２、いや、危険だ！ 背後に回って様子を見る
最終更新：ID:7X0enTtQAA 2016年10月24日(月) 12:37:52履歴
755 : 2、 sage 2016/10/11(火) 14:11:19
いや、わざわざ正面から突進するのは危険だろう。
まさかあのペチャパイで本当に乳魔ってこともないだろうが、何らかの罠を張ってる可能性は十分にある。
幸い、フィアの尻尾はノインの物と違って猫尻尾。
ペニスを咥え込まれての尻尾責めはないだろうし、バックを取って抑え込んじまえばこっちが一方的に有利になるはずだ。
「ふん、怖気づいてかかってこれないのだ？」
「はっ。焦んなくても今ヒーヒー言わせてやんよ――っと！」
俺はフィアに向けて飛び出すと、数歩ステップを踏んだところで真横に飛び退いた。
そのまま三角跳びの要領で体を切り返し、フィアの側面から背後に飛び込む。
部活のBFでも多用していた、男の身体能力を最大限に利用した奇襲だ。
これにまともに反応できる女は、都内じゃ明日香くらいしかいなかったぜ――！
「ふん。乳魔って言っちゃえば、背後から狙って来るのはわかってたのだ☆」
だが――フィアは、してやったりといった顔で笑っていた。
――ズルゥッ！
「なぁっ！？」
思わず間抜けな声が漏れてしまった。
なぜか信じられないくらいヌルヌルしていた床に足を取られ、尻もちをついてズッテーンとひっくり返る俺。
なんだぁ、これっ！？
「フッ。天才フィーのパーフェクト☆トラップ！ なのだぁ☆」
痛々しいウィンクをかましながら、フィアは手持ちの注射器をマイクでコツコツと叩いて見せた。
「フィーの注射器の中身は、超・強・力☆ローションなのだ！
予め床に撒いておけば摩擦ゼロ☆ 踏んじゃったお兄ちゃんはもう立ち上がれないのだ〜☆」
「な、なんだって〜！？」
言い知れない情けなさがこみ上げてきた。
何が情けないって、こんな頭の軽そうなガキの作戦にまんまとハマっちまった自分が情けない。
だが――クソッ、これって意外とマズイんじゃねーのか？
俺だけ立てねーんじゃ、このまま一方的に――
「ふっふっふ。そう、一方的に責めて、嬲って、イかせてやるのだ☆
さ〜て、お兄ちゃんはどんな風にフィーに――」
フィアは、余裕たっぷりに笑いながら俺の方に近づいて来る。
その足が――一歩、俺が塗れているローションの海に踏み込んだ。
「にゃぬ！？」
「・・・、・・・・」
そんで、ズッテーンと、ズッコケた。
倒れた拍子に注射器の中に残っていたローションまでぶちまけられ、辺り一面がヌルヌル地獄と化す。
フィアはそのど真ん中に飲まれ――俺と全く同じように、自分じゃ立てなくなっていた。
「・・・」
「・・・」
ローションまみれのステージに横たわる俺たちの間に、気まずい沈黙が漂った。
「く・・・。フィーの武器を逆に利用するなんて、お前もなかなか考えたものなのだっ！」
「コイツバカだぁぁあああああああっっっ！！！！」
俺はあらん限りの声で叫んでいた。
恥ずかしい。何が恥ずかしいって、一回はこいつの作戦にかかっちまった自分が一番恥ずかしいじゃねぇかよクソッ！
あ〜もうなんだこれ！ 滑って立てねぇし向こうも立てねぇし、何してんだ俺たちは！
ID:rQmZQBvk0 返信
756 : 2、 sage 2016/10/11(火) 14:12:05
「な、なんなのだこれ！ 全然立てないし、ヌルヌルするし、こんな作戦考えたアホはどこのどいつなのだぁっ！」
「お前だよっ、お前！ そんなアホなやつお前しかいねぇよ！ このアホガキ！」
「なっ・・・！ ふ、ふんっ。フィーがアホなら、そのアホの作戦に引っかかったお兄ちゃんはドアホなのだ！
おい、ドアホ！ 人のことアホアホ言ってる暇があったら、さっさと脱出する方法でも考えやがるのだ！」
「アホのくせに人のことドアホとか言ってんじゃねぇぞこのアホ！
つか方法思いついても、わざわざテメェに教えるわけねーじゃねぇかこのバーカ！」
「く、ぐぬぬ・・・」
口元を引き結んで身悶えるフィア。
くそ、脱出できねぇからって無駄に羽をバタバタさせてんじゃねーよウザッてぇ！
しかし――どうする？ お互いに脱出方法がねぇんじゃ責めようがねぇ。
考えろ！ 頭をフル回転させて考えろ！ フィアにも脱出方法がない今は、考えようによっちゃチャンスじゃねぇか！
っ！ そ、そうか！
「ふ、ふんっ。お兄ちゃんはバカそうだから、どうせまともに脱出する方法なんか思いつけないのだ。
その隙にフィーが出る方法を考えれば、それでもうフィーの勝ち――！？」
何事かを言いかけたフィアが、俺の方を見て絶句した。
プルプルするほど全身に力を込め――四つん這いで立ち上がっている俺を見て。
「はっ！ はっはっはっは！ み、見たかぁっ！
二本足で立てなくても、両手も使えば摩擦力は二倍！
さらに腹筋とか背筋にも力を入れて指の力にプラスすることで、こんなヌルヌルの床でも立つことができるんだぜぇ！」
「てっ、手を使うことを思いつくなんて、なんて頭がいいヤツなのだ！
ふんっ。でも、それをフィーに見せたのは失敗だったのだ。
フィーも、同じようにすれば・・・なっ！ で、できないのだ！
そもそもどうして腹筋とか背筋で指の力が強くなるのか分からないのだ！」
「はっ、そんなもん――あれ？ そういやどうしてだろな。
まあ立てちまったもんはいいじゃねぇか！ オラ、覚悟しやがれ電波ロリがぁ！」
「にゃっ！？ ま、待て！ 待つのだ〜！」
フハハハハ！ お前とは頭のデキが違ったようだなぁ！
待つわけねぇだろが！ 一度飛びかかって押さえ込んじまえば、あとはもう立てなくても全然構わねぇしな！
四つ這いのまま犬のように飛びかかる俺。さぁて、お仕置きの時間だぜっ！
俺は――
３、速攻！ バックから突っ込んで勝負を決める！
４、まんぐり返しに抑え込んで一方的に責める。
ID:rQmZQBvk0 返信
いや、わざわざ正面から突進するのは危険だろう。
まさかあのペチャパイで本当に乳魔ってこともないだろうが、何らかの罠を張ってる可能性は十分にある。
幸い、フィアの尻尾はノインの物と違って猫尻尾。
ペニスを咥え込まれての尻尾責めはないだろうし、バックを取って抑え込んじまえばこっちが一方的に有利になるはずだ。
「ふん、怖気づいてかかってこれないのだ？」
「はっ。焦んなくても今ヒーヒー言わせてやんよ――っと！」
俺はフィアに向けて飛び出すと、数歩ステップを踏んだところで真横に飛び退いた。
そのまま三角跳びの要領で体を切り返し、フィアの側面から背後に飛び込む。
部活のBFでも多用していた、男の身体能力を最大限に利用した奇襲だ。
これにまともに反応できる女は、都内じゃ明日香くらいしかいなかったぜ――！
「ふん。乳魔って言っちゃえば、背後から狙って来るのはわかってたのだ☆」
だが――フィアは、してやったりといった顔で笑っていた。
――ズルゥッ！
「なぁっ！？」
思わず間抜けな声が漏れてしまった。
なぜか信じられないくらいヌルヌルしていた床に足を取られ、尻もちをついてズッテーンとひっくり返る俺。
なんだぁ、これっ！？
「フッ。天才フィーのパーフェクト☆トラップ！ なのだぁ☆」
痛々しいウィンクをかましながら、フィアは手持ちの注射器をマイクでコツコツと叩いて見せた。
「フィーの注射器の中身は、超・強・力☆ローションなのだ！
予め床に撒いておけば摩擦ゼロ☆ 踏んじゃったお兄ちゃんはもう立ち上がれないのだ〜☆」
「な、なんだって〜！？」
言い知れない情けなさがこみ上げてきた。
何が情けないって、こんな頭の軽そうなガキの作戦にまんまとハマっちまった自分が情けない。
だが――クソッ、これって意外とマズイんじゃねーのか？
俺だけ立てねーんじゃ、このまま一方的に――
「ふっふっふ。そう、一方的に責めて、嬲って、イかせてやるのだ☆
さ〜て、お兄ちゃんはどんな風にフィーに――」
フィアは、余裕たっぷりに笑いながら俺の方に近づいて来る。
その足が――一歩、俺が塗れているローションの海に踏み込んだ。
「にゃぬ！？」
「・・・、・・・・」
そんで、ズッテーンと、ズッコケた。
倒れた拍子に注射器の中に残っていたローションまでぶちまけられ、辺り一面がヌルヌル地獄と化す。
フィアはそのど真ん中に飲まれ――俺と全く同じように、自分じゃ立てなくなっていた。
「・・・」
「・・・」
ローションまみれのステージに横たわる俺たちの間に、気まずい沈黙が漂った。
「く・・・。フィーの武器を逆に利用するなんて、お前もなかなか考えたものなのだっ！」
「コイツバカだぁぁあああああああっっっ！！！！」
俺はあらん限りの声で叫んでいた。
恥ずかしい。何が恥ずかしいって、一回はこいつの作戦にかかっちまった自分が一番恥ずかしいじゃねぇかよクソッ！
あ〜もうなんだこれ！ 滑って立てねぇし向こうも立てねぇし、何してんだ俺たちは！
ID:rQmZQBvk0 返信
756 : 2、 sage 2016/10/11(火) 14:12:05
「な、なんなのだこれ！ 全然立てないし、ヌルヌルするし、こんな作戦考えたアホはどこのどいつなのだぁっ！」
「お前だよっ、お前！ そんなアホなやつお前しかいねぇよ！ このアホガキ！」
「なっ・・・！ ふ、ふんっ。フィーがアホなら、そのアホの作戦に引っかかったお兄ちゃんはドアホなのだ！
おい、ドアホ！ 人のことアホアホ言ってる暇があったら、さっさと脱出する方法でも考えやがるのだ！」
「アホのくせに人のことドアホとか言ってんじゃねぇぞこのアホ！
つか方法思いついても、わざわざテメェに教えるわけねーじゃねぇかこのバーカ！」
「く、ぐぬぬ・・・」
口元を引き結んで身悶えるフィア。
くそ、脱出できねぇからって無駄に羽をバタバタさせてんじゃねーよウザッてぇ！
しかし――どうする？ お互いに脱出方法がねぇんじゃ責めようがねぇ。
考えろ！ 頭をフル回転させて考えろ！ フィアにも脱出方法がない今は、考えようによっちゃチャンスじゃねぇか！
っ！ そ、そうか！
「ふ、ふんっ。お兄ちゃんはバカそうだから、どうせまともに脱出する方法なんか思いつけないのだ。
その隙にフィーが出る方法を考えれば、それでもうフィーの勝ち――！？」
何事かを言いかけたフィアが、俺の方を見て絶句した。
プルプルするほど全身に力を込め――四つん這いで立ち上がっている俺を見て。
「はっ！ はっはっはっは！ み、見たかぁっ！
二本足で立てなくても、両手も使えば摩擦力は二倍！
さらに腹筋とか背筋にも力を入れて指の力にプラスすることで、こんなヌルヌルの床でも立つことができるんだぜぇ！」
「てっ、手を使うことを思いつくなんて、なんて頭がいいヤツなのだ！
ふんっ。でも、それをフィーに見せたのは失敗だったのだ。
フィーも、同じようにすれば・・・なっ！ で、できないのだ！
そもそもどうして腹筋とか背筋で指の力が強くなるのか分からないのだ！」
「はっ、そんなもん――あれ？ そういやどうしてだろな。
まあ立てちまったもんはいいじゃねぇか！ オラ、覚悟しやがれ電波ロリがぁ！」
「にゃっ！？ ま、待て！ 待つのだ〜！」
フハハハハ！ お前とは頭のデキが違ったようだなぁ！
待つわけねぇだろが！ 一度飛びかかって押さえ込んじまえば、あとはもう立てなくても全然構わねぇしな！
四つ這いのまま犬のように飛びかかる俺。さぁて、お仕置きの時間だぜっ！
俺は――
３、速攻！ バックから突っ込んで勝負を決める！
４、まんぐり返しに抑え込んで一方的に責める。
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