No.43 青い脂

作品基本情報

原題

Голубое сало

作者

ウラジーミル・ソローキン

発表年

媒体

小説

原語

ロシア語

あらすじ

7体の文学クローンの身体に溜まる謎の物質「青脂」。スターリンとヒトラーがヨーロッパを二分する一九五四年のモスクワに、その物体が送りこまれる。巨頭たちによる大争奪戦の後、エロ・グロ・ナンセンスな造語に満ちた驚異の物語は、究極の大団円を迎える。20世紀末に誕生した世界文学の新たな金字塔!!(「BOOK」データベースより)

奇書性・実験性・特殊性概要

ロシア文学パロディ、造語、奇想のストーリー

特筆すべき点

ロシアの怪物ソローキンの小説。スターリンとフルシチョフのセックスシーンなど、そのストーリーだけでも相当にぶっ飛んだ作品である。
実験小説的な見どころとしては、造語の数々に彩られた文体とロシア文学者クローンの作品集の2つであろう。
後者はドストエフスキー・チェーホフ・トルストイ・ナボコフなどの文体を真似てナンセンスな物語が描かれる、一種のパロディとなっている。

入手するには

2017年現在、河出文庫より日本語訳のKindle版、文庫版、ハードカバー版が発売中。

関連記事

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メニュー2

ジャンル別

  • 奇書
  • 実験小説
  • 特殊文体

メニュー3(番外編)

  • 参考書籍
  • 実験映画
【メニュー編集】

どなたでも編集できます