日本の歴史年表

訓練目標

攻撃目標は飛行場その他の要点（例、橋梁、大工場等）とし、一地に降下すべき兵力は通常一連隊とす。降下地点付近に於いて予測する敵の兵力は、降下部隊より稍優勢なるも、素質は不良なり。但し軽戦車又は軽装甲車を主とす飛行場、大工場、大橋梁等は数個のベトン製火点を有し又飛行場及び空き地には空中降下防止のため拒馬、濠等を設けあるところ少なからず降下点付近の地形は密林地帯多く飛行場草原等の外降下のため制限を受く。基地と降下地点との距離は六〇〇粁以内とし降下後要点の攻撃に方りては二乃至三粁の森林又は沼沢地帯通過後攻撃又は専守防御を行うことあり。又迅速確実なる交通、通信線の遮断を行う。弾薬及び携帯口糧は三日分を常に携行せしむ。