学校では教わることのない日本の自虐史観を省いた歴史を年表にまとめたもの。

昭和十六年十一月十三日(連絡会議決定)

対独伊
日米交渉決裂し戦争不可避と認められたる際(大体十一月二十五日以降と想定す)には遅滞なく独(伊)に対し帝国は近く準備成り次第英米に対し開戦するの意向なる旨を通報し右準備の一部なりとして左記事項に付必要なる交渉を行うものとす
一、独(伊)の対米戦争参加
二、単独不講和
備考
独逸側より対ソ参戦の要求ありたる場合には差当り参戦せざる旨を以て応酬す但し之が為独側の対米参戦の時期が遅るるが如き事態生ずるも已むを得ず

対英
対米交渉の結果たる了解事項中英国に関係ある事項を英国をして受諾せしめ且之に積極的に協力せしむる様速やかに直接又は米を通じ措置し置くものとす
右以外企図隠匿の見地に於いて特別の外交措置を行うこと無し

対蘭印
我が企図秘匿欺騙に資するため成るべく速やかに従来交渉継続の形式に於いて帝国に対する所要物資の供給を主眼とする外交交渉を逐次開始す

対ソ
概ね昭和十六年八月四日大本営政府連絡会議決定に係る対ソ外交交渉要綱第一項に準拠し交渉を続行す

対泰
1、
進駐開始直前左記を要求し迅速に之を承認せしむ泰にして帝国の要求に応ぜざる場合に於いても軍隊は予定の如く進駐す
但し日泰間武力的衝突は之を局限するに努む
イ、帝国軍隊の通過竝に之に伴う諸般の便宜供与
ロ、帝国軍隊の通過に伴う日泰軍隊の衝突回避措置の即時実行
ハ、泰の希望によりては共同防衛協定の締結
(註)本交渉開始前に於ける対泰態度は従来と特別の変化なからしめ特に開戦企図の秘匿に万全の考慮を払うものとす
2、
進駐後速やかに概ね左の諸件に関し具体的に現地に於いて取極を行う
イ、帝国軍隊の通過及び駐屯に関する事項
ロ、軍用施設供用及び新設増強
ハ、所要の交通通信機関及び工場施設等の供用
ニ、通過竝に駐屯軍隊に対する宿営給養等
ホ、所要軍費の借款
備考
第一、第二項の交渉に当たりては昭和十六年二月一日大本営政府連絡会議決定の対佛印泰施策要綱に準拠し泰の主権及び領土の尊重を確約し
尚泰の態度によりては将来ビルマ若しくは馬来の一部を割譲すべき事を考慮すべき旨を仄めかし以て交渉を有利ならしむ。

対支
出来る限り消耗をさけ以て長期世界戦争に対処すべき帝国総合戦力の確保及び将来兵力減少の場合等を念頭に置き左の通り措置するものとす
1、在支米英武力を一掃す
2、在支敵性租界(北京公使館区域を含む)及び敵性重要権益(海関鉱山等)を我実権下に把握す但し我国の人的竝に物的負担をなるべく軽からしむる様留意するものとす
(註)共同租界及び北京公使館区域は敵性武力を一掃して我が実権下に収むるも友好国権益をも混入するを以て接収等の形式を取らざるものとす
3、前諸項の発動は我企図を暴露せざる為我対米英宣戦後とす
4、重慶に対する交戦権の発動は特に宣言等の形式を以てすることなく対米英開戦を以て事実上其の実効を収むるものとす
5、在支敵国系権益中国民政府に関係あるものも必要に応じ差当り我方実権下に把握するものとし之が調整は別に措置す
6、占領地内に於ける支那側要人の活動を出来る限り誘導促進し日支協力の下に民心の把握に力め以て可能なる地域より漸次局部和平を実現せしむ
7、対支経済関係に於いては物資獲得に重点を置き之がため現行諸制限に合理的調整を加うるものとす


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