No.29 溶ける魚

作品基本情報

原題

Poisson soluble

作者

アンドレ・ブルトン

発表年

1924年

媒体

小説

原語

フランス語

奇書性・実験性・特殊性概要

自動記述

特筆すべき点

シュルレアリスムという言葉を一躍有名にした立役者、アンドレ・ブルトンの作品。
絵画で有名なシュルレアリスムだが実際は文学などそれ以外の分野にも適応された考え方である。
この本では自動記述(オートマティスム)という技法が用いられている。平たく言うと、無意識状態で文章を書くという方法である。
もちろん本当に無意識ではペンを動かせないため、実際には「ものすごく眠たい状態で書く」とか「ものすごく早く書く」とか「薬を打って書く」とかそんなんである。ものすんごく眠たい授業中に取るノートといえばわかりやすいだろうか。大体よくわからない文章ができるが、ブルトンらはそれを「無意識を写し取ったもの」あるいは「現実の裏側にある超現実」とみなしたのである。

入手するには

岩波文庫より日本語訳が販売中。

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