伊勢について語る前に、昔話を一つ語ろう。
愛宕パリコレ事件が起こる一年ほど前、伊勢というローション売りの少女がおりました。
「あ、あの!ローションは如何ですか……! あ、ローションは、あぅっ!あっ、す、すみませんっ!ごめんなさい!ごめんなさい!
……はぁ、今日も売れないなぁ……ローション……」
時は2/15。伊勢はかごいっぱいのローションを抱え、道行く人に売ろうと頑張っていました。
少し前の話。
この時と同じようにローションが売れずに露頭に迷いそう担っていた時、どこからともなく声が聞こえてきました。
『諦めるな!』
「あなたは!?」
『儂はローションの神じゃ。よいか、もうすぐバレンタインじゃ。その日が近づくにつれローションはバカ売れする。
それまで蓄えを貯めるのじゃ。しかし忘れるな。2/15を過ぎれば売れなくなる。止め時を見余るでないぞ』
そして2/15。昨日はバカ売れだったローションが今日は全く売れません。
昨日の売り上げを全部ローションに突っ込んだ伊勢は一文無しです。
「どうしようかしら……これじゃぁ今晩食べるものもないわ……」
とぼとぼと伊勢は歩いています。どの家庭からも明るい話し声が漏れておりローションなんて雰囲気ではありません。
伊勢は籠の中の大量のローションを見つめ、思いついたことを言い放ちます。
「エイドリアーーーーーン!!
はぁ……私にもロッキーみたいな素敵な人が現れてくれないかしら……」
そこへ現れたのは朝レ鎮の中央広場でよく見かけるガタイのいいお兄さん、そう、ジャマ金でした。
「Yah-man, 困ってんなら力を貸すぜ兄妹。付いて来いよ。お前に会わせたい奴がいるんだ」
何だろうついて行きたくないな、とは思ったものの伊勢にはもう頼るものはありません。
仕方なく彼についていく事にしました。するとそこに居たのは覚えのある顔ではありませんか。
伊勢は思わずその名前を大声で呼んでしまいました。
「愛宕さん!?…いえ違うわ。これは愛宕さんの精巧な着ぐるみ…?なんでこんなものが…」
「クリスマスプレゼントだ、兄弟。持って行くといい。」
そう言って彼は去って行きました。
残された伊勢と愛宕の着ぐるみ。しかもその愛宕は全裸です。
これはまるでダッチワイフではないか。これをどうしろと。
ふと足元の荷物に目が止まりました。
ローション。そしてダッチワイフ。伊勢は気づきました。
「そうか!セットで売りだせばいいんだ!
でもダッチワイフは一つしかない…。
元手を取るにはこれを高価で買ってくれてローションを大量に使いそうな人に売るしか…」
伊勢はローションを買っていった人達の顔を思い出そうとしましたが、
みんな変装したり俯いて買って行くので顔が思い出せません。
ハゲヅラ正規空母が先日来ましたが、少量でしかも相手がいるのでダッチワイフはいらないでしょう。
伊勢は悩みます。
「どうしよう……買ってくれそうな人なんて……
そうだわ!日向なら!エッチな事には使わないけど、職人気質の日向なら!
この精巧にできたダッ……着ぐるみを欲しがるかもしれない!」
あれでいい仕事には素直に賞賛の言葉を贈る日向のことです。
もしかしたら高値で買ってくれるかもしれません。
ただその場合、日向と同室である自分が日夜そのダッチワイフの姿を拝むことになるであろう事には少し迷いますが、贅沢を言っている場合ではありません。
「日向!!ダッチワイフとローションセットで百万円でどう?!」
「悪くないんじゃないか?良くもないがな(キリッ」
「日向ったらもぉ〜〜〜〜〜〜<3」
このあと滅茶苦茶たぱぱした。
![](https://image02.seesaawiki.jp/a/s/asales/0ef0522a8912b56d.jpg)
それからというもの、伊勢は日向とお風呂場でローションつかってあれこれしている。
ローションをかき混ぜるのは日向。
受けも日向。マグロも日向。
ローションプレイについては伊勢はわりと夢中だが、日向はよくも悪くもないらしい。
愛宕パリコレ事件が起こる一年ほど前、伊勢というローション売りの少女がおりました。
「あ、あの!ローションは如何ですか……! あ、ローションは、あぅっ!あっ、す、すみませんっ!ごめんなさい!ごめんなさい!
……はぁ、今日も売れないなぁ……ローション……」
時は2/15。伊勢はかごいっぱいのローションを抱え、道行く人に売ろうと頑張っていました。
少し前の話。
この時と同じようにローションが売れずに露頭に迷いそう担っていた時、どこからともなく声が聞こえてきました。
『諦めるな!』
「あなたは!?」
『儂はローションの神じゃ。よいか、もうすぐバレンタインじゃ。その日が近づくにつれローションはバカ売れする。
それまで蓄えを貯めるのじゃ。しかし忘れるな。2/15を過ぎれば売れなくなる。止め時を見余るでないぞ』
そして2/15。昨日はバカ売れだったローションが今日は全く売れません。
昨日の売り上げを全部ローションに突っ込んだ伊勢は一文無しです。
「どうしようかしら……これじゃぁ今晩食べるものもないわ……」
とぼとぼと伊勢は歩いています。どの家庭からも明るい話し声が漏れておりローションなんて雰囲気ではありません。
伊勢は籠の中の大量のローションを見つめ、思いついたことを言い放ちます。
「エイドリアーーーーーン!!
はぁ……私にもロッキーみたいな素敵な人が現れてくれないかしら……」
そこへ現れたのは朝レ鎮の中央広場でよく見かけるガタイのいいお兄さん、そう、ジャマ金でした。
「Yah-man, 困ってんなら力を貸すぜ兄妹。付いて来いよ。お前に会わせたい奴がいるんだ」
何だろうついて行きたくないな、とは思ったものの伊勢にはもう頼るものはありません。
仕方なく彼についていく事にしました。するとそこに居たのは覚えのある顔ではありませんか。
伊勢は思わずその名前を大声で呼んでしまいました。
「愛宕さん!?…いえ違うわ。これは愛宕さんの精巧な着ぐるみ…?なんでこんなものが…」
「クリスマスプレゼントだ、兄弟。持って行くといい。」
そう言って彼は去って行きました。
残された伊勢と愛宕の着ぐるみ。しかもその愛宕は全裸です。
これはまるでダッチワイフではないか。これをどうしろと。
ふと足元の荷物に目が止まりました。
ローション。そしてダッチワイフ。伊勢は気づきました。
「そうか!セットで売りだせばいいんだ!
でもダッチワイフは一つしかない…。
元手を取るにはこれを高価で買ってくれてローションを大量に使いそうな人に売るしか…」
伊勢はローションを買っていった人達の顔を思い出そうとしましたが、
みんな変装したり俯いて買って行くので顔が思い出せません。
ハゲヅラ正規空母が先日来ましたが、少量でしかも相手がいるのでダッチワイフはいらないでしょう。
伊勢は悩みます。
「どうしよう……買ってくれそうな人なんて……
そうだわ!日向なら!エッチな事には使わないけど、職人気質の日向なら!
この精巧にできたダッ……着ぐるみを欲しがるかもしれない!」
あれでいい仕事には素直に賞賛の言葉を贈る日向のことです。
もしかしたら高値で買ってくれるかもしれません。
ただその場合、日向と同室である自分が日夜そのダッチワイフの姿を拝むことになるであろう事には少し迷いますが、贅沢を言っている場合ではありません。
「日向!!ダッチワイフとローションセットで百万円でどう?!」
「悪くないんじゃないか?良くもないがな(キリッ」
「日向ったらもぉ〜〜〜〜〜〜<3」
このあと滅茶苦茶たぱぱした。
![](https://image02.seesaawiki.jp/a/s/asales/0ef0522a8912b56d.jpg)
それからというもの、伊勢は日向とお風呂場でローションつかってあれこれしている。
ローションをかき混ぜるのは日向。
受けも日向。マグロも日向。
ローションプレイについては伊勢はわりと夢中だが、日向はよくも悪くもないらしい。
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