FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

「日が暮れてきたな、今日はこの辺でキャンプするか!」
バッツはテントを張り、薪を集めていたが、クルルの歩き方が少しぎこちないのが気になって、声をかけた。
「おい、大丈夫か、クルル?どこか具合でも悪いのか?」
「えっ?ううん…、平気。ちょっとトゲが刺さっただけだから…。」
「ちょっとトゲが刺さっただけって、何言ってんだ!ちょっと見せてみろって!」
「い、いいよお!抜こうとしても抜けないし、それに…。」
「それに?」
「…刺さってる場所…見せるの…恥ずかしいから…。」
スカートを押さえながらクルルは小さな声で答えた。
「いいから見せてみろ、放っておいたら大変なことになるだろ!」
そう言うとバッツはクルルを座らせスカートをめくり上げた。
「きゃっ!ちょっと、バッツ!?」
太ももの内側の足の付け根に黒いトゲが刺さっている。
「コイツか…。」
バッツがその部分に顔を近付ける。
「う、うん…。」
恥ずかしさで顔を真っ赤にしながらクルルは答えた。
傷口はパンツのすぐ横で、もう丸見えである。
しかし、バッツはそんなことを気にする様子もなく傷口だけを見ていた。
「くそっ、何か深く刺さってるなあ…。クルル、ちょっと荒療治だけど我慢しろよ。」
そういうと、バッツは小刀を火で焙って滅菌し、それでトゲの刺さっている所を少し切開した。
「痛い!!」
クルルが悲鳴を上げる。
そしてバッツは力に任せてトゲを引き抜こうとした。
「ひぃっ!!」
「コイツ…、なかなかしぶといな!」
まるでトゲも抜かれまいと抵抗しているようであった。
「痛っ!!痛いよ、バッツ!」
「もう少しだから我慢しろって!!」
「やああっ!!」
「よ〜し、抜けた抜けた!ふ〜っ!」
バッツは抜いたトゲを投げ捨てた。
「よく我慢したな。偉いぞ、クルル!」
涙を浮かべているクルルの頭を撫でながらバッツは言った。
「グスッ…、ヒドイよ、バッツ〜!乙女に乱暴し過ぎ…。」
「仕方ないだろ、放っといたらもっと酷いことになってたんだから…!んっ、血が出て来ちゃったな、仕方ない…。」
バッツは唾を指につけ、それを傷口に塗り付けた。
「きゃあっ!!」
「消毒代わりだ、次の町についたらポーション買って、ちゃんと治療してやるから、それまで…。」
そう言いながらクルルの顔を見上げたバッツは一瞬、声を失った。
クルルは顔を真っ赤にして涙をポロポロ流している。
「ど、どうした?そんなに痛かったか?」
「…バッツのバカァ!!」
そう叫ぶと、クルルは泣きながら走り去って行った。
「お、おい、クルル!まだ治療したばっかなのに、そんなに走ったら…。」
そう言った瞬間、バッツは背後に凄まじい殺気を感じた。
「…そうか、何で俺を置いて二人きりでタイクーンを出ていったのかって思ってたが、そういうことか…。」
バッツが振り返るとそこにはファリスが仁王立ちしていた。
「ファ、ファリス!?何でここに?」
「バッツ…、お前って奴は…見損なったぜ!!」
「ど、どうしたんだよ、ファリス?置いてったこと、そんなに怒ってんのか…?」
「そんなことじゃねえ!!クルルが嫌がってるのに、お前の性欲を満たすためだけに、一方的に押し倒すとは…。しかも、クルルは痛いって言ってるのに血が出るまであんな所を弄ぶなんて…、この鬼畜が!!」
「えっ、一体何のことだよ!?」
「問答無用だ!死んで、あの世でガラフに詫びろ!!」
ファリスの(勘違いの)怒りの鉄拳が炸裂する。
何もやましい事をしたつもりはないのに、ファリスにボコボコにされたバッツであった。
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