最終更新:ID:XmXiVgN58g 2020年03月06日(金) 03:53:54履歴
No.361 響きと怒り
斬新な語りの手法と構成で、新しい文学表現に挑んだフォークナー(一八九七‐一九六二)の最初の代表作。
語り手たちの内的世界のかなたに、アメリカ南部を舞台とした兄弟たちの愛と喪失の物語が浮かびあがる。フォークナー自身この作品をもっとも深く愛した。(「BOOK」データベースより)
語り手たちの内的世界のかなたに、アメリカ南部を舞台とした兄弟たちの愛と喪失の物語が浮かびあがる。フォークナー自身この作品をもっとも深く愛した。(「BOOK」データベースより)
フォークナーのライフワークであるアメリカ南部を舞台としたヨクナパトーファ・サーガの1作。
この作品からフォークナーは大きく作風を変え、「意識の流れ」を初めとする実験的手法で小説を書くようになった。
大きな特徴として4つの部ごとに語り手が異なるという点であり、特に第1部の語り手は知的障害を負っているため物語を追うのにとても苦労する。
それぞれの語り手が独自の視点を持つため、最初は物語の全体像がつかみにくいが、読み進めるにつれて少しずつ理解していけるという面白さがある。
その斬新な手法からフォークナーの代表作となり、ノーベル文学賞受賞のきっかけにもなった。後世の作家にも重大な影響を与えている。
この作品からフォークナーは大きく作風を変え、「意識の流れ」を初めとする実験的手法で小説を書くようになった。
大きな特徴として4つの部ごとに語り手が異なるという点であり、特に第1部の語り手は知的障害を負っているため物語を追うのにとても苦労する。
それぞれの語り手が独自の視点を持つため、最初は物語の全体像がつかみにくいが、読み進めるにつれて少しずつ理解していけるという面白さがある。
その斬新な手法からフォークナーの代表作となり、ノーベル文学賞受賞のきっかけにもなった。後世の作家にも重大な影響を与えている。
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