だめ……おかしくなるぅ」

それだけでフェリジットは気をやりそうになってしまうがシュライグがそれを許さなかった 2本目を差し込み腹の裏辺りを刺激するとフェリジットの身体が大きく跳ねる

仰け反った身体は快楽から逃れようと身悶えし腰が動くがそれはシュライグの手によって抑えこまれる

「やっ、ああ……だめ……んんっ…あっ」

フェリジットはシュライグから与えられ快感に翻弄され踊るように身体をくねらせる シュライグはその様子を見てさらに責めの激しさを増す

指で掻き混ぜられて水音は淫らに響きとめどなく蜜が溢れ落ちる

それをシュライグはじっと見つめている

「いやっ、見ないで……」

「かわいいなリズは」

シュライグはフェリジットの耳元で囁きながら責め立てることはやめない

「恥ずかしい……んんっ……」

フェリジットは耳まで真っ赤に染めて顔を手で隠す

その仕草がシュライグをより興奮させることになるとは知らずに そんな彼女の仕草にシュライグはさらに強く責め立てるとともに空いている手を秘部の少し上にある突起物へと伸ばした そして指先でカリカリと刺激する

「ああっ、やだっ!それだめっ!」

フェリジットはびくんと身体を揺らした

そして絶頂へと上り詰めていく

「リズ、大丈夫だ。怖くはない」

ややピントのズレたシュライグの励ましにフェリジットは苦笑いを浮かべると大きく身体をのけ反らせ達した

「んっ……はぁ……だめっ、イクッ!」

シュライグはフェリジットが達したのを確認すると指を引き抜いた

「リズ、痛くはないか?」

「うん、大丈夫」

フェリジットは呼吸を整えながら答えた

「ねえシュライグ。私とじゃ嫌だった?」

フェリジットは気づいた

いままでは余裕がなくてそこまでに至ることができなかったがシュライグはずっと辛そうに眉を顰めていた

「リズは悪くない」

「いや、私が悪いよ。私、シュライグに甘えすぎてた」

夜這いを行ったのは焦りもあるが、シュライグなら受け止めてくれるだろうという甘えからだった

「俺は怖いんだ。リズから迫られたのを言い訳に欲望のままにリズの大事なものを奪おうとすることに」

鉄獣戦線のリーダーとしてなら決して見せない不安の入り混じった表情

フェリジットの胸の内に愛おしさが募る

「私は、大丈夫……だから。だって私……シュライグのこと好きだから」

ようやく口から出た愛の言葉

シュライグはフェリジットの言葉に目を見開いた

「だからあなたのものにして」

フェリジットだってシュライグと同じ不安はある

でも覚悟は決まっていた

「だがリズ、俺は……いや、ありがとう」

フェリジットの真っ直ぐな目にシュライグは不安を取り払ったようだった

そして自らも覚悟を決める フェリジットを優しく寝台に横たえると自身も服を脱ぎ捨てた

鍛え抜かれた肉体が月光に当てられて輝く

シュライグの先端を秘部の入り口に押し当てるとフェリジットは小さく声を漏らした

「んっ……」

大きく熱い塊が秘部を押し広げる

フェリジットは痛みを堪えるためにシュライグの身体にしがみつく

「ああっ……んぅ」

身体から内部を侵食されて内臓が押し上げられて胃や肺が圧迫されるような感覚がフェリジットを襲う

痛い、苦しい、でももっと知りたい

フェリジットはこの先にある快感への期待で自然と口角が上がる

「リズ、大丈夫か?」

「なんとか……シュライグのほうが辛そうだけど。痛いの?」

「それは……」

シュライグは苦笑いして首をゆっくりと振り

「リズがあまりに魅力的だから抑えるのが……でももう少し慣らさないと……」
壊したい

フェリジットは不意にそんな衝動にかられる

シュライグが敷いた薄い氷の膜のような

理性を粉々にして今まで見たことのない彼の姿を
自制心がどうとか言ったくせに足踏みをするこの男の仮面に隠された素顔を

「シュライグ」

見つめればそこには優しくそれが少し憎たらしくもある最愛の男の瞳
「我慢……しないで」

吐き出した言葉は意識せずとも熱を帯びたものになる
気づけばフェリジットの膣内はシュライグの撃鉄をきゅうきゅうとおねだりするかのように締めつけて求めていた

「気持ちいいの。だから、もっとして」

「わかった……」

シュライグの目の色が変わる

のがわかった 普段感情を表さない彼らしくない、強い欲望の色

嵐の予感

いまからこの雄に屈伏させられると本能が叫ぶ

「あっ……あぁっ!だめっ」

シュライグはフェリジットの秘部に荒々しく腰を打ち付ける

その速度はだんだんと増していき、それに呼応するように締め付けも強くなっていく

「んっ、ふぅ……んぁっ!」

フェリジットの口からは甘くとろけた嬌声が漏れる

もう痛みなど微塵も感じないくらいに脳内を快感が覆い尽くすように満たしていた

「やあん

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