昭和十三年四月十三日
最近ロイテル及びタス通信は盛んに日本政府が英国政府に対し日支間の調停を依頼した旨を報道し、日本の支配階級は最近事態を憂慮し停戦を真面目に希望するに至ったものらしいと理由まで付してまことしやかに報道しているが、帝国政府の方針は本年初頭政府の声明せる如く、国民政府を対手とせず帝国と真に提携するに足る新興支那政権の成立発展を期待し以て新支那の建設に協力するにある。
今や中華民国臨時政府及び中華民国維新政府共に健全なる発展を遂げつつあり、帝国の希望する新支那の建設将に軌道に乗りつつある際、何を好んで日支両国調停を第三国に依頼するの要ありや、ロイテル及びタスの報道の如きは何等か為にせんとする徒輩の揚げた下手なバロン・デッセイに過ぎぬ。
最近ロイテル及びタス通信は盛んに日本政府が英国政府に対し日支間の調停を依頼した旨を報道し、日本の支配階級は最近事態を憂慮し停戦を真面目に希望するに至ったものらしいと理由まで付してまことしやかに報道しているが、帝国政府の方針は本年初頭政府の声明せる如く、国民政府を対手とせず帝国と真に提携するに足る新興支那政権の成立発展を期待し以て新支那の建設に協力するにある。
今や中華民国臨時政府及び中華民国維新政府共に健全なる発展を遂げつつあり、帝国の希望する新支那の建設将に軌道に乗りつつある際、何を好んで日支両国調停を第三国に依頼するの要ありや、ロイテル及びタスの報道の如きは何等か為にせんとする徒輩の揚げた下手なバロン・デッセイに過ぎぬ。
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