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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

「こんにちわ。貴方が、わたしを呼んだひと?わたしの名は、ばつ。私、あなたのために頑張るから、これからよろしくね」

「それと、わたしには、触らないないほうが、いいかも。たぶん、やけどじゃすまないから。………ん?……………あ゛ッ!?べ、別にそういういみじゃないから!?」


基本情報

【元ネタ】中国神話、中国伝承
【CLASS】アーチャー
【真名】ばつ*1*2
【異名・別名・表記揺れ】魃、妭、旱魃、ひでりがみ、旱母
【性別】女性
【身長・体重】152cm・49kg
【肌色】褐色【髪色】焦茶【瞳色】金
【外見・容姿】蒼いボロボロの漢服を着た片目隠れの少女。身体の所々に獣の要素が現れており、多くの呪符が張り付いている。また、片足片手は存在せず、呪符で構成された義足義手を有する。
【地域】中国、日本
【年代】神代
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型、魔性、猛獣、神性
【ステータス】筋力:C++ 耐久:D++ 敏捷:D++ 魔力:EX 幸運:E 宝具:EX

【クラス別スキル】

対魔力:D

 アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。一工程(シングルアクション)の魔術を無効化。魔力避けのアミュレット程度の耐性。
 本来女神であるアーチャーは最高位の対魔力を有する筈だが、魔性と化しているため、Dランクにまで低下している。

単独行動:EX

 アーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 強力な魔力炉心を持つアーチャーは基本的に魔力供給を必要としない。

【固有スキル】

狂化:D+++

 本来はバーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
 意思疎通は可能だが、アーチャーに内包された膨大な熱によって言語機能は単純化し、複雑な思考を長時間続けることが困難となっている。
 また、彼女の熱が高まれば高まるほど狂化のランクは上昇していく。このため、アーチャークラスでありながら同時にバーサーカーのような性質を有する。

神性:E-

 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 アーチャーは本来は三皇五帝の一人とされる黄帝の娘であり、女神であったとされる。
 そのため、本来ならば「女神の神格」スキルを有する筈だが、魔性に堕ちているため神霊であった名残り程度たる最低ランクの神性を保有する。

魔力放出(旱魃):EX

 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。 いわば魔力によるジェット噴射。
 アーチャーのそれは強烈な光と熱を孕み、ただ存在するだけで周囲に干ばつをもたらしてしまう。移動に転じれば全てを薙ぎ倒す熱風の如く、攻撃に転じれば遍く命を燃やし枯らす。普段は後述のスキルでCランク相当にまで封じられている。

変転の魔:C+

 英雄や神が生前に魔として変じたことを示す。
 過去に於ける事実を強調することでサーヴァントとしての能力を著しく強化させるスキル。
 女神と魔性の狭間の状態で呼ばれたことからCランクで留まっている。が、宝具の使用によりランクが上昇する。

坎卦・係昆山:C-

 係昆山に幽閉された逸話がアーチャーを束縛する呪符として形を得た拘束スキル。
 これは水の気を持って熱を中和するものとなっており、周りへの被害を抑えると同時に、彼女の脳、ひいては精神が膨大な熱に侵されすぎないようにする効果を有する。そのため、破壊力は抑えられるが、代わりに係昆山としての性質を得ていることから、耐久性が上昇している。また、普段は失われた片手片足を構成している。
 のだが、時折係昆山から中原へ降りてくる逸話から、アーチャーの意思であっさり解く事が可能。また、許容量を超えた熱であればこの拘束は焼き切れてしまう。再び拘束する場合は「神よ、北へ帰りたまえ」とマスターに唱えられる必要がある。

【宝具】

风雨天誅・旱魃為虐てんやくさいかはうごうのごとく

ランク:A+ 種別:対天候宝具 レンジ:3〜350 最大捕捉:1000人
 天燒く災禍は烏号の如く
 女神としての魃の宝具であり、涿鹿の戦いにおいて風伯と雨師が作り出した暴風雨を消し去った力を矢に変換したもの。
 父たる黄帝が所持した「烏号」を模した弩に番え、真名開放することで五行相生、相剋を無視した森羅万象あらゆるものを燃やし枯らす一撃を放つ。
 この一撃は一矢でありながら対人ではなく、暴風雨という自然災害へ向けた一撃であるが故に対国クラスの被害をもたらし、自然に由来する存在への特攻として働く。また、天候を強制的に快晴へと変更する。
 ただし、力を使いすぎて天へと帰れなくなったように、この宝具の乱用は自らの霊基を傷つけ、後述する炉心の暴走を招く可能性がある。

我心憚暑・憂心如熏わがみ、ちゅうげんをからす

ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:400人
 我が身、中原を枯らす
 アーチャーの心臓にして膨大な熱と光を生み出す魔力炉心。呼吸で魔力を生み出す竜の炉心に類似したものであり、魔力供給の問題は殆ど無縁。
 しかし、逸話からも分かるように涿鹿の戦いが原因で魔力の生成に歯止めが効かなくなっており、過剰生成された膨大な魔力は周囲に干ばつなどの影響を及ぼしてしまう。そのため、普段は「坎卦・係昆山」スキルで制御している。

 また、この宝具は獣としての魃の宝具でもあり、心臓の活性によって熱が高まっていくほどアーチャーの体は獣としての魃へと変貌していく。
 これによりアーチャーの「狂化」「魔力放出(旱魃)」「変転の魔」は強化されていき、「アルカディア越え」に類似した移動能力を得る。こうなったアーチャーを捉えることは困難を極め、風のような移動速度を維持したまま、熱と光を持って敵を焼き枯らし、魔性の怪力によって敵軍を薙ぎ払うといった、バーサーカーさながらの蹂躙を行う。
 この宝具の欠点としては「狂化」ランクの上昇により発生する理性の喪失が挙げられる。他者への渇望心と獣性が合わさった狂気性は止まることを知らず、干ばつをもたらし続ける。そして、炉心より生成され続ける魔力は最終的に暴走し、最悪の場合は霊基が耐えられず最終的に周囲に干魃を齎す大爆発を引き起こす。

 元に戻すにはスキル「坎卦・係昆山」を再生させる必要がある。しかし、理性を持たない状態にあるため令呪などを用いて理性を取り戻させ、ある程度熱を発散させないといけない。

【Weapon】

『弓』

 アーチャーの父、黄帝は弓の開発者であったとされ、その娘であるアーチャーもまた父に倣って弓を用いる。また、片手だけでも使用できるように当時は存在しなかった弩に近い形となっている。
 用いる矢は自らの魔力で構成された熱光の矢。

『腕』

 第二宝具使用時は弓を用いることはなく、獣のそれと化した片腕を用いる。強烈な熱を伴った一撃は甚大な被害を相手に与える。

【解説】

‘’一名を旱母といふ もろこし剛山にすめり その状、人面にして獣身なり 手一つ足一つにして走る事、風の如し 凡此神出る時は旱して雨ふる事なし”
鳥山石燕著作『今昔画図続百鬼』より

 中国神話に登場する黄帝の娘たる女神、あるいは剛山に住まうとされる獣。どちらも干ばつをもたらす存在であり、彼女の名前は「旱魃」の語源となったという。

 黄帝と蚩尤が戦った涿鹿の戦いにおいて、蚩尤が風伯と雨師の二柱に作らせた暴風雨に黄帝軍は苦戦する。そこで暴風雨を消し去るために向かわせられたのが魃である。彼女は身体の内に膨大な光と熱を秘めており、風伯と雨師が作り上げた暴風雨を見事消し去ることに成功した。その後、黄帝は無事蚩尤を討ち取ることに成功するが、魃は力を使いすぎたことで天界へ帰る事ができなくなってしまっていた。そのため魃は地上に留まることになったが、彼女が秘めた熱と光によって雨が降らなくなり、干ばつに見舞われる事態となってしまう。これに困った黄帝は家臣の上申もあり、彼女を北方の彼方にある係昆山に幽閉する事にした。そうして幽閉された魃は寂しく思うのか、係昆山より脱走し中原へ時折現れることがある。そうするとその地は旱魃に見舞われるので人々は水路を作り、「神よ、北へ帰りたまえ」と言って、魃を帰すのだという。
 魃は元来は「妭」という字を充てられており、「美しい婦人」を意味する名前であったが、地上に害を為すようになったことから、鬼偏がついた「魃」と記されるようになったという。

 そんな魃であるが上記の女神としての魃以外にも獣としての魃に関する記述が存在する。
 『三才図絵』においては「鳥獣」の項目に記されており、剛山に住むとされ、その形は人面獣身で、手も足も一つであり、それがいるところには雨が降らないという。
 また『神異経』に曰く、南方には「𪕰」と呼ばれる存在がいる。身長は40〜60センチメートルで、目が頭の頂上にあり、風のように走るという。これが現れると大旱魃になるが、厠に投げ込むと死に、旱魃は発生しないという。
 日本においては江戸時代に活躍した浮世絵師「鳥山石燕」によって上記の特徴を有する「ひでりがみ」が描かれている。

 今回現界した魃は係昆山に幽閉された女神であり、自らの力を使いすぎたことで天に帰れず、地に厄災を齎す魔となった、という逸話から召喚が可能となっている。今回は女神と魔の境目の姿で呼ばれている。

【人物像】

 能動的・内向的
 髪の毛で片目が隠れた、文明性と野生性が入り混じったような雰囲気の人物。近づく程ボイラー室にいるような熱気を感じる。
 狂化の影響もあるが自らの熱により言語機能や思考回路に影響があり、話し方が辿々しくなっており、いささか感情が表に出やすくなっている。
 何処か弱気で控えめな性格だが、意外と法に縛られない野生的な気軽さや強かさを有しており、いざという時は黄帝の娘らしい気高さを発揮する。他者との触れ合いを好んでいるようで、対話は積極的に行う。また、楽しい時は呵呵大笑とする性質ではなく、そっと微笑みを溢すタイプ。頼られることを好み、失敗したり褒められたりするとすぐに頬を染めてしまうような照れ屋な一面を持つ。

 その内面には父の命令で幽閉され、外に出ても拒絶され続けてきたことから来る深い孤独を抱えており、人間関係に酷く飢えている。そのため、物理的な距離感には気をつけるが、一度受け入れられると精神的な距離感が一気に近いてしまうことがある。
 1人になることを嫌い、そして拒絶されることをひどく恐れているが、同時に拒絶され続けてきた彼女はそれに傷つきはするが慣れてしまっており当然のことだという諦観の念も抱いており、そのためかなり悲観的。弱気な性格になっているのはこれが要因。

 聖杯に託す願望は「歯止めが効かなくなった心臓を治す」というもの。また垣根なく他者と触れ合いたい、穏やかなは日々を過ごしたい、そして治ったのなら天界にいるはずの父も受け入れてくれる筈、という思いから来る願い。

特技:雨を止ませる、物を温める
好きなもの:父、誰かと接すること、冷たいもの、冷えた夜
嫌いなもの:孤独、熱
天敵:黄帝
願い:歯止めが効かなくなった心臓を治す

【一人称】わたし【二人称】貴方【三人称】あのひと、あのかた
※人称だけではないが、時折漢字表記になったりならなかったりする

【因縁キャラクター】

黄帝

 父。大好きだが、自らを遥か北へと幽閉したことに思うところはある。仕方ないことだとは理解しているが、それでも一緒にいてほしかったと思わずにはいられない。

始皇帝

 三皇と五帝を混ぜ合わせた称号である皇帝を初めに名乗った人物。凄い人間だとは思うが、それはそれとして父の方が偉いが?と思っている。

太歳星君

 掘り起こした者に祟りを齎す凶つ神。彼が穏やかに過ごしていることに驚きつつ、同時に羨望を抱く。

メドゥーサ

 女神から怪物へと堕ちた存在。大切な家族を守るため、その末に怪物に堕ちた彼女には思うところがある。また、同じように自力では制御できない力を有する(アーチャーは自らの熱、彼女は石化の魔眼)こともあり友人になりたいと思っている。

静謐のハサン

 触れた者、近づくものを殺してしまう毒の娘。自分と似ていることから親近感を感じる相手。

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