最終更新:ID:6AT5Mo2BFQ 2020年03月17日(火) 02:41:48履歴
No.395 幻想録
イェイツの詩は、『ヴィジョン』を読まなければ、その真価は近づきがたい。
本書は詩人が新妻を通して霊感の世界を探究し、人間歴史の栄枯盛衰を支配する雄大な宇宙原理を想定した一大ロマンと言えよう。世界文明の推移、人間の運命の変化、死後の様態などを月の諸相で推断する。(「BOOK」データベースより)
本書は詩人が新妻を通して霊感の世界を探究し、人間歴史の栄枯盛衰を支配する雄大な宇宙原理を想定した一大ロマンと言えよう。世界文明の推移、人間の運命の変化、死後の様態などを月の諸相で推断する。(「BOOK」データベースより)
ノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人イェイツの、それまでの神秘思想への傾倒の集大成と言えるべき詩。別の邦題では『ヴィジョン』とも。
イェイツはキリスト教の信仰に満足することが出来ず、様々な哲学や神秘思想にのめり込んでいった。そこで妻が自動筆記(一種の交霊術)を行うことに気づき研究を始めた。
その結果というべきものに、かなてから読みふけっていた無数の書物からの暗示を加えて、独自の体系としてまとめたのが、このイエィツの精神遍歴の記録なのである。
その内容は極めて複雑怪奇で要約するのは不可能に近いとも。ただしイェイツの思想の集大成であるため、もしイェイツを研究するならばこの詩を読み解くのは必須だろう。
イェイツはキリスト教の信仰に満足することが出来ず、様々な哲学や神秘思想にのめり込んでいった。そこで妻が自動筆記(一種の交霊術)を行うことに気づき研究を始めた。
その結果というべきものに、かなてから読みふけっていた無数の書物からの暗示を加えて、独自の体系としてまとめたのが、このイエィツの精神遍歴の記録なのである。
その内容は極めて複雑怪奇で要約するのは不可能に近いとも。ただしイェイツの思想の集大成であるため、もしイェイツを研究するならばこの詩を読み解くのは必須だろう。
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