中国側が反日挑発行為を隠蔽するかのように日本の先手を取って提案してきたもの。
- 両国は相手の完全な独立を相互に尊重すること。
- 両国は真正の友誼を維持すること。
- 両国間の事件は平和的外交手段により解決すること。
蒋作賓大使は、この三原則で両国が朋友となれば梅津・何応欽協定及び土肥原・秦徳純協定は必要がなくなるので取り消しを希望し、
満洲国については、蒋介石はこれの独立を承認することはできないが今日はこれを不問にする意向である(日本に対し、満洲国承認の取り消しを要求しないという意味だと蒋作賓大使は説明した)。
また日華親善工作の進展次第では共同の目的のために軍事上の相談をする決意もあると述べています。
更にこの中国側三原則と希望条項は、盧溝橋事件が勃発した際に日本が日華関係改善のために作成した停戦交渉及び国交調整案(船津工作)にほぼ完全に生かされていましたが、大山大尉虐殺事件で挫折します。
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