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株式会社キンカ堂(きんかどう)は、かつてスーパーマーケットチェーンを運営していた日本の会社。

概要

「キンカ堂」や「バイハンズ」の名称でスーパーマーケットチェーンの他、衣料品専門店も経営していた。非上場会社。
2010年2月22日、東京地方裁判所に破産手続開始の申立て(自己破産)をし、同日から全店舗が閉鎖された。負債額45億円。

足利店

栃木県足利市永楽町8-2、JR足利駅と東武足利市駅の中間地点、足利市の中心に立地していた。
1970年7月オープン。開業当時の店舗面積は12,499m2と、当時の足利市内最大の売場面積であり、売上も足利市内最大であった。
1977年に地上5階建へ増床される。
1982年に田中町へイトーヨーカ堂足利店が進出したのを皮切りに、1985年に朝倉町でコムファーストショッピングセンターが開業、1998年に朝倉町にダイエー系のディスカウントストアDマートが開業するなど渡良瀬川以南の河南地区への商業集積が進み、集客力が低下していく。
1998年5月に閉店。
店舗跡の建物はそのままNPO法人が使用していたが移転後、空店舗の状態が続いていた。
2008年6月に冠婚葬祭業のアルファクラブグループのアルファクラブ栃木が約6,600m2の土地を買収して建物を解体し、跡地に教会と披露宴会場、レストランなどを備える結婚式場を建設することになった。(「Belle fuga」として2010年5月開業)

佐野店

栃木県佐野市堀米町3937、東武佐野線堀米駅近くに立地していた。
1995年10月にハイパーマーケット業態で開店し、1996年4月に一般的な総合スーパーに転換した。
地上2階建、売場面積約13,435m2で屋上を含む1,500台の大型駐車場を併設したキンカ堂最大の店舗だった。
ワンストップショッピングが可能な店舗として広域から集客、会員カードによる固定客の囲い込みが奏効し、1998年度に直営店の売上高で約60億円を上げた。
2008年1月20日にキンカ堂が食品販売部門を廃止したため、食料品売場には食品スーパーの「カスミ」が同年3月20日にフードマーケットカスミ堀米店を出店したが、2010年4月25日に撤退した。
2010年2月22日に自己破産を申請したことに伴い直営の売場部分が同日閉店したが、テナントは営業を続けた。
店舗跡は建物をそのままに、商業コンサルタント会社の「やまき」が2010年5月から賃貸契約を結び、既存のテナントを残しながら改装して複合商業施設として同年11月に再生することを目指したが実現しなかった。
現在建物は解体済み。

館林店

群馬県館林市本町2-4-1、館林駅から徒歩5分の場所にあり、駅のホームから屋上の縦長な看板を見ることが出来た。
建物は地下1階地上4階建、敷地面積約15,090m2、駐車場は約300台。
1973年12月2日百貨店として開店し、館林駅前の中心街で唯一の大型商業施設として営業していた。
2008年1月20日にキンカ堂が食品販売部門を廃止したため、館林店も地下食品売場が閉鎖された。その後、閉店までの約1年間、地下ではフードコートとパン屋のみが営業していた。後継の食品販売テナントが入店することなく、翌2009年2月15日に37年の歴史に幕を下ろした。
近隣地域に車で行きやすい大型ショッピングセンターが進出して顧客の流出が進み、業績が悪化していた。

太田店

群馬県太田市飯田町618-1、Kパワーとして営業していた。
1999年10月10日閉店
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