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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

基本情報

【元ネタ】『ドリアン・グレイの肖像』
【CLASS】バーサーカー
【他クラス適性】キャスター
【真名】ドリアン・グレイ
【異名・別名・表記揺れ】美貌のバーサーカー
【性別】男性
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他特性】人型・ヒト科
【ステータス】筋力:D+ 敏捷:C 耐久:B+ 魔力:E 幸運:A 宝具:EX 

【クラススキル】

狂化:D

バーサーカークラスに備わるクラススキル。
理性と引き換えに筋力と耐久のパラメータを上昇させるが、言語機能が単純化し、複雑な長時間思考持続が困難となるスキル。ランクが低いお蔭か比較的意思疎通は可能な方であるが、得られるパラメータ上昇の恩恵は多くはない。但し、根本的な部分で常人とはかけ離れた価値観、思考回路を有している。

単独行動(偽):EX

本来アーチャークラスに与えられるクラススキル。
スキル「不老の呪い」の副次的効果により獲得した擬似的なスキル。
マスターからの魔力供給を断っても暫くは自立できる能力であるが、本スキルにおいては、現界し続けられる基準は時間による制限ではなく、基本的に魔力貯蔵量に準拠しており、スキル「不老の呪い」による魔力消費抑制によって生まれた余剰分の魔力量を用いて自立した現界を可能とする。魔力供給が断たれれば後の魔力は減っていく一方ではあるが、余剰の貯蔵量が多ければ多い程、理論上無制限に現界し続けられることになる。
但し、あくまでスキル「不老の呪い」により軽減できる魔力消費量とは自身が魔力を行使する際のものであり、敵からの攻撃によるダメージで消費した魔力量に関しては軽減出来ないため、余程格下相手でもない限り、魔力供給を断たれてからは極力戦闘行動を避ける方が好ましい。

奔放主義:A-

自分のやりたいことをやって生きていく人生の在り方こそが最高の芸術に値するという人生観、あるいはそれを基に掲げられた行動指針を示すスキル。
バーサーカーは常に自分が良しとしたものを優先し続ける自己中心的な思考になっている。しかし、短絡的で後先を考えずに刹那的な感情で動いてしまうことも多く、それが玉の瑕となり、罪を犯し非人道に堕ち、されど後になって後悔をし、焦燥に追われて苦悩する結果に陥る。
バーサーカーが身近に尊敬していた人物が唱えていた価値観であり、バーサーカーが感銘を受け、その生き方に深く影響した思想、バーサーカーにとってのある種の信念。

【固有スキル】

芸術審美(自身):A+++

お馴染みのスキル「芸術審美」の派生スキル。
本来は芸術品・美術品への執着心を示すスキルであるが、バーサーカーはそれが全て自分へと向けられている。即ちナルシストに他ならない。
通常のスキル「芸術審美」であれば、芸能面の逸話に関した宝具を見た場合、低い確率で真名を看破できるという能力であるが、本スキルにおいては、自身の美貌が増したと感じることがあった場合、真名を周囲の人々に広範囲に知らしめることで、敵にも真名を知られてしまう代わりに知名度による恩恵を更に引き出し、その補正効果量を増大させることが出来てしまう。要は、自己暗示による自己強化のようなもの。A+++ランクの高ランクともなれば、最早これだけで人格に異変をきたすレベルである。

不老の呪い:A

バーサーカーがただなんとなくポロッと零しただけの願いが曲解されて叶った形、願いによって生じた呪いを表すスキル。
その名の通り老いることなく命を終える瞬間まで全盛期の状態を維持でき、上手くコントロールすれば外的要因以外で死を迎えることがなく悠久の時を生き続けられるというものだが、サーヴァントにとってはあまり意味を成さなくなってしまっている。
しかし、「老いることがない=時の流れに影響されない」という拡大的解釈により、バーサーカーは本来時間と共に消費されるエネルギーの消費量を極限まで軽減することが出来る。即ち、魔力消費は抑えられ、バーサーカーでありながら極めて燃費良く行動することができ、尚且つ自身へのバフの持続時間を延長し、長時間戦闘を含めたあらゆる行動を行うことが出来る。また、極めて特異的な効果で、因果律の干渉を確率により無効化することができる。

中毒(薬):D

基本的にはバッドステータススキル。
一定間隔で特定の薬物、バーサーカーの場合アヘンを摂取しないと精神状態が乱れてしまう体質を示す。
一定時間毎に確率で行動不能状態に陥る。
但し、その代わりに薬品に対する耐性、他者から受けた毒物に対して中和することができるという耐性を身に付け、且つ精神干渉系魔術の類による精神異常に対して効力を軽減する効果を得ている。

因果の報い:EX

人生を芸術の名の下に彩る為に欲望に従って生き、その過程で他人を裏切り、他人の人生や果ては命すら踏みにじってきた代償として、最期は自分の中から失ったものを取り戻し回心するチャンスすら碌に与えてもらえぬまま、芸術とは程遠く醜い死に様を晒す、バーサーカーの運命の在り方、運命の廻りを示すスキル。
バーサーカーは罪を犯せば、二度と生きながらにその罪を償うことは許されない。償おうとすればその瞬間、彼は有無を言わさず死の苦しみを味わうこととなる。バーサーカーは自らの犯した罪を自ら認めた瞬間、死を以てしか償えない。即ち、バーサーカーが自身の罪を認めると、パラメータは軒並みダウンし、幸運パラメータは最低値になる。その上、バーサーカーは自決を許されない代わりに、他者に強制的に自身を処すように仕向けることができる。謂わば令呪並の強制力を秘めた自爆スキル。使えば、他者からの全力を込めた攻撃を正面から受けなければならず、十中八九霊核を砕く致命傷を受ける。万が一免れようと、重傷は必至であり、魔力による回復は不能となる。
但し、バーサーカーは狂化故か、罪を1つ犯しても認識することは困難であり、罪を重ねて漸く認識するに至る。

【宝具】

醜悪さを代わり語る良心ウォント・ポートレート・グロウオールド

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜??? 最大捕捉:10人
物語上でバーサーカーが人の道を踏み外し、人ならざるモノへと堕ちていくきっかけとなった舞台装置であり、バーサーカーの願いを叶え彼の代わりに「老い」を良心と共に吸収し、最後には彼自身に全て返還した、バーサーカー自身の肖像画の宝具。
通常はバーサーカーをモデルとして描かれた文字通り「肖像画」であるが、真名を開放することで自由にキャンバスを白く真新しいものへと変えられる。対象者の肖像画をキャンバスに描くことで、その肖像画が対象者の善性と生命力を徐々に吸収していき、最終的に対象者を死に至らしめる呪殺宝具。

但し、呪殺宝具ではあるが、その性質上、即死宝具ではなく対象者を死に至らしめるまでに数ターンを要する。また、バーサーカーは画家ではなく画力に関して一般人並であるため、対象者に描かれている肖像画のモデルが対象者自身であると認識された時点で判定を行う。なお、対象者の数はキャンバスに描ききれるだけの人数分にはなるが、肖像画が小さくなればなるほど、少なくともバーサーカーの画力では、対象者自身に認識されにくくなってしまう。
加えて、宝具の効果はキャンバスが破壊されれば打ち消されるが、描かれた対象者本人は、キャンバスをいかなる手段を以てしても自身で破壊することは不可能となる。しかし、キャンバス自体の耐久力はほぼ皆無に等しく、神秘さえ纏っていればただのパンチ一発で簡単に粉々に砕け散ってしまうため、対象者本人以外の者の手による破壊自体は容易である。

【Weapon】

弩型改造イーゼル

徒手空拳(素手喧嘩)

【解説】

バーサーカー、真名:ドリアン・グレイ。19世紀後半に活躍したアイルランドの詩人にして劇作家であり、戯曲『サロメ』を手掛けたことでも名を馳せたオスカー・ワイルドが著した唯一の長編小説『ドリアン・グレイの肖像』に登場する主人公である。
美青年であるドリアンは、ある日友人にして画家のバジル・ホールウォードのそのまた友人である逆説的見識を雄弁と語るヘンリー・ウォットンに強く感銘を受ける。そしてその影響により、友人兼画家のバジルに自身をモデルとして描いてもらった肖像画に対し、現実の自分ではなく、肖像画の方の自分が歳をとることをなんとなく願ってしまう。
その後ドリアンは奔放主義の下に、一度愛した舞台女優の女性を捨て、その彼女の自死の報せが届いていながら素知らぬ顔で娯楽に興じ、それが原因で発展した口論の末に怒りに任せて友人バジルを手にかけ、犯した罪を恐れて薬物に逃げることとなる。そして、その度に肖像画の中のドリアンはどんどん醜悪に歪んでいった。
そんな中、かつてドリアンが捨て、自死へ追いやった女優の元恋人の弟を名乗る人物から復讐の為に執拗に命を狙われたことによって、いよいよ後が無くなった彼は遂に自らの生き方を悔い、改心して生き方を変える決心をする。しかし、ドリアンはこれ以上無い程までに更に醜悪に歪んだ自身の肖像画を見て、かつては自分も持っており、そして今は失ってしまった人としての良心が肖像画の正体であると悟り、肖像画の破壊を試みた。結果、後に残されたのは、まるでそれまで歳をとることを請け負ってきた肖像画に貯め込まれた老いの分が全て返ってきたかのように老い腐り果てたドリアンの姿。そして、まるでそれまで若々しさを保っていたドリアンの若さの力・エネルギーを全て吸い尽くしたかのように、麗若き美青年の姿で描かれたドリアンの肖像画であったという。

【関連(ありそうな)人物】

エリザベート&カーミラ

若さこそが美しさを保つ核であるという近い思想を持つ同士。

ゴッホ

物語の著者とほぼ同年代を生きた画家であり、物語が世に出版された年の1年前に没した画家であり、ある程度肖像画でも有名になっている画家。彼を知ったのは死後英霊になってからではあるもが、親近感が湧いており、仲良くなってあわよくば自分の代わりに宝具で他者の自画像を描いてくれることを望んでいる。そして、バーサーカーの場合とは違い、条件による縛りは無く、そもそもゴッホ本人の逸話由来のものではないが、自身で自決を選べないという点で共通している。

サロメ

バーサーカーの物語の著者である、オスカー・ワイルドが書き上げた代表作となっている詩劇のヒロインとして有名になった人物。

フィン

自身の美貌を自画自賛し酔い痴れるナルシスト繋がり。

ホームズ

所謂麻薬中毒者繋がり。しかし、多分より長い歴愛好しているのはホームズの方だろう。大体同じような時期に書かれた創作物の主人公という繋がりもある。

ナイチンゲール

ほとんど上記の「ホームズ」との繋がり、共通点と変わらないが、危ない薬常習組として彼女から常にマークされて、何なら何らかの健康的によろしくないリストにリストアップされている。

グレイ

ただの「グレイ」という名前繋がり。もし言い間違えされようものなら、向こうにとってはいい迷惑だろう。

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