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作者:ベリーメロン


 百の顔を持つ女との異名を持つ運び屋のマスカレーナ。彼女の生きる業界においては、全てにおいてその知恵と能力と生まれ持ったモノが優先される。
 マスカレーナ自身もその道では名の知れた存在ではあるが、彼女の容姿は若々しく二十代そこらにしか見えないだろう。
 他にもマスカレーナを追うセキュリティフォースの執行者である少女もまた十代そこらであの大規模組織に抜擢された才女なのだ……その仕事振りは置いておくとして。

 そしてマスカレーナの前にいる青年もそういう類いだった。科学の異常発達したこの世界において、地下街でひっそりと暮らすあぶれ者……かと思えば意外な才能を持っている。

「で、調子はどうかにゃーん?」

 揶揄うようにマスカレーナはその青年に話しかけていく。年の頃は明らかにマスカレーナより年下で、まだ成人もしていないだろう。
 されど彼の眼科に広がる大量の部品や青白く輝く画面の数々は、マスカレーナにすらよくわからないものだらけ。
 マスカレーナから依頼されたモノを組み立てるからはわずわしそうに顔をしかめていた。

「相変わらず無口ねー?」

 無言で嫌がる青年に、マスカレーナは悪戯な笑みを浮かべつつそれを眺めている。
 今作って貰っているのは次の仕事に必要な特殊な回路。それ以外にも逃走用の特注のローラースケート、今や愛車となった大型バイクなどマスカレーナの仕事に必要なモノは彼によるものだ。
 それくらいの歳でここまで出来るのはマスカレーナから見ても将来有望に感じていたが。

「目にクマできてるじゃーん?ちゃんと休んでるー?」

 軽快に話しかけつつも、相手の状態は見逃さないマスカレーナ。色々誤魔化しているようだが、明らかに疲労が見えている。
 それでも無視を敢行する青年に溜め息をつきつつ、マスカレーナがしばらく待っていると程なくして回路は完成したようだった。

「お疲れ様さまー♪報酬は振り込んでおくわね」

 渡された回路を丁重に仕舞いながら、片手で端末を操作して報酬を青年の口座に振り込んでいく。
 終わったんだから帰れと言いたげな青年に対し、マスカレーナはくすくす微笑むとその背中にしなだれかかった。
 ギョッとして暴れそうに彼の耳に、マスカレーナは息を吹きかけながら囁く。

「――お姉さんがオマケして……あ・げ・る♡」

 むにゅっ♡と背中に押し当てられる双方の感触に、ドギマギしだした青年を見てマスカレーナは楽しげに微笑んだ。
 怪訝そうに何のつもり?と言いたげな彼に対し、口に指を当て考えるふりをする。

「そうねー?疲れてるみたいだし、お姉さんが癒してあげようかなーっと」

 言いながらマスカレーナは、その細腕からは想像もつかない力で青年をベッドに移らせた。流れるようにベッドに座らされた青年は踠くが、普段から運動もしない不摂生な彼はそんな細腕すら捌けない。
 マスカレーナは青年の反応を楽しみながら、見せつけるようにシャツをはだけさせた。

「大きくてキレイっしょ?」

 問いかければ青年はコクコクと頷いていた。晒された美乳に顔を赤くくる彼の初さに、さらに楽しくなってきたマスカレーナ。
 そのまま青年の頭に手を掛けると、胸に思い切り抱き寄せる。顔面を襲う柔らかい感触に混乱する青年に対し、鼻息が当たる心地よさを楽しんだ。

「あんっ♡フガフガしちゃって……舐めたって、吸ったっていいのよ?」

 誘惑するように囁けば、彼も男なのだろう。辛抱できなくなったのか、没頭するように口を動かし始めた。

「んっ、あっ……いいわよ、その調子……」

 女の子とこういうことをする経験は当然ないだろう。男としての本能は我慢できるはずもなく、自己主張を始めたズボンの膨らみにマスカレーナは手を添えた。

「一回スッキリしちゃおっか♪」

 チャックを降ろして溢れ出たソレにマスカレーナは手を這わせていく。童貞のようだが皮は剥けているようで、成人してなくてもそこは間違いなく男であった。
 胸に顔を埋めさせられながら男根まで弄られ始めた青年は悶えていたが、もはや抵抗もしてこない。

(思ったより大きいわね……それに、がっついてこないのもポイント?)

 胸に吸い付き始めてもその動きは遠慮がちで、こちらを伺っているよう。警戒しているというのもあるだろうが、無理やりする気質ではなさそうだった。
 歳に合わず意外にも凶悪だったそれを優しく扱きながら、マスカレーナ自身もだんだんと本気になっていく。
 我慢汁でべとつくようになったソレが、精を吐き出すのは間もなくのことだった。

「手だけでたっぷり出たわね♪」

 胸から解放された青年は顔を真っ赤にしつつ、すぐに出てしまったことを恥じているようだった。一丁前にそんなことを悩んでいるようだが、むしろマスカレーナにとってはちょうどいい。

「もっと先……したくない?」

 そう囁けば頷く彼。年相応の顔だが股間のソレは大人顔負けに再び硬くなっている。
 マスカレーナは青年が見ている前で短パンを下着ごと脱ぎ、ベッドに横たわると誘うように手を振る。

「オ・イ・デ♡」

 誘われるままにマスカレーナにゆっくり覆い被さる青年。マスカレーナは彼の背に手を回し抱き寄せて囁く。

「ふふ♪まずはキスでもしてみる?」

 唇を意識させるように舌舐りをすれば、おずおずとした様子で彼は唇を重ねてきた。啄む程度のキスから、舌をゆっくりと入れるキスに。

「んんっ、ちゅぷ、はぷ……♡」

 まだまだ慣れてない彼をリードするように青年とキスを交わしていく。恐る恐る侵入してきた舌を優しく絡めとり、唾液を交換するように水音を鳴らせばもはや止まることはなかった。
 没頭するように舌を絡めてくる彼を、マスカレーナは育てるように教え込んでいく。

「ぷは、なかなかよ?で、次は本番かしら♪」

 長いキスが終わればマスカレーナは次を意識させる。青年のそれは今か今かと待ちわびるように、マスカレーナの女陰の辺りを撫でていた。
 いいのか?と言いたげな青年に

「おねーさんで、ドーテーソツギョーしちゃいましょ♡」

 そんなことを囁かれて、止まれる男がいるはずもない。マスカレーナの手によって入り口を定められた青年はゆっくりと腰を前進させていく。

「んんぅっ、はっ……あぁんっ♡」

 手で扱いてやった時より硬く膨張していたソレは、マスカレーナのナカをミチミチ広げながら侵入していく。
 されど初めての青年が、極上の女体を前に数擦りも持つわけがなく……

「あら、出ちゃった?」

 最奥まで到達した途端に迸る精液の感触。マスカレーナの囁きに、少し泣きそうな顔になる青年だった。
 マスカレーナは大丈夫と告げると、そのまま青年の頭を胸に埋めさせる。

「おっぱいが好きなのね♪ほら、すぐに硬くなってきた♡」

 自分の膣に入ったままだった男根が堅さを取り戻していく。若いから元気ねー?といつも相手する中年共の情けなさを笑いつつ、マスカレーナは彼の頭を撫でてやった。

「乳首をちゅぱちゅぱ吸ってもいいのよ♡赤ちゃんみたいに♪」

 流石にそれは恥ずかしいのだろうか。されどここまでされればもはや彼も理性は切れているのだろう。
 腰を再び揺らし始めるのとあわせて、マスカレーナの乳房にしゃぶりつき始めた。

「んあっ、あっ♡んんっ、イイわよ……んぅっ♡」

 三回目ともなると性欲にも余裕が出てきたのだろう。自分本意な乱雑さのない素直なピストンに、マスカレーナも嬌声をあげていく。
 さっきキスで舌の使い方を教えたからか、乳首を吸うだけでなく舌で弄ることまで彼は始めていた。

「あんっ♡いっきに、上手くなりすぎっ、んっ♡」

 地頭が良かったのもあるのだろうか。マスカレーナが軽く教えてやっただけで色々と覚えていく青年。
 出ないはずの母乳を空想するほどに、マスカレーナは喘がされてきている。

(これ、ホンキになっちゃうかも……)

 揶揄うだけのつもりだった。ツバを付けとく程度のつもりだった。だが思ったよりずっとカラダの相性が良い。その事実を感じつつ、マスカレーナはいつしか青年を強く抱き締め始めていた。

「あっ、あふっ♡気持ちいい?おねーさんは、気持ちいいわよっ♡あうっ、ああっ♡」

 マスカレーナの問いに素直に頷く青年。
 何かにどっぷりと浸りそうになる感覚に抗うこともなく、マスカレーナは青年との行為に耽っていく。
 ほどなくして三発目がナカに放たれたが、完全に火の付いた二人の情欲はとどまることを知らなかった。



「私がホンキになっちゃうなんてね?」

 疲れて眠る青年を見守りつつ、マスカレーナは一人心地をつく。
 もはや何度ヤったかも忘れるくらいには没頭していた。時計を見ればいつの間にか朝になるまでヤっていたようである。

「ま、将来有望なオトコノコってのも良いかもね♪」

 くすりと笑いながら、マスカレーナはしばらく見守りつつ眠りに付いた。
 その後も彼女は足繁く青年の元に通うようになったという。

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