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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。



「人間の価値は生まれや育ちでは決まらない! 誰もが高みを目指せる! 目指したっていいんだよ!」



基本情報

【出典】史実
【CLASS】ハービンジャー
【真名】陳勝
【異名・別名・表記揺れ】陳渉、陳王隠王
【性別】男性
【身長・体重】174cm・67kg
【肌色】日に焼けた黄【髪色】黒【瞳色】黒
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】典雅な装束と甲冑を纏う男。立派な身形だが、やや威厳に欠ける。
【地域】中国
【年代】古代(? - 紀元前208年)
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:D 幸運:D++ 宝具:C

【クラス別スキル】

天地の開豁:B+

世界を切り開いた功績を持つ者に与えられるスキル。エクストラクラス・ハービンジャーのクラススキル。
自身の相対した未知であるもの、不可能であるもの、非常識であるものの属性を打ち消し、それによって効果を発揮する神秘を消滅させる。
実際に「不可能を不可能のままに可能にした」者に与えられる特級スキルが『星の開拓者』であるが、こちらはそれに類似した効果を持つ。
「未知性・不可能性・非常識性を一部でも解明・解体し、それらを損なわせるきっかけとなった」者に与えられるスキルと言える。

ハービンジャーが暴いた神秘は王の聖性。
中国史上初の農民による反乱を起こし、王権は血統や禅譲という徳の移行で継承されるもの、という常識を覆した。
望むのなら誰でも王になれる、という新たな価値観は地方で燻っていた群雄を目覚めさせ、中国の戦いを大きく変貌させる事となる。

【保有スキル】

扇動:EX(C)

数多くの大衆・市民を導く言葉と身振りを習得できるスキル。
虚偽や演出を織り交ぜて説得力を高める都合、個人に対してはあまり有効に働かない。
時に本人の指導力、影響力を超えたムーブメントを巻き起こす可能性を秘める事から規格外の判定。

英雄作成:EX(D)

血統や継承によらず王を名乗り、また名乗らせた者。
直接にせよ間接にせよ、ハービンジャーの行動は凡夫を英雄の位階に押し上げる。

カリスマ:D

軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。

【宝具】

王侯將相寧有種乎おうこうしょうしょう、いずくんぞしゅあらんや

ランク:C 種別:対王宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
出自や血統による権威を否定する宣言が宝具へ昇華されたもの。
貴種のステータスを弱体化させ、先天性の異能や権勢に由来するスキルと宝具を封印する。
後天性の獲得物は影響を受けないが、才能と努力は不可分である為、成り上がり者も弱体化は避けられない。
かつて自身の死後にこの宣言の体現者が現れた事から、一度発動すればハービンジャーの消滅後も効果は継続される。

【解説】

姓は陳、名は勝、字は渉。秦代末期の反乱指導者。南陽郡陽城県(現在の河南省南陽市)の人。
一介の小作人に過ぎなかった若い頃、陳勝は農作業の合間に「たとえ富貴になってお互いを忘れないようにしよう」と同僚に告げたことがあった。
同僚は「何故、雇農が富貴になれるのか」と一笑に付したが、陳勝は「燕雀安知鴻鵠之志哉(燕や雀の如き小鳥に、鴻や鵠のような大きな鳥の志は分からない)」と溜息を吐いたとされる。
前209年7月、軍隊に徴発されて任地に赴く途中、大雨で道中が塞がれ期日までの到着が不可能になってしまう。
秦法に照らせば遅参は死刑。陳勝は仲間の呉広に反乱を持ちかけると、瑞兆を装い*1自身の威風を演出してから号令を発した。
この時、陳勝が唱えた言葉が「王侯将相寧有種也(生まれで王・諸侯・将軍・宰相が決まる訳ではない)」である。
二人は扶蘇*2と項燕*3の名を騙って民衆の支持を集め、急速に各地を制圧しながら数万の大軍を形成すると、陳勝を王として楚国を復興した。
この反乱に呼応して旧六国の残党が蜂起、陳勝が派遣した配下が勝手に王を称した事もあり、秦に滅ぼされた楚・趙・燕・魏・斉の五国が復興を果たす。
一時は難攻不落の函谷関を抜き、秦の首都である咸陽にまで迫るが、秦最後の名将・章邯の驚異的な働きで反秦連合は大敗を繰り返すようになる。
疑心暗鬼に陥った陳勝は中傷に振り回され、小作人であった過去を吹聴する知人を殺して信望を失い、呉広も部下の反発で殺されてしまう。
最後は破竹の勢いで楚の首都・陳に迫る章邯を迎え撃つも敗北。逃亡先で御者の荘賈に殺害される。反乱から僅か6カ月の事であった。
死後、漢王朝を興した劉邦から隠王の諡号を贈られ、司馬遷は天下激動の発端は陳勝であるとして『史記』に陳涉世家を作った。
今日、陳勝呉広は物事の先駆けを表す語として、陳勝の残した言葉は諺として伝えられている。

【人物】

先駆ける者なのでハービンジャー。天下の命を以て一人の手に制す。
瞬間的に某海賊王並みのカリスマと影響力を発し、中国大陸に群雄割拠の大侠客時代を到来させた男。
燃える情熱と理想を秘める改革者であり、周到で計算高く行動力にも富むが、小市民的な視点や感情も多分に持つ。
本質的には王の器ではなく、ノればノるほど大英雄もかくやの輝きを放つが、窮地に立たされると鍍金が剥がれ凡俗な本質が現れる。
しかしながら、その行動は常識を打破する革命的なものであり、結果として項梁や劉邦の蜂起を促し、綺羅星の如き英雄たちを表舞台に立たせた。
時代を拓く者、状況を動かす者としては一級の人物であり、ハービンジャーの選択一つで盤面は大いに荒れるだろう。

イメージカラー:丹色
特技:先制行動、自己演出
好きなもの:決め台詞
苦手なもの:農作業、口の軽い奴、言うことを聞かない配下
天敵:章邯、劉邦
願い:再び国を興し、次こそは天下を取る

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