FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

夢の都コーネリア。
クリスタルを持った光の戦士一行はこの町の宿屋に宿泊していた。
彼らが止まっている部屋ではナイトが一人武器の手入れをしていた。
「ついに来たか・・・」
ナイトは自分の手に握られたエクスカリバーを見つめ呟いた。
明日はカオス神殿に行き、そこから過去の世界に飛ぶ。
もしかしたらもう二度と戻れないかもしれない。
恐らく最後の日になるであろうこの日を精一杯楽しもうと考えていた。
他の三人は出ていったが自分は特に楽しむような事も無いので装備の点検をしていたがそれも飽きてしまった。
コーネリア城に行こうとも思ったが一人で行くのも難なので部屋に置いてあった聖書を読んだりしていたがやはり飽きる。
何もやらないよかはマシだと思い外に出る。
酒場に行きカウンターの空いた席に座る。
適当に注文していると聞き慣れた声が自分を読んだ。
「ナイト君?」
自分の仲間の白魔道師シロマが隣にいた。
「珍しいな、シロマが一人で酒場に居るなんて。」
「別に一人じゃないよ・・・アカマちゃんと一緒に来てるの・・・」
「で、アカマは?」
「あそこ・・・」
シロマが指した方のテーブルを見ると赤魔道師アカマが男とポーカーをしていた。
どうも連勝中らしい。
「んで?筋肉馬鹿は?」
「モンク君?知らない・・・多分どっかで筋トレ・・・かな?」
「なんか筋肉馬鹿らしいな。ところでお前なんか飲むか?」
「えっ?いらないけど?」
「ふーん。」
「あっ・・・今お酒飲めないんだ、って顔したよね。」
「してねぇよ。」
「私だってお酒位飲めます!マスター。この人と同じ物を。」
「おい。無理すんな。」
シロマはナイトの忠告を聞かず出てきた酒を口にした。
「全く・・・無理するからだ・・・」
ナイトはシロマを背負い、宿屋に戻っていた。
シロマが酒を口に含んだ途端酔っ払ってしまったのだ。
シロマはナイトの背中で寝息をたてながら熟睡している。
「ちくしょう・・・人の気も知らずに・・・」
光の戦士一行は男部屋と女部屋の二つの部屋を借りており、ナイトは男部屋のベットにシロマを寝かした。
「しかし・・・こうして見ると・・・いい女だなこいつ。」
清楚で整った顔立ちの白魔道師の少女の寝顔はナイトの情欲を掻き立てるのには十分だったが理性が少女を襲うことを食い止める。
まるでナイトの中で天使と悪魔が討論しているみたいだ。
思えばこの旅の間セックスは疎か、自慰すらしていない。
宿屋にいた時はこの時間を使って自慰をするなんて事は思いつかなかったがシロマを見て改めて性欲が溜まっていることに気付いた。「ん・・・ナイト君?」
シロマが目を覚ました。
とりあえず自分のなかで我慢できた事に合掌するナイト。
「ここは・・・」
「俺の部屋だ。大変だったんだぞ、ここまで運んでくるの。」
「私、そんなに重かった?」
「いや、そういう意味じゃないって」
ナイトは慌てて誤魔化す。
「んじゃさっさと自分の部屋行って寝ろ。」
「・・・まだ立てないみたい。」
「・・・嘘だろ。そんなに呂律が回ってるのに。」
「だって立てないだもん。私の部屋までおぶっていっていて。」
「ガキか、お前は。」
酔っ払っているのか普段は消極的なシロマがいつもと違う。
「ガ・・・ガキじゃないよ!もう十八なんだから!」
「大人が酒を少し飲んだだけで酔っ払うか。」
「むぅ・・」
「まぁこのままここにいられても困るからあっちに連れてくぞ。」
「あっ、やっぱり抱っこにして。」
ナイトはシロマを抱えようとシロマの体に手を添えた。
その時、シロマが頭を動かしナイトと口付けする形となった。
ナイトはしばらくシロマの唇の感触を味わっていた。
しかし、シロマをいきなり引き離す。
「な、何すんだよ!」
「えっ?ナイト君言ったじゃん。『最後の日になるかも知れないから好きな風に過ごせ』って。」
「そりゃ言ったけど・・・」
「だから・・・私のこと・・・その・・・」
シロマは息を飲みナイトに耳先に呟く。
「私を抱いてほしいの。」
「はぁ?」
ナイトには抱いてほしいの意味ぐらい分かっていた。
しかしここでもまた天使と悪魔が討論しているみたいだ。
ナイトは聞き返す。
「あのさぁ、ほんとに俺なんかでいいのか。」
「うん・・・」
「ほんとにいいだな。」
「いいよ、ナイト君なら・・・」
その返事を聞くとナイトはシロマのローブをやや不器用ながらラッピッグを取り外すように丁寧に脱がしていった。
ナイトはローブをずらす度に息遣いを荒くする。
この旅の間ずっと一緒にいた仲間。
自分は彼女を仲間としてではなく女として接し、今一線を越えようとしている。
その状態に興奮と同時に迷いを覚える。
「シロマ・・・俺はまだ・・・お前を抱けない。」
「えっ?」
「早いんだよ。お前が大人になるのは。だってまだ俺たちの旅は終わってない。」
「・・・なんでよ。」
シロマは涙声で叫ぶ。
「なんでよ!どうしてナイト君はいつも私の事を子供扱いするの!」
「してねぇよ!」
「してるわよ!いつもいつも!モンスターと戦う時だって、危ないから後ろにいろって!確かに私は白魔道師。武器では戦えないわ。でも危ないって何!私だって自分の身位・・・」
「守れるってか?無理だな。」
「無理って・・・もう知らない!」
シロマはナイトを押し倒すと、ローブを直し、部屋を出ていってた。
ナイトは呟く。
「なんだよ、立てんじゃねえか。」
と言っても分からなかったわけではない。
最近シロマは自分の気を引こうとしてる事位ナイトは分かっている。
だがナイトは心の中で仲間と仲間以上の関係になるのが恐いのだ。

こうして最後の日の日は落ち、カオス神殿に突入するまでの時間を削っていった。
ついにこの日がやってきた。
光の戦士一行はかつてコーネリアのナイトガーランドと戦った部屋にいた。
アカマが前に出てコーネリアに伝わるリュートを鳴らす。
鳴らし終えると光の戦士一行は闇に消えていった。

「へー伝説は本当だったのか。」
モンクが感心しながら唸る。
「さて、どうするんだいリーダー。」
アカマがナイトに話し掛ける。
「決まってるじゃないか。」ナイトはエクスカリバーを抜く。
「一気に突き進む!」
光の戦士一行は駆け出した。
早速モンスターと遭遇する。そしていつも通りのチームワークでモンスター達を倒していく。
いつもと変わった素振りを見せないナイト。しかし内心はシロマの事が気に掛かっていた。
昨日シロマと交わした会話が深く胸に突き刺さる。
ナイトはシロマに目を向けた。
いつも通りだ。
いつも通り後ろに下がっていて、いつも通り味方が傷ついたらケアルしている。
そして遂に・・・
「ここが最後の部屋か?」
「多分ね、長かったわ・・・」
「これで・・・最後・・・」
「行くぞ!」
扉を思い切り開けるナイト。
光の戦士一行は中に入り構えた。
そこにはかつて戦ったコーネリア最強のナイト・・・ガーランドがいた。
ガーランドはナイト達に気付くなり語り始めた。
自分は倒された後タイムスリップしカオスになったという。
「んじゃ、てめえが全ての原因なんだな!」
ナイトがエクスカリバーをガーランドに向け叫ぶ。
ガーランドは笑うように答えた。
「私が?全ての?原因?笑わせてくれるな。いいか全ては君たちが私を倒したせいだって気付かないのか?」
「煩い!」
ナイトはガーランドの兜の隙間に剣を突き刺す。
「ふふふ残念だな。その程度では私は死なんよ。いいだろう!私の真の姿を見よ!」
ガーランドは姿が代わりカオスとなる。
カオスと光の戦士の戦いは激しいものだった。
そして遂に
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ、オラァ!」
モンクの連打が決まり光の戦士に軍配が上がった。
「お、終わった・・・」
消えゆくカオスの体と供に神殿が崩れ始めた。
光の戦士一行は引き返し、もときた来た道を戻る。
しかし、
「か、体が・・・」
「なっ何だ!」
「体が消えていく・・・ガーランドの仕業か?」
光の戦士一行は光に包まれ消えていった。

不思議な感じだ。
ナイトは白い空間を漂っていた。
急に目の前に巨大なクリスタルが現れる。
自分の持っているクリスタルと同じ色の、水を模した青色のクリスタルが。
そのクリスタルは自分に語り掛けているみたいだ。
うまく聞き取れない。
しかし意味は自然に伝わってきた。
「ちょっと待てよ!どうゆう事だ・・・」
ナイトはクリスタルに訴え掛ける。
しかし目に見えない渦がナイトを取り込み始め、ナイトは気を失った。
「ん・・・ここは?」
ナイトはベットに横たわっていた。
見たことの無い風景だ。
宿屋の一室の様だがこんな場所には来たことが無い。窓もないから外を確認することも出来ない。
扉も鍵が閉まっているみたいだ。
「ナイト君・・・ここは?」
どこからか声がする。
部屋に置いてある鏡から声がするみたいだ。
鏡を見るとそこには自分でなくシロマが映っていた。
「シロマ?」
「うん。私部屋に閉じ込められたみたい。」
「俺もだ。一体ここは・・・?」
ナイトは鏡を触ってみる。
冷たい鏡の温度が指先から伝わってくるだけだ。
鏡を調べているとシロマが話し掛け来た。
「ナイト君。」
「なんだ?」
「今迄有難う。一緒にいてくれて。」
「いきなり何だよ。まるでもう合えないみたいに。」シロマはクリスタルを取り出す。土を模す黄色に輝くクリスタルを。
「私知ってるの、私達消えちゃうんだよね。」
「・・・やっぱりそうか。」
「ナイト君も聞いたの?クリスタルの声。」
「ああ、なんか言ってたな。二千年前のあの日に戻るとか、この鎖は簡単には切れないとか、意味分かんねえ・・・そんでなんで俺達が消えなきゃ・・・」
「新しい光の戦士を作るためって言ってたわね。」
「・・・輪廻って奴か。前世の記憶を無くして新しい命が生まれるか・・・」
「きっと、ずっと世界の崩壊は終わらないんだわ。カオスが消えても・・・またカオスは生まれるから。でも光の戦士も一緒に生まれる」
「カオスを倒し、またカオスが生まれ、カオスはまた倒され、また生まれる。の無限ループか・・・」
ナイトは鏡に顔を近付ける。
「シロマ。」
「何?」
「これで最後だ。・・・抱いてやるよ。」
「えっ?」
「お前言っただろ。俺になら抱かれてもいいってだから、抱いてやる。」
「えっ?えっ?でもナイト君・・・」
「もう俺達の旅は終わった。それに・・・恥ずかしい話・・・溜まってるんだ。」
「もう、もっとロマンチックに言えないの・・・それに鏡からじゃ・・・」
「・・・キスなら出来る。」
ナイトは鏡のシロマの唇があるところに口付けする。
シロマもナイトの唇に自分の唇に合わせる。
冷たい鏡がお互いの唇に触れるだけだが、二人はお互いの唇に触れているような気がした。
そして二人の体が光る。
「お別れの時間みたいね。」「そうだな。」
「生まれ変わってもまた会えるよね。」
「もちろんだ、その時は・・・お前と愛し合えるといいな。」
二人の体は消え去り、そこにはそれぞれ持っていたクリスタルが残っていた。
そしてクリスタルも消えていった。
宿屋の一室・・・そこには一人のナイトがいた。
手には青色に輝くクリスタルが握られていた。
扉を叩く音がし、ナイトは扉を開ける。
扉を開けるとそこには白いローブを纏った女性がいた。
「眠れないのか?」
ナイトが女性に囁く。
「ええ、明日のことを思うと・・・不安で。」
「大丈夫さ。いつもと同じように戦えば・・・」
「・・・ナイト。」
「シロマ・・・」
二人は熱い口付けを交わす。
そのまま、ベットに傾れ込み、お互いの服を脱がす。
ナイトはシロマの乳首を優しくつねる。
「あん!」
シロマは感じているという事をナイトに伝わさせる。
ナイトは乳首を舌で転がしながら、左手で秘部を刺激する。
左手はクリトリスを見つけると親指と人差し指で摘み、中指で膣内を掻き回す。
秘部から溢れだす愛液と左手による愛撫はナイトを受け入れるのに十分な準備を完了させる。
「いれるぞ。」
「いいわ、来て!」
ナイトは左手を離すと自らの陰茎をシロマの秘部にあてがう。
愛撫が効を為したのかシロマはナイトを楽に受け入れる。
ナイトとシロマは激しく愛し合う。
二人は精一杯愛し合う。
何故か。
二人にすら分からない。
何故自分達はこんなに引かれ合って、こんなに愛せるのだろうか?
二人には分からない。
だがこんなにも愛し合えるなら愛し合うだけだ。

クリスタルはただ静かに輝いていた。
タグ

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます