最終更新: fferoparo1 2011年05月21日(土) 13:19:30履歴
「ね、スコールって女の子もたべたことあるの?」
淡いブルーの瞳が悪戯っぽくきらりと輝く。
(……なんですと!?)
スコールは顔には出さずに思い切りうろたえた。
そういう意味ではまったくのノーマークだった。
いつもティナにくっついてるたまねぎがいなくて、なんの接点もない彼女とふたりになって、間がもたずにアビリティの話などしていたら突然の質問だ。
(お、おんなのこを?たべたって、あっちの意味だよな……)
しかめた眉の下でスコールの脳はめまぐるしく動く。
事実を言うべきか。はぐらかして逃げるべきか。
ふと横をみると、赤いシャツの下に控えめだがたしかにある白いふくらみ。
(た、たべる……、あれを……)
たしかに、大きいとはいえないかもしれないが、あれくらいのてのひらにおさまるサイズも確かに人気だ。
むしろ、ティナの細すぎるウエストにはあれくらい控えめな方が……。
もしかして、ティナは俺に対してそういう感情を持っていたというのか?
いつもこちらにおくってくる熱い視線はこの首のモフモフをふかふかしたいだけかと思っていたが違うのか?俺をぱふぱふさせてくれるっていうのか!?
(……俺は何を考えているんだ!!)
スコールの眉間のしわを誤解して、ティナは困った顔をした。
「ごめんね。わたしへんなこといっちゃったみたい」
「……べつに」
「仲間の王様がね、そんなことをいっていたから」
「あっ、ティナにスコール!そんなとこにいたッスかー!」
「ごはんできたよ!パンにミルクもいっぱいあるからね!」
きまずい沈黙を破る仲間の声。はーい、と返事をして立ち上がったティナに、スコールは声をかけた。
「悪かったな」
「こちらこそ」
ティナはふわりと微笑んで、たたた、と走り去った。
その後ろ姿に、青いニットの彼女が一瞬かさなって思わず独り言をいってしまう。
「まさか、ティナまで妙な呪文唱えたりしないだろうな……」
淡いブルーの瞳が悪戯っぽくきらりと輝く。
(……なんですと!?)
スコールは顔には出さずに思い切りうろたえた。
そういう意味ではまったくのノーマークだった。
いつもティナにくっついてるたまねぎがいなくて、なんの接点もない彼女とふたりになって、間がもたずにアビリティの話などしていたら突然の質問だ。
(お、おんなのこを?たべたって、あっちの意味だよな……)
しかめた眉の下でスコールの脳はめまぐるしく動く。
事実を言うべきか。はぐらかして逃げるべきか。
ふと横をみると、赤いシャツの下に控えめだがたしかにある白いふくらみ。
(た、たべる……、あれを……)
たしかに、大きいとはいえないかもしれないが、あれくらいのてのひらにおさまるサイズも確かに人気だ。
むしろ、ティナの細すぎるウエストにはあれくらい控えめな方が……。
もしかして、ティナは俺に対してそういう感情を持っていたというのか?
いつもこちらにおくってくる熱い視線はこの首のモフモフをふかふかしたいだけかと思っていたが違うのか?俺をぱふぱふさせてくれるっていうのか!?
(……俺は何を考えているんだ!!)
スコールの眉間のしわを誤解して、ティナは困った顔をした。
「ごめんね。わたしへんなこといっちゃったみたい」
「……べつに」
「仲間の王様がね、そんなことをいっていたから」
「あっ、ティナにスコール!そんなとこにいたッスかー!」
「ごはんできたよ!パンにミルクもいっぱいあるからね!」
きまずい沈黙を破る仲間の声。はーい、と返事をして立ち上がったティナに、スコールは声をかけた。
「悪かったな」
「こちらこそ」
ティナはふわりと微笑んで、たたた、と走り去った。
その後ろ姿に、青いニットの彼女が一瞬かさなって思わず独り言をいってしまう。
「まさか、ティナまで妙な呪文唱えたりしないだろうな……」
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