学校では教わることのない日本の自虐史観を省いた歴史を年表にまとめたもの。

昭和八年十一月七日至十一月九日

停戦協定善後処理に関し大連会議の要領に準じ昭和八年十一月七日より同月九日に亙り関東軍代表陸軍少将岡村寧次、陸軍歩兵大佐喜多誠一、大使館書記官花輪義敬と華北軍政当局代表戦区接収委員殷同、北平軍委分会参事陶尚銘、駐平政整会参事殷汝耕と北平に会同し左の通り申合せを為す

第一、関東軍は華北当局が其の治安維持機能の充実に伴い長城線を含まざる長城以南及び以西の地域を速やかに且完全に接収することを希望す
第二、華北当局は当分の内其の接収地域内に於いて長城に接続若しくは接近せる地域に交通、経済等諸般の事項を処理する為関東軍の指定する必要なる諸機関の配置を認容し且此れ等機関の業務に便宜を与えるものとす
第三、華北当局は接収地域内に於いて当分の内日本軍隊駐屯の為必要なる土地建物を日本軍に貸与することに同意す
第四、長城内外に於ける交易、交通、通信等を設定する為華北当局は必要なる委員を定め関東軍の指定する委員と速やかに逐次協議を進むるものとす

本申合せに関連する了解事項

一、申合せ事項第二、の諸機関の配置地点は差当り左の如し
  山海関、古北口、喜峰口、潘家口、冷口、界嶺口
二、申合せ事項第三、の日本軍駐屯地点差当り左の如し
  山海関、石門砦、建昌営、擡頭営、冷口、喜峰口、馬蘭峪、古北口
  但し軍需品輸送の為灤河水運利用間は必要に応じ〇州の外遷安、撤河橋等に所要の施設及び警備部隊を配置することあるべし
三、申合せ事項第四、の交通とは航空の連絡をも含むものとす

支那側希望事項 昭和八年十一月九日
北平に於いて為せる申合せ事項に付将来の誤解紛糾を避くる為左の各項に対し御諒承を請う
一、接収地域内に暫駐の日本軍隊及び配置せる関東軍の指定する諸機関は所在地の中国の行政に対し一切関与又は妨害の如き行為を為さざるものとす
二、本申合せに依り已に華北当局の同意を経たるものの外如何なる正規軍隊も接収地域内に入ることを得ず
三、察東地区及び多倫の接収を完全ならしむる為関東軍は華北当局が同地方の抗命部隊及び土匪を自由に討伐処置することに同意す

十一月九日支那側の提出せる希望事項に対する関東軍の回答

一、希望事項第一に関しては接収地域内に於いて排日行為なく且申合せ第二の趣旨が完全に履行せらるるに於いては異存なし
二、希望事項第二は支那側をして撤回せしめられ度
三、希望事項第三に関しては停戦協定の根本に牴觸するを以て軍としては同意する能わず


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