最終更新:ID:EFed4ncmMQ 2022年06月09日(木) 22:49:08履歴
作者:せきつ生花
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「よいしょ……っと!」
大量の洗濯物が入った籠を岸辺に下ろす。額の汗をぬぐいながら龍仙女はポツリと呟いた。
「随分溜まっちゃいましたね……」
洗濯は二人の持ち回りであり、今日は龍仙女がそれをすることになっていた。
手際よく自身の洗濯物を片付けていく龍仙女。残るは拳僧の洗濯物だけとなっていた。
汗と泥にまみれた装束を拡げ、不満を呟く。
「も〜!拳僧くんったらこんなに汚しちゃって……洗濯する側の身にもなってほしいです」
川の水に浸し、洗濯板でゴシゴシと洗っていく。
「でも、それだけいつも頑張ってるって証ですもんね……」
師が闇に堕ちて以降、より一層真剣に修行に励むようになった弟弟子のことを想いながら、龍仙女は洗い終えた装束を拡げた。
「……ちゃんと汚れはとれたかしら?」
龍仙女はおもむろに装束を鼻のところに持っていき、くんくんと臭いを嗅ぐ。
「う〜ん……汚れはともかく臭いはわかりませんね……」
龍仙女は洗濯籠から洗ってない装束を取り出し、その臭いを嗅ぎ比べた。
「うん、綺麗に臭いはとれてます」
洗い終えた装束を脇に置き、洗ってない方の装束を川の水に浸す。
「この服の下に拳僧くんの引き締まったカラダが……って何を考えてるの私は!今は洗濯に集中!」
雑念を圧し殺し、洗濯物をゴシゴシと洗っていく。手元の装束を洗い終えた龍仙女は洗濯籠から新たな洗濯物を取り出す。
「……念のためにこっちの臭いも確認しておきましょう」
だんだん洗濯の目的が別の物へと置き換わり始めていた……
「はぁ、はぁ、拳僧くん、拳僧くぅん……!」
いつの間にか横たわった状態で洗ってない洗濯物に顔を埋めていた。
艶かしくカラダをくねらせながら、必死に洗濯物の臭いを嗅ぐ。荒い息遣いが川のせせらぎを上書きし、周囲の空気を淫靡なものへと塗りかえていった。
「〜〜〜ッ♡」
ブルブルと震えながら静かに絶頂する龍仙女。彼女は今、弟弟子に優しく抱き締められる妄想で頭をいっぱいにしていた。
「あ、洗わないと……」
我に返ったように起きあがり、臭いを嗅ぎ終わった洗濯物を川の水で洗う。洗い終われば次の洗濯物に手を伸ばす……
つまり龍仙女は洗濯物の臭いを嗅ぎ、幸せな妄想に耽り、絶頂した後で洗いに戻るという流れを延々と繰り返し続けていた。
「あっ♡褌♡」
雄の臭いを最も強く放つ洗濯物を前にして龍仙女の理性は儚くも消し飛ぶ。
「拳僧くんの臭い♡頭いっぱいになりゅ♡あ〜むっ♡」
龍仙女は拳僧の褌を口で咥えた。その味と臭いを堪能しつつ、籠の中からもう一つの褌を取り出す。その褌を濡れそぼった己の秘所に突っ込んだ。
「んん〜〜〜ッ♡♡♡拳僧くんのが中に入って♡♡♡♡♡」
ビクンビクンとカラダを痙攣させ、秘所から潮を噴き上げる。
そこにはもはや洗濯の目的を忘れ、必死に自慰に耽る少女の姿があった。
「あへぇ♡……そうだ……あらわなきゃだった……」
己の愛液で汚れに汚れた拳僧の褌を見て、龍仙女は我に返るのだった。
「『分担は止めて自分の洗濯物は自分で洗うようにする』……ですか?」
「そうよ!自分のことはちゃんと自分でやらないと!」
「なるほど……はい!わかりました!これから毎日俺は俺の分を洗います!」
「い、いい返事ね……」
拳僧は夕食を掻き込み終わると、こう続けた。
「正直なところ、龍仙女さんの服を洗うのってなんか恥ずかしかったんですよ。だから俺としても大助かりです!」
「なっ……!」
拳僧の思いがけない告白に龍仙女は耳まで赤く染まる。
「わ、私の服に何か変なことしてないでしょうね!」
「そんなことするわけないじゃないですか!」
「〜〜〜ッ!」
(そこはしてなさいよ!まるで私だけが変態みたいじゃない!)
拳僧はあくまで真っ直ぐな青年だ。こんなことで嘘は吐かない。そんなことは龍仙女が誰よりも知っていた。
「でも残念だなぁ……龍仙女さんはいつもピカピカに洗ってくれるから助かってたんですけどね……俺だとこんなに綺麗には洗えませんから」
「……いいわよ」
「へ?」
「洗濯物は全部私がやってあげるって言ってるの!」
「で、でもさっき龍仙女さんは『自分のことはちゃんと自分でやるべき』って……」
「貴方は修行が最優先!仕方ないから私が全部やってあげるって言ってるの!」
「あ、ありがとうございます!より一層精進します!」
「わかればいいのよ……わかれば」
かくして、洗濯物は龍仙女が全てを受け持つこととなったのだった。
後日、水の龍脈に邪なものを持ち込んだとして龍仙女がシュターナにお仕置きされるのはまた別の話……
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「よいしょ……っと!」
大量の洗濯物が入った籠を岸辺に下ろす。額の汗をぬぐいながら龍仙女はポツリと呟いた。
「随分溜まっちゃいましたね……」
洗濯は二人の持ち回りであり、今日は龍仙女がそれをすることになっていた。
手際よく自身の洗濯物を片付けていく龍仙女。残るは拳僧の洗濯物だけとなっていた。
汗と泥にまみれた装束を拡げ、不満を呟く。
「も〜!拳僧くんったらこんなに汚しちゃって……洗濯する側の身にもなってほしいです」
川の水に浸し、洗濯板でゴシゴシと洗っていく。
「でも、それだけいつも頑張ってるって証ですもんね……」
師が闇に堕ちて以降、より一層真剣に修行に励むようになった弟弟子のことを想いながら、龍仙女は洗い終えた装束を拡げた。
「……ちゃんと汚れはとれたかしら?」
龍仙女はおもむろに装束を鼻のところに持っていき、くんくんと臭いを嗅ぐ。
「う〜ん……汚れはともかく臭いはわかりませんね……」
龍仙女は洗濯籠から洗ってない装束を取り出し、その臭いを嗅ぎ比べた。
「うん、綺麗に臭いはとれてます」
洗い終えた装束を脇に置き、洗ってない方の装束を川の水に浸す。
「この服の下に拳僧くんの引き締まったカラダが……って何を考えてるの私は!今は洗濯に集中!」
雑念を圧し殺し、洗濯物をゴシゴシと洗っていく。手元の装束を洗い終えた龍仙女は洗濯籠から新たな洗濯物を取り出す。
「……念のためにこっちの臭いも確認しておきましょう」
だんだん洗濯の目的が別の物へと置き換わり始めていた……
「はぁ、はぁ、拳僧くん、拳僧くぅん……!」
いつの間にか横たわった状態で洗ってない洗濯物に顔を埋めていた。
艶かしくカラダをくねらせながら、必死に洗濯物の臭いを嗅ぐ。荒い息遣いが川のせせらぎを上書きし、周囲の空気を淫靡なものへと塗りかえていった。
「〜〜〜ッ♡」
ブルブルと震えながら静かに絶頂する龍仙女。彼女は今、弟弟子に優しく抱き締められる妄想で頭をいっぱいにしていた。
「あ、洗わないと……」
我に返ったように起きあがり、臭いを嗅ぎ終わった洗濯物を川の水で洗う。洗い終われば次の洗濯物に手を伸ばす……
つまり龍仙女は洗濯物の臭いを嗅ぎ、幸せな妄想に耽り、絶頂した後で洗いに戻るという流れを延々と繰り返し続けていた。
「あっ♡褌♡」
雄の臭いを最も強く放つ洗濯物を前にして龍仙女の理性は儚くも消し飛ぶ。
「拳僧くんの臭い♡頭いっぱいになりゅ♡あ〜むっ♡」
龍仙女は拳僧の褌を口で咥えた。その味と臭いを堪能しつつ、籠の中からもう一つの褌を取り出す。その褌を濡れそぼった己の秘所に突っ込んだ。
「んん〜〜〜ッ♡♡♡拳僧くんのが中に入って♡♡♡♡♡」
ビクンビクンとカラダを痙攣させ、秘所から潮を噴き上げる。
そこにはもはや洗濯の目的を忘れ、必死に自慰に耽る少女の姿があった。
「あへぇ♡……そうだ……あらわなきゃだった……」
己の愛液で汚れに汚れた拳僧の褌を見て、龍仙女は我に返るのだった。
「『分担は止めて自分の洗濯物は自分で洗うようにする』……ですか?」
「そうよ!自分のことはちゃんと自分でやらないと!」
「なるほど……はい!わかりました!これから毎日俺は俺の分を洗います!」
「い、いい返事ね……」
拳僧は夕食を掻き込み終わると、こう続けた。
「正直なところ、龍仙女さんの服を洗うのってなんか恥ずかしかったんですよ。だから俺としても大助かりです!」
「なっ……!」
拳僧の思いがけない告白に龍仙女は耳まで赤く染まる。
「わ、私の服に何か変なことしてないでしょうね!」
「そんなことするわけないじゃないですか!」
「〜〜〜ッ!」
(そこはしてなさいよ!まるで私だけが変態みたいじゃない!)
拳僧はあくまで真っ直ぐな青年だ。こんなことで嘘は吐かない。そんなことは龍仙女が誰よりも知っていた。
「でも残念だなぁ……龍仙女さんはいつもピカピカに洗ってくれるから助かってたんですけどね……俺だとこんなに綺麗には洗えませんから」
「……いいわよ」
「へ?」
「洗濯物は全部私がやってあげるって言ってるの!」
「で、でもさっき龍仙女さんは『自分のことはちゃんと自分でやるべき』って……」
「貴方は修行が最優先!仕方ないから私が全部やってあげるって言ってるの!」
「あ、ありがとうございます!より一層精進します!」
「わかればいいのよ……わかれば」
かくして、洗濯物は龍仙女が全てを受け持つこととなったのだった。
後日、水の龍脈に邪なものを持ち込んだとして龍仙女がシュターナにお仕置きされるのはまた別の話……
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