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軍貫マン
魔物との戦闘で勝利した勇者はいの一番に水遣いの元へと駆け寄るとスタンプカードを手渡した

 「まったく、なにを浮かれているのですか?魔鉱戦士さんやグリフォンライダーさんはそんなことをせずともお役目を果たしてますよ」

 スタンプカードとは戦いの才能がありながらもその臆病な性格ゆえに敵から逃げ出してしまう勇者のために水遣いが仕方なく用意したものだ

 勇者が戦闘で活躍するたびにポイントが加算されていきポイントを消費すればそれに見合った水遣いからの褒美を与える

 マッサージや手料理を振る舞うといった健全なものからキスと本番は禁止だが夜の相手をするといったいかがわしいものもある

 「勇者様、自覚していますか?あなたがポイントを消費して浅ましい要求をするたびに心底軽蔑し、吐き気を催しながら我慢している私の気持ちを……」

 水遣いの言葉に勇者はバツの悪い笑みを浮かべながら謝罪を述べる

 「なにを偽善者ぶっているのですか?本当に悪いと思っているならいつまでもこんなこと続けませんよね?」

 勇者は水遣いの言葉に反論できずに押し黙るよりなかった

 深夜

 勇者一行は野営のために天幕を設置するとそこに勇者と水遣いが二人きりで入る

 勇者がポイントを消費して夜伽を要求したからだ

 「勇者様、わかっていますか?この行為は勇者様以外には百害あって一利もないのですよ。私が不愉快な思いをするのは当然ですが、魔鉱戦士さんとグリフォンライダーさんはその間、魔物の襲撃に備えて天幕の見張りを交代で行っているのですよ。お二人は優しい方なので勇者様に不満を漏らしたりはしませんが、少なくとも良い気分ではないでしょうね」

 勇者は俯いたまま何も言わない

 水遣いはそんな勇者の様子を見てため息をつくと服を脱ぎ始めた

 ローブ、ワンピース、そして下着に手をかける、その様子はどこか淡々としていて事務的な印象を受ける

 だが露わになった、支えを失い大きく揺れる乳房とむっちりとした肉付きのいい太腿は勇者の興奮を高めるには十分すぎる代物だ

 「よくもまあ飽きないものですね。その情熱をもっと別のことに向けられないのですか?真っ当に生きていれば魔鉱戦士さんやグリフォンライダーさんみたいに伴侶や将来を誓う相手と出会えたでしょうに」

 水遣いは呆れたように呟くと勇者の股間に手を伸ばした すでに怒張しきったそれを優しく握るとゆっくりと上下にしごき始める 最初は緩やかだったストロークは徐々に速くなっていき、やがて小刻みなものに変わる

 「どうですか?勇者の特権を振りかざして軽蔑されている相手に奉仕をさせる気分は?情けなくはないのですか?」

 水遣いの手淫によってもたらされる快楽に身を震わせながらも、それでも勇者は歯を食い縛って耐えていた

 「まだ余裕があるようですね。ではもう少し刺激を強くしましょう」

 水遣いは表情一つ変えずそう言うと勇者の肉棒をさらに激しく責め立てる

 亀頭を指先でなぞるように愛撫すると竿全体を包み込むようにして擦り上げていく

 あまりの激しさに勇者の限界はすぐに訪れた

 「出したようですね。可哀そうな精子。こんな身体で生まれたばかりに一生その役目を果たせぬまま消えていくなんて」

 水遣いは手についた精液を手早く拭き取ると、冷たい眼差しで射精後の余韻に浸る勇者を見つめながら呟いた

 「触りたいのですか?どうぞお好きになさってください」

 勇者は言われるまま水遣いの豊満な胸に手を伸ばす

 柔らかく弾力のある感触を楽しむかのように揉みしだいた後、乳首を口に含んで吸い上げる

 「母親は赤子に吸われると強い愛情を感じると言われていますが、勇者様にそんなことされてもちっとも嬉しくありませんね。むしろ嫌悪感しか感じません」

 まったく好意の抱かれていない相手に母性を求めて甘える勇者の姿はひどく滑稽ではあるが、それでも満足らしく肉棒は硬さを取り戻した

 「無駄に体力だけはありますね。次はなにをすればいいのですか?」

 勇者が次の要求を伝えると、水遣いは露骨に顔をしかめた

 「太腿で挟むのですか?気色悪いですね。いつもそんなことを考えながらジロジロ見ていたのですか?」

 水遣いは渋々といった様子で勇者の肉棒を太腿の間に挟み込んだ

 「んっ……ふぅ……これでよろしいでしょうか?うわっ、ビクビクしています。こんなことで感じるとか本当に気持ち悪いですね」

 蔑みの言葉を吐き捨てながらも、水遣いの動きはどんどん加速していく そしてとうとう限界が訪れた

 「また出すんですか?本当に節操のない人ですね。ほら出しなさい!」

 水遣いは射精を促すためラストスパートをかける

 「くっ!気持ち悪い……」

 勇者は大量の精液を吐き出した

 水遣いは不快感を隠しきれない様子で精液を拭き取ると勇者は口で綺麗にするよう要求する

 水遣いは心底嫌そうだったが仕方なくそれに従った

 「んちゅ、れろぉ……」

 水遣いは嫌悪感に苛まれながら勇者のモノに舌を這わせる

 「正気ですか?こんなもの舐めさせるなんて。頭おかしいんじゃないですか?苦くて、不味くて、最低です」

 水遣いはうんざりとしながら掃除を行う

 その光景はあまりにも倒錯的であった

 「終わりましたよ。もう気が済みましたよね?」

 だが勇者は水遣いの口奉仕に興奮したらしくさらなる奉仕を要求した

 「まだ続ける気ですか!?どこまで私を苦しめれば気が済むのですか?何度も相手させられる私の身にもなってください」

 水遣いは呆れた様子だが、突如天幕に何者かが侵入する

 「勇者よ、励んでいるか」

 「騎士様♡」

 外法の騎士である

 勇者一行の道中で時折意味深な助言を与えたり、敵になったり、味方になったりする謎の多い男である

 詳しいことは不明だが水遣いとはどうやら恋人同士らしい

 水遣いが外法の騎士に向ける声はどこか甘ったるく媚びたものだった

 「勇者様、申し訳ありませんが出て行ってもらえませんか。この件は別の日に埋め合わせをしますので。よもや私と騎士様の貴重な時間を邪魔したりはしませんよね?」

 水遣いの口調は有無を言わせぬ迫力がある

 「そう言ってやるな、水遣いよ。我らは明日の命も分からぬ身。追い出すのは酷というものだ。勇者が望むなら我らの交わりを見せ付けてやってもよいではないか」

 「よかったですね勇者様。騎士様がお優しい方で好きなだけ見てもいいのですよ。もちろん邪魔したり、声をだしたら即刻スタンプカードのポイントを減らしますが」

 そういうと二人は自分たちの世界に没頭する

 「んちゅ…はむっ…はあん…騎士様ぁ」

 外法の騎士と口づけをする水遣いの表情はこれまでの冷淡な姿とは打って変わって幸せそうで二人はお互いの唇を貪り合う

 なお外法の騎士は口づけをする際も口元しか露わにしない

 水遣い曰く素顔はかっこよすぎて直視できないのだとか

 「騎士様♡ずっとお会いしたかった」

 「私もだよ」

 水遣いは身体を押し付けるようにして密着させ、足を絡めると腰をくねらせる

 「騎士様、申し訳ございません。いくら勇者様のやる気を引き出すためとはいえ、このようなことをして。私はあなたを裏切ってしまいました」

 「熟慮の末の行動なのだろう。咎めるつもりはないさ。私は変わらず君を愛すだけだ」

 「ありがとうございます。騎士様私も同じ気持ちです」

 そう言いながら水遣いの尻を撫でまわすと、彼女は艶っぽい吐息を漏らして身を捩った

 「勇者よ、見ているだけでは退屈であろう。好きなようにしても構わん」

 勇者は自身の肉棒を掴み彼らの睦まじい姿を見ながらしごき始めた

 「勇者様は私たちを見て自慰をしているようですね。まったく変態もいいところです。勇者様では絶対に引き出せない私を目に焼きつけてくださいね」

 水遣いは勇者に侮蔑の言葉を投げかける

 その表情は日頃の鬱憤を晴らすかのように生き生きとしていた

 「そろそろいいか」

 「はい、いつでも大丈夫ですよ」

 勇者がなにをしても決して反応を示さない水遣いの秘部は既に愛液で濡れていた

 「行くぞ」

 「来て下さい」

 外法の騎士の剛直が水遣いの膣内に挿入される

 「あああっ♡凄いっ♡大きいです♡騎士様のものがいちばんです♡それに比べたら勇者様の粗末なものなど路傍の石のようなものです」

 水遣いは余裕たっぷりに微笑む

 「そう言ってやるな。私とて他人と比較されるのは面白くないぞ」

 「ごめんなさい。でも本当のことなので」

 水遣いは悪戯っぽく笑う

 「動くぞ」

 「はい、お願いします」

 水遣いは身体を仰け反らせながら快楽に浸っている

 「ああんっ♡見ていますか勇者様。これが本当に愛しあうということですよ。勇者様が日頃されていることがどれだけ独りよがりなのかよく分かりましたか?」

 勇者は何も答えずに自分の肉棒をしごく速度を上げる

 「騎士様ぁ、もっとシテぇ♡騎士様と私がお似合いだってところいっぱい勇者様に見せつけてぇ♡ほらっ、ほらっ♡」

 水遣いは自ら腰を振りながら挑発的な笑みを浮かべる

 「んっ、ふぅ……はっ、はっ、はっ……」

 水遣いの呼吸はどんどん荒くなり、絶頂が近いことが分かる

 「射すぞ水遣い」

 「はいぃ♡いっぱい出してくだしゃい♡」

 水遣いは一際強く外法の騎士にしがみつくと、全身を大きく痙攣させた

 「ああ……出てるぅ……幸せぇ♡」

 水遣いの膣から大量の白濁液か注ぎ込まれる

 同時に勇者も限界を迎え誰も受け止めることのないものが虚空を舞う

 「んんっ、じゅっ♡騎士様、おいひぃ♡」

 水遣いは言われずとも外法の騎士の肉棒を掃除していた

 「ありがとう水遣い」

 「もう行ってしまわれるのですか?寂しいです」

 水遣いは名残り惜しそうに外法の騎士を見つめる

 「勇者よ、水遣いはあのような態度ではあるが彼女なりにお前の身を案じているのだ。これからも良き仲間であってほしい」

 外法騎士はそういってどこかへと飛び去っていった

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