No.384 ペガーナの神々

作品基本情報

原題

The Gods of Pegāna

作者

ロード・ダンセイニ

発表年

1905年

媒体

小説

原語

英語

あらすじ

だこの世が始まる前に〈宿命〉と〈偶然〉が賭けをして、その勝者がマアナ=ユウド=スウシャイに話しかけた――「わしのために神々を創ってもらおう」。
こうして創られた神々が、手なぐさみに〈世界〉を創り、人間を創った……。(Amazon紹介ページより)

奇書性・実験性・特殊性概要

創作神話、永劫回帰

特筆すべき点

アイルランドのダンセイニ卿の処女作である短編集。架空の地ペガーナにおける様々な神話を収録している。
ダンセイニ卿の故郷アイルランドのケルト文化を基に、キリスト教、ギリシャ神話、北欧神話とも異なる神話体系を創作している。
ペガーナは多神教的な世界で、人間を含めたペガーナの全てのものはこの無数のペガーナの神々の被造物に過ぎない。
しかしその神々も最後には全て滅んでしまい、はじまりの神であるマアナ=ユウド=スウシャイの元に収束されていく。
そしてマアナ=ユウド=スウシャイは再びペガーナの神々を創り出すという、永劫回帰的な神話となっている。
実在する神話と比べても遜色ない壮大なイマジネーションから創作神話の原点とされており、後のラヴクラフトのクトゥルー神話にも大きな影響を与えた。

入手するには

ハヤカワ文庫より発売。

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