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軍貫マン
ライナの心は揺れていた

大切な友人のために男に媚びなければならないという自分と恋人であるダルク以外の男を受け入れたくないという自分との狭間で

だがライナの感情をよそに無情にもその時は訪れる

「実はねライナには恋人がいるの」

シトリスはライナの恋人の存在を男に明かすと今までになく肉棒が膨張する

「前に恋人がいる女の子とエッチしたいって言っていたから連れて来たの。どう?ライナにしてみる?」

男はライナを値踏みするように見つめる

ライナは今まで以上の嫌悪感に襲われるがそれを表に出してしまえばウィンとエリアの努力が無駄になってしまうという一心でそれを抑え込む

「ここではあなたの気持ちがすべてよ。外では許されないことでもあなたが望めばそれは全て正しいことになるの」

正しい

ライナはウィンとエリアとの会話を思い出す

同意のない性行為をしてはいけないという常識はシトリスによって脆く崩れ去る

シトリスによって欲望を解放されこれまでは夢想でしかなかった他人の女を自らの手で汚すことができるという喜びに男は身悶えるとライナを指名する

「ライナ……」

心配するようなウィンとエリアからの視線がライナに突き刺さる

彼女たちは心からライナを思いやりそのために男に媚びる術を伝授したり男の世話係をする際にそれとなくライナを薦めたりしていた

しかしその行為は自らの正しさを押しつけるシトリスと同じであり、その献身はライナを苦しめた

そしてライナもまたそれに伴う痛みを吐き出せずにいた

彼女たちも同じ痛みを感じているとわかっていたから

3人の美しい友情はシトリスによって歪められ助け合いながらも傷つけ合う歪なものへと変貌してしまった

ライナは彼女たちを傷つけたくないその一心で自分は大丈夫だとウィンとエリアに頷き返す自分の気持ちを押し殺して

「 まずはライナとダルクの関係を知っておいたほうがいいと思うの。恋人って記号だけよりも具体的なことを知っておいたほうがエッチのときにより興奮できるでしょう?」

シトリスは男に語りかけると男はうんうんと頷きライナに説明をせがむ

「ダルクとは幼馴染みで、友達で、霊術を競い合うライバルだった。ダルクは真面目でストイックで正義感が強くて……すごくかっこよかった」

できるだけ男を刺激しないように淡々と語ろうとしたライナであったがいざ口を開くと愛しい恋人の存在が頭に浮かびこんな状況にも関わらず自然と頬緩んだ

すり潰されかけていた自分というものが生き返ったかのように

「告白はいつ?どっちから?」

「告白されたのは2人で道を歩いていたときだった。そのときのダルクはいつもより口数が少なくて顔が少し強張ってた」

思い起こせば昨日のように蘇る記憶

しかし想い人はいまここにいない

また会えるのかすらわからない

「それで私に『僕、ライナのことが好きだ』って。『好き』って言うときに恥ずかしそうに私から目を逸らすの。不器用だけど真っ直ぐな気持ちに心がときめいちゃって気づいたら首を縦に振っていた」

ライナとダルクはみなから祝福され時にからかわれながらも楽しい日々を送った

すれ違いが起きて喧嘩をすることもあったがそれでも恋人という関係を続けて来れたのはダルクがライナを愛し、ライナがダルクを愛してきたからだ

それから溢れるように思い出がライナからとめどなく流れ出てくる

はじめてデートしたときのこと、手を繋いだときのこと、恋人としてはじめてキスをしたときのこと 、はじめて交わった日のこと

ウィンとエリアは静かに涙を流した

彼女の幸せが戻ってはこないことを悟ってしまっているから

「素敵なお話ね。あなたはどう思った?」

男の目には嫉妬が宿っていた

シトリスに甘やかされ高まった自尊心は自分は愛されて当然という驕りとなり、自身の性玩具であるはずのライナが他の男を愛しているという言葉に男は理不尽な怒りを覚えていた

「きゃっ!」

男はライナを押し倒すと無理矢理唇を奪う

「んっ……んぐぐっ!?」

男はライナの口内に自らの舌を突き入れると唾液を彼女の口に流し込む

他人とのディープキスにライナは激しい嫌悪を覚えた

しかしそれは男の唾液とともに無理矢理流し込まれることで否応なく飲み込まざるをえなかった

「はあ、はあ…」

「「ライナ!」」

ライナは荒く息をしながら男を睨みつけようとするがウィンとエリアの悲壮な表情で我に返る

男に反抗的な態度を取るのはここでは許されないとライナはそう自分に言い聞かせると男の欲望を受け入れる決心をする

「ごめんね。その、ご主人様のためにできることならなんだってするから」

ライナは主導権を握ろうと男を抱きしめると乳房を押しつけて男の頭を撫でる

「私のおっぱいはご主人様のものですよ」

男はその言葉に嬉しそうに乳房を鷲掴みにしてしゃぶりつく

「あんっ、ご主人様ったら……おっぱい美味しいですか?」

ダルク以外の相手に好き放題されることに内心では怒りを覚えながらもそれを表には出さずに奉仕を続ける

「あんっ、私のおっぱいいっぱい吸ってください」

男はライナの乳房を左右とも吸い尽くすと今度は肉棒に手を伸ばす

「あっ、すごい……硬くておっきいです」

勃っていてもダルクのものと比べると小さいことを心の中で鼻で笑いながらライナは手淫を開始する

ダルクと経験を重ねただけあってライナの奉仕は手慣れていて、それに興奮したのか男の肉棒は大きさを増していく

「だめよ、そんなんじゃ。あの子は欲張りだもの。そんな上っ面のご奉仕だけじゃ信用してくれないわ」

「えっ?……あぐっ」

シトリスがそう呟くとライナに鋭い痛みが走る

男がライナの乳房を噛みついたのだ

「ああっ、ご主人様、痛いです」

だが男は噛みつくのを止めず乳房には歯形が刻まれる

それが自分のものだと主張するかのように

「あの子は別にあなたを嫌っているわけではないのよ。単純に知りたいだけ。ライナがどこまで尽くしてくれるのか。ダルクよりも自分のことを好きになってくれるのか。言うこと聞くだけのお人形さんじゃ満足できないみたい」

男はライナの乳房を放すとライナに跪くように命令する

ライナはそれに応じると男は肉棒をぺちぺちとライナの頬に叩きつけた

「ひゃうっ……わかりました」

ライナは肉棒にキスをすると亀頭を舐めまわす

口いっぱいに広がる男の味と匂いに嘔吐きそうになるもなんとか抑えて肉棒をしゃぶっていく

「んぶっ、んんっ……」

男はライナの頭を掴んで腰を振っていく

「んっ、んぐっ……」

ライナは男の腰に腕を回してしっかりと抱きつくと肉棒が喉奥まで突き刺さりえずきそうになるのを我慢する

「んぐっ、んっ……」

(ダルク……ダルク助けて)

心の中で何度も愛しい恋人の名前を叫ぶがそれも虚しいだけとすぐに思い知らされる

「んっ、んんっ!」

口内で男の肉棒が大きさを増すと勢いよく放たれる精液にライナは目を見開く

「げほげほ!! かはっ、はあっ、はっ……」

肉棒から口を放して咳き込むライナであったが男はそれを許さず、飲み干せと命令する ライナは涙目になりながらもそれを飲み干していく

「んっ、ごくっ……はあ、はあ……」

それを当然とばかりな態度を取る男

飲めだのなんだの言う方が、男の身勝手というものだ

ダルクであったなら労ってくれたし、ライナの嫌がることは決して強要しない

不愉快だ

シトリスの庇護の元で好き勝手する男にも ダルクとの思い出を汚すような行為を強要してくるシトリスにも

こんな相手に友人は初めてを捧げさせられて都合のいい玩具として扱われていることに苛立ちを覚える

男はそんな彼女たちを思いのままに汚して優越感に浸っている

それがたまらなく腹が立った

「舐めてもらえて嬉しかったみたいね。お返しにあなたのものを舐めたいみたいよ」

「くっ……ありがとうございます」

ライナは屈辱に震えながらも股を開き秘部を晒すと男はそこに舌をねじ込む

しばらく舐められていると秘部はぐっしょりと濡れてしまったが、そこに彼女の体液は含まれていなかった

「あの子ががんばってくれてるのにどうしてあなたは気持ちよくないの?」

「す、すみません……でもその……」

ウィンとエリアために尽くさなければという感情はある

しかし、ダルクから陰唇を愛でてもらったときのときめきを知るライナにとっては男のただ自分だけが満たされれればいいという独りよがりな愛撫に満足のできるはずもなかった

するとシトリスは男を慰めるように抱きしめる

「あなたはなにも悪くないのよ。ライナは迷っているの。本当はあなたのことが好きなのにダルクに申し訳ないと思って自分の気持ちに嘘をついているのよ」

シトリスは平然と男に都合のいい嘘をつくと男の頭を優しく撫でていく

男はそれを疑うことはない

シトリスから与えられるものは己にとって絶対的に正しいものだからだ

シトリスの言葉は男を安心させ、都合の悪い現実から目をそらさせた

「だからそれをはっきりさせればいい」

そういうとシトリスら携帯端末を取り出す

「はじめましてダルク。私はシトリス、蟲惑魔よ。ウィンとエリアとライナは私が預かってるの。ライナから大切なおはなしがあるからちゃんと聞いてあげてね」

「ダルク!?」

ライナは驚きの声をあげる

「そう驚かないで。単なる録画よ。ダルクに聞いてもらうためのね」

シトリスは端末をライナに向ける

「いまからはっきりと決意を示すの。あの子が好きなのか、ダルクが好きなのか。そうすればもう迷うことはなくなるはずよ」

シトリスは答えを求めている

男の性玩具になるかダルクへの想いに殉じるかを

ウィンはエリアは感情を押し殺してその様子を見守る

ライナがここで終わりを選ぶ覚悟を決めながら

「私は……」

ライナの中で様々な感情が入り乱れる

どちらを選んでもなにかを裏切って、なにかを失う気がして言葉が出てこない

するとシトリスがライナに小さく囁く

『ここで助けてと言えばダルクは助けに来るのかしら?』

その言葉にライナは唇を強く噛む

ライナがウィンとエリアを仲間たちと探していた頃は手掛かりらしいものもなくあてのないものであった

この録画がダルク達の元に渡れば少なくとも犯人がシトリスでライナたちが無事であることがわかる

きっとダルクたちは自分たちを助け出すために動きを出すだろう

そしてそれはシトリスの敵になることを意味する

ライナの脳裏にシトリスによって消化された使い魔や女性たちの姿が浮かびその光景がダルクたちと重なる

ライナは天秤にかける

自らの思慕とそこから生まれる犠牲に

ライナは決意する

自分を捨てることを

「私ね、もうダルクのことなんてどうだっていいんだ。気づいたのあっちでいるよりもご主人様を幸せにすることが私のあるべき姿なんだって」

嘘を吐く度にライナの心は悲鳴をあげる

ライナはそれを振り切り言葉を紡ぐ

本当の気持ちを想い人に悟らせないために

「ライナ、あなた……」

ウィンとエリアは悲しげに呟くも止めることはできない

ライナが歩もうとしているのは自分たちと同じ道だから

そこまで彼女を追い詰めた一端を担ってしまった自分たちにその道を止める資格はないと

シトリスは端末を構えたままだ

ライナが男のものになったという証拠を求めているようだ

「ごめんなさいご主人様。本当は大好きなのに素直になれませんでした。どうかこの身体をご主人様に捧げさせてください」

ライナは男を誘うように股を開いていく

「恋人なんて大それたものは求めていません。私はご主人様の性奴隷でいいんです」

男は満足げな笑みを浮かべると勃起した肉棒をライナに突き立てる

「あああっ、ご主人様のっ、入ってくるぅ」

ライナは痛みを堪えながら喘いだ

そして男は激しく腰を打ち付ける

「ああっ、そこぉ!もっと突いて!」

振り返るな、思い出すな

ライナは心の中で叫ぶ

大切な恋人のためにその恋人との幸せなひとときの記憶から目を背ける

「ご主人様っ、気持ちいいです。もっと、もっとぉ!」

ライナは男の腰に脚を絡めると自ら腰を振りはじめる

男はその姿勢のままライナの乳房を激しく揉みしだく

「ああんっ!おっぱいも気持ちよくてっ、おかしくなるぅ」

ライナの身体が男を拒絶している

だがそんなものは大切なものを失う恐怖に比べれば、ほんの些細な痛みにすぎなかった

「あっ、ああっ!もっとぉ」

ライナは男に媚びを売るような声を上げる

ダルクが自身を見限り、自分のことなど忘れてほしいと願って

「ライナはダルクとのあの子のどちらが好きなの?」

「もちろんご主人様。私はご主人様の性奴隷でいたいんです」

「ならライナはダルクとお別れするのね?」

「はいっ!もう、そんな男どうでもいいです。たとえ私の想いが届かなくても私はご主人様のお側にいられればいいんです」

ウィンとエリアは呆然としながらも静かに涙を流す

だがシトリスはそれを許さない

「ほらっ、あなたたちも」

シトリスは端末の矛先をウィンとエリアにを向けると2人は慌てて涙を拭う

ライナが自分の命惜しさにそんなことはしないとわかっていたから

友人の意思を無駄にしないために

同じ痛みを分かち合うために

「そうなのライナはご主人様にメロメロなの。もちろん私達もね。つまらない霊術や友達なんかよりもずっと」

「だからさあダルク。ヒータとアウスにも伝えておいて。もう私たちのことは探さなくていいよ。だって私たちは幸せだから」

壊れていく、いや壊している

今まで築きあげてきたものすべてが化け物の手引によって自分たちの手で

(ごめんねダルク。私がもっと強かったら、もっとあなたを信じることができたなら、助けてって、一緒に戦おうって言えたのかな)

ライナの一瞬の迷いは男にと乳房を吸われる感覚によって遮断される

「ご主人様かわいい。おっぱいちゅうちゅうしながらびゅっーと射して気持ちよくなってください」

そしてライナは男に抱きつくと腰を振って男を射精へと導こうとする

男はそれに応じるように肉棒を激しく脈打たせる

「んっ、きてっ!私もイキますからぁ!ご主人様の精液たくさんください!」

男は奪うことへの優越感に浸りながらライナの膣内に欲望を解き放つ

「あああっ!熱いのが、お腹の中にいっぱい、ふぁあ……」

穢された

膣内をかみつく不愉快ものにライナは自身の大切なものが塗りつぶされたことを実感させる

それ以来ライナたちはダルク等のことを語らないことが暗黙の了解となったがそれらは罪悪と喪失感となって彼女たちの心の中で残り続けていた

シトリスは録画をダルク等に送りつけることはなかった

彼等への精神攻撃が目的ではないため余計な隙を曝す必要はないと考えたからだ

だがそんなことはライナたちには関係のないことだった

自分たちはもうこの世界以外居場所はないのだと心に刻み込まれてしまったから

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