" />

ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。


「ペテロの許しが無くたって、私が何度でも天国に連れてってあげる」



基本情報

【出典】史実、中世の伝承
【CLASS】ルーラー
【真名】マロツィア
【異名・別名・表記揺れ】マリア、マリオッツァ、セナトリクス(「女元老院議員」の意。)、ローマの女主人
【性別】女性
【身長・体重】157cm・50kg
【肌色】白 【髪色】クリームブロンド 【瞳色】淡い赤
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】潤んだ眼差しの少女。緋色の巻衣に十字架柄の白い腰帯。黄金の卵形ファシネーターをちょこんと乗せている。
【地域】イタリア・ローマ
【年代】中世(890年頃 - 930年代)
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・ローマ
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:E 魔力:A 幸運:B 宝具:EX

【クラス別スキル】

対魔力:EX

教皇の任命者であるため、特級の対魔力を誇る。教会の秘蹟を完全に無効化する。

陣地作成:A-

教皇の玉座に座ることこそないものの、ラテラノ宮殿に暮らし、教皇の部屋に住む彼女は紛れもない最高権力者である。
自らに有利な陣地を作り上げることができるが、それにはまず教皇を立てる必要がある。

【保有スキル】

堕落の叙任:EX

強力な誘惑術。聖界の頂点すら屈したルーラーの魅力に抗うことは非常に困難。
唯一にして絶対なる主の御前において自身への忠誠を誓わせ、その従順な傀儡となるよう叙任の秘儀を執り行う。
解放と堕落のイニシエーション。同じ宗派に属する者に対しては、その信仰対象を自身にすり替えることで精神耐性を無視できる。

教皇論議:A

ルーラーの存在は、彼女を通した教会の腐敗や思想に関連する主義主張、あらゆる議論の俎上に載せられた。
その度に唱えられたルーラーの悪行と伝説の全てが彼女の力と信仰の源泉となる。
ローマを支配した娼婦、そして女教皇ヨハンナの構成要素の一つとして、“無辜の怪物”めいた霊基の変質を起こしている。

黄金律(体):A-

女神の如き完璧な肉体を持ち、その美しさを常に保つ。どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
“教皇論議”の影響で比率が僅かに崩れてしまっているが、より豊満になったことで異性に対する魅了効果を獲得した。

【宝具】

誘い侍るは輝きし栄光の玉座ポルノクラツィア・パーパ・トロヌス

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
魅了した人間を玉座に着かせることで、教皇に就任した幻の時間を作り上げ、降臨させる。
教皇ある限り、ルーラーは常に凄まじい強化を受け、ただの聖言ですら強固な物理的干渉力を持つようになる。
西洋、特に彼女の利用する宗教に関連するサーヴァントは、ルーラーの近くにいるだけで圧倒的な重圧を感じるようになる。
更に着座中の教皇から粘膜接触による魔力供給を受ける際、その生命力ごと吸い上げることで令呪一画に匹敵するブーストを獲得できる。
一方、教皇は何の強化も受けないが、玉座は魔力障壁で守られており、着座中は寝食や排泄が不要。

【解説】

ローマ都市貴族の権門トゥスクルム家出身の女性貴族。母テオドラと親子二代に渡りローマ教皇領の実権を握った。
母親と同じく文盲であったが、その美貌と智謀を武器に3度の政略結婚を行い、20年に亘りローマとカトリック教会を支配した。
この時代はポルノクラツィア(ギリシャ語のπόρνη「娼婦」と-κρατία「-政治」の合成語)と称される。

俗説では15歳の時にカエレ司教セルギウス(後の教皇セルギウス3世)の妾となり息子ヨハネスを設けたという。
909年、または915年にスポレート伯アルベリックと結婚して3男2女を設けるが、924年にアルベリックは戦死してしまう。
926年、イタリア王ウーゴと接近した教皇ヨハネス10世に対する牽制として、ウーゴの異父弟のトスカーナ侯グイードと再婚。
928年マロツィアは夫と共にラテラノ宮殿を攻め、二人の結婚を否認したヨハネス10世を捕縛。投獄して秘密裏に殺害した。
ローマを掌握したマロツィアは中継ぎの教皇を挟んだ後、931年には僅か21歳の息子ヨハネスを教皇の座に据えた(ヨハネス11世)。
同時期にグイードが亡くなると、今度は近親相姦を禁ずる教会法を無視して今や義兄であるウーゴとの再婚を果たす。
しかし、その婚礼の最中にアルベリックとの息子アルベリック2世に反乱を起こされ、ウーゴは逃亡、自身は捕縛された。
その後は投獄されたとも、修道院で隠遁生活を送ったともいうが、937年頃までに死亡したとされる。

実のところ、テオドラとマロツィア母娘に纏わる醜聞は、クレモナ司教リウトプランドの著書に拠る部分が大きい。
リウトプランドはローマ皇帝オットー1世に仕え、マロツィアの孫である時の教皇ヨハネス12世の追放に加担した人物である。
彼はマロツィアとその血族を貶めることで、自分とオットーは「娼婦ども」からローマを解放したのだと武力行使の正当化を図った。
この「かつて淫婦が教皇を支配した」という史観は継承され、後世にはプロテスタントのカトリック批判にも用いられた。
歴史家エドワード・ギボンは、マロツィアの物語が女教皇ヨハンナ伝説を生み出したとする説を唱えている。

【人物】

無邪気な言動が却って色香を際立たせる少女。初めて娼婦の役目を務めたとされる15歳頃の肉体。
玉座には座らず、玉座に座る男の上に座る、文字通りの娼婦政治家。舌足らずで幼稚な物言いに反して手練手管は健在。
当然この甘ったるい口調は意図した媚態だが、半ば素でもある。人目が無い所で崩れたりはしないが、オンオフの切り替えも無い。
娼婦と政治家の共通技能(支援者の歓心を買う演技)を極め過ぎて、仮面と素顔が癒着してしまったようなもの。職業病ともいう。
架空の人物であるヨハンナほどではないが、大衆のイメージの影響を受けており、本来より淫蕩で退廃した性格に変質している。
娼婦、政治家の風評が誇張された結果、自身の利益と快楽に関して非常に貪欲。生前に輪を掛けてたちが悪くなっている。
能力上「教皇」を必須とするので、マスターが男性であれば基本的に即就任させる。最低限、男性機能を持つなら能力は問わない。
とは言え、より優れた資質・容姿(マロツィアのヤる気に関わる)を持つ男を見定めればあっさりと教皇を使い捨てるだろう。
か弱い令嬢なので強化されても戦闘力は並。ブースト中は大英雄に迫るが、あくまでスペック上の数値に過ぎない。

イメージカラー:安っぽい黄色
特技:おねだり、丸投げ、閨事全般
好きなもの:パパ、男を掌で転がすこと
苦手なもの:子供、戒律
天敵:アルベリック2世
願い:強くて顔が良い最高権力者にお世話される第二の生

【関連人物】

アルベリック、グイード、ウーゴ

政略結婚で結ばれた夫たち。あちらは地縁に紐付く権威を、こちらは直接的な軍事力を得た。
生前から利害で繋がってはいたが、娼婦政治家と化した今のマロツィアは彼らを権力獲得のための道具としか認識できない。
「偉くて強くて、だからお金持ち。結婚するならこういう男の人が良いよね。イケメンだったら言うこと無しかな」

歴代教皇

ローマ・カトリック教会の最高司祭。その能力、人品、功績は玉石混交。
教皇を操る者であるマロツィアは概念的に優位を取れるが、悪徳教皇が相手だと権力の奪い合いに発展してしまう。
「パパだーいすき。一緒に寝てあげるだけで、私の代わりに何でもやってくれるから。本当にかわいいよね」

ヨハンナ

九世紀中頃に在位したとされる架空の女教皇。その成立にはマロツィアの影響があるという。
妹か娘のような存在と見做しており、母から受け継いだ娼婦の技術をそっくりそのまま手解きしようと迫る。
「教皇よりも向いてるお仕事、紹介してあげる。きっと天職だよ。だって、貴女の中には娼婦(わたし)がいるんだから」

バビロンの大淫婦

ヨハネの黙示録に登場する穢れた女。何らかの寓意とされ、中世末期には堕落したローマ・カトリックの象徴とも解釈された。
ルター聖書では三重冠を被っており、明確に女教皇の影響が見受けられるが、その女教皇はマロツィアの伝説を反映しており……。
「娘の娘かなぁ? それともママのママかも? もしかしたら、私やヨハンナちゃんのことだったりして」

【一言コメント】

これもパパ活。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます