kagemiya@ふたば - アバドン

基本情報

【元ネタ】ヨハネの黙示録
【CLASS】アークエネミー/ディザスター
【真名】アバドン
【異名・別名・表記揺れ】アバドーン、アポリオン、アポリュオン、アポルオン、アルシエル
【性別】両性(精神的には女)
【身長・体重】151cm・43kg
【肌色】白 【髪色】黄緑と黒ツートーン 【瞳色】赤
【外見・容姿】複眼と昆虫めいた意匠を持った天使
【属性】秩序・悪
【天地人属性】天
【その他属性】虫・天使・反光
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:EX

【クラス別スキル】

連鎖召喚・守護者:A
周辺にサーヴァントあるいはそれに相当する戦力を持つ者の数が不足している場合、抑止の守護者が一般的なサーヴァントと同等の霊基で不足分の人数召喚される。(デメリット)
サーヴァント候補として名を連ねる者が召喚されることもあるが、多くの場合名を持たない無銘の守護者である。
特異点や固有結界内など特殊な状況では召喚されない場合もある。

偶然の好機(災):EX
ディザスターに勝利困難な戦力で遭遇したマスターやサーヴァント、あるいは守護者などは、"偶然"が働き窮地を脱することがある。(デメリット)
アバドンと対峙した者達が窮地に陥った時、『その時、不思議な事が起こった』と言うような偶然に助けられる事が稀…というにはちょっと多めの頻度で発生する。

抑止の試練(災):(ランクはシナリオの規模により変動)
このサーヴァントは抑止力の指定する"倒すべき敵"である。他のサーヴァントは本能的にディザスターの現界を察知し、倒すために行動する。(デメリット)
ディザスターを倒した場合、討伐に協力したサーヴァントとマスター全員に小規模な願望機程度のささやかな返礼が与えられるが、抑止力の好まない願いは却下されやすい。
特異点の攻略やアークエネミーの討伐などの途上だった場合は、願いではなくサーヴァントの強化や追加の令呪などが与えられる。

不可知の凶兆:B-
このサーヴァントが召喚された際は広範囲から確認できる何らかの異変を引き起こす。何らかの神秘によらない科学的手法では異変の原因を特定することはできない。
アバドンの場合、現在地点を中心に小〜中国家規模の曇天を中心に、蝗害や旱魃、他にも様々な要因による凶作と飢餓が発生する。
ただし、この飢餓による直接の死者は絶対に出る事は無い。

擬似特異点:(ランクはシナリオの規模により変動)
黙示録の断片が再現されたことにより因果律が不安定になっている。人類や英雄に敵意を持つサーヴァントやシャドウサーヴァント、怪物などが無作為に召喚され暗躍する。
聖杯がなくても、星の危機に立ち向かわんとする者たちは抑止力の支援によりサーヴァント召喚が可能となる。(サーヴァントの数、令呪の数などはシナリオの規模により変動)

【保有スキル】

害痛権威:EX
神に与えられた地上の人間に苦痛を与える権利。
人属性を持つ者へのダメージを増加させ、また苦痛によりスタンさせる事もある。
ただし、アバドンは(サーヴァントを除く)人間に対して、いかなる攻撃をしようとも、命だけは奪う事が出来ない。
たとえそれが、殺してくれと懇願する程の苦痛激痛を伴う攻撃であろうとも、である。

奈落の王:EX(-〜A++)
アバドンの肉体から溢れ出す奈落の如き漆黒の反光魔力物質。
第一宝具で取り込んでいる光の量により、ランクが変動。
アバドンの攻撃力と防御力を上昇させ、再生能力を与える。
加えて光や太陽に類するサーヴァントに対してのランク相当の対魔力としても機能する。
強力なスキルだが、取り込んだ光を反光魔力物質に変換し続ける必要があり、第一宝具が機能する状況でないと発動しない。

現界期限:E〜C
アバドンは、最大で五ヵ月間だけ現界を許されおり、その期限が過ぎると自動的に消滅する。(デメリット)
現界期限はシナリオ規模によって変動するが、最大現界の五ヶ月は黙示録クラスのイレギュラー時のみ。通常時は数日、長くても一ヶ月を超える事は無い。
それ故に、アバドンは完全なアークエネミー(大敵)には至れず、ディザスター(災害)のクラスに留まっている。
…アバドンが去った後、その災害に苛まれた国が今後、機能出来るかは定かではないが。

【宝具】

『黒き太陽(アル・シエル)』
ランク:EX 種別:対陽宝具 レンジ:大都市規模 最大捕捉:範囲内全て
その身に内包する黒き太陽の如き重魔力炉心。常時発動宝具。
アバドンが地上に姿を現す時、吹き上がる煙が太陽を覆い隠すと言う一節と、自身と同一視されたカルデアの暗黒神に由来。
この宝具の範囲内に存在する全ての光…太陽光すら含むそれらを吸収。炉心へと取り込み、反転させて自身が身に纏う反光属性魔力として変換する。
その範囲内では光は力を失い、草木は枯れ果て、糧を失った生物は活力を失い、死を伴わない、けれども死を望む程の飢餓に苦しむ事となる。
アバドンの力はこの宝具で吸収した光の量に比例し、最大まで光を取り込んだ場合、地上に落ちた不滅の黒い太陽と化す。

光や太陽を由来とするサーヴァントや、その力を持つサーヴァントは、この宝具の格好の餌食となる。
宝具範囲内ではそれらに依存、または由来とするスキルは効果を失い、宝具の場合はランクにより度合いは違えど総じて弱体化。
その時のCランク以下ともなれば完全に無力化され、その分だけアバドンは更に力を増していく。

アバドンを災害たらしめる規格外宝具だが、性質上どうしても光に依存すると言う欠点を抱えている。
その為、夜間などの光源の乏しい状況下では十分に力を発揮する事は出来ず、場合によっては戦闘が長引くにつれてパワーダウンを引き起こす事も。
漆黒の太陽であろうとも、夜には輝けぬと…それが太陽と言うものの持つ摂理と言わんばかりに。

『神の印無き者よ、第五の喇叭は鳴った(ゲーヒンノーム・マフテアフ)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜10(召喚範囲) 最大捕捉:30〜50(一度の召喚数)
黙示録に伝えられる、第五の喇叭と共に現れる蝗の大群…その具現。
周囲に展開する幾つもの黒い光球から“蝗”…「王冠を被り、人の顔に獅子の歯を持ち、蠍の尾を持つ」怪物を召喚。
その“蝗”どもを解き放ち、食物を食い荒らさせ、人々を襲わせ、飢餓と苦痛を撒き散らす対人超特化型宝具。

“蝗”一体一体の戦闘能力はサーヴァントに遥かに劣り、戦闘に向かないサーヴァントでも撃破出来る程度のもの。
ただし、それはあくまでも一体の戦闘能力。一度の創造で数十匹単位で生み出され、その全てがCランク相当の“害痛権威”を所持。
加えて、彼らの攻撃対象はサーヴァントではなく人間と食物。たとえ数匹を足止めしたとしても、残る数十匹が人間を襲い、田畑を荒らし尽くす。
押し寄せる“蝗”の全てを一気に撃退しない限り、その被害を抑える事は不可能。

この“蝗”達も、主であるアバドン同様に人を殺す事が出来ない制約を持つ。
故に、幾ら食物が食い荒らされてようとも、幾ら傷を負い苦しもうとも、飢えと激痛に苦しむが決して死に至る事だけはない。
また、額に神の印を持たぬ者のみを襲うと言う制約も持っており、それ故にキリスト教の信徒、洗礼を受けた者に対して攻撃を行う事も出来ない。

【Weapon】

『反光魔力物質(マテリアル・ブラックサンズ)』
暗黒の重魔力炉心から生み出され、アバドンの全身から噴出す漆黒の陽炎の如き魔力物質。
触れるだけで相手の身体を黒く蝕み耐え難い苦痛を与え、エーテルの肉体を持つ者ならば、その身を朽ちさせる黒い太陽の光。
アバドンは身に纏うこの魔力をビームのように撃ち出し、または直接触れた状態から流し込んで、敵を打ちのめす。

【解説】

第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。

するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。

この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。

ヨハネの黙示録 第九章一節


ヨハネの黙示録に伝えられる、第五の御使いの喇叭と共に現れる奈落の王。
その原型は蝗害の神格化ではないかと考えられており、現代においては眷属である蝗達の姿もあって、昆虫めいた姿で描写される事が多い。
出現と共に吹き上がる煙は空を覆って太陽の光を掻き消し、共に現れる蝗…金の王冠と蠍の尾を持つそれら…は、死を許さぬ激痛を異教徒に与えるとされている。
また、サタンを奈落へと千年封じ込める役目を主より与えられており、地獄の鍵の管理者として扱われる事もある。
それらの恐ろしいイメージから堕天使…悪魔としてのイメージを持たれる事も多く、後世では実際に悪魔として扱っているものもある。

一説では、その名からアポロンが自身の殺害したピュートーンと同一視された事で堕落した姿であるとも言う。

【人物・性格】

疲れ果て草臥れ切った独身アラサー喪女天使っぽいなんか。
現界した際には、複眼と昆虫じみたパーツを持った幼い天使の姿で現界するが、精神年齢は高め…はっきり言うならおばさんちょい手前。
災害として活動する時は、黙示録の天使として威厳ある立ち振る舞いをするが、素はバラエティ見ながらゲラゲラ笑ったり、ビール飲んでゲップ吐いたりしそうなの。
風呂上りに手ぬぐいで股座をパァーンっとしそうな辺り精神的な性別は女だが、その女を全力で捨てている。

その性格、性分の根っこにあるのは自分の役目。
生かさず殺さず、死を願おうとも許されない絶対の苦痛。幾度とその災害を引き起こし、その光景を眺めてきた事から、若干精神的に参っている部分がある。
そこに別側面であるはずの悪魔としてのアバドンなどが染み出しており、なんとも言えない堕天使ならぬ駄天使属性を得るに至っている。
故に、悪魔の側面の影響があるからこそ実は人間好き。人間の持つ可能性が、いつか自分と言う災害に打ち勝つ事を願い、信じている。

…いや、だからって佃煮にして食うのはちょっと違うと思うな!
長野県人(あいつ)らおかしいわ…。

余談



イメージカラー:光無き漆黒
特技:生殺し、虫海戦術
好きなもの:甘いもの、人間
嫌いなもの:仕事
天敵:長野県人
願い:働きたくないでござる

【一人称】私、アタシ(素) 【二人称】あなた、貴様、アンタ(素)、英霊遣い(マスター全般) 【三人称】彼の者、アイツ(素)、ヤロウ(素)

【因縁キャラ】

悪魔王サタン
奈落に千年封じ込めているとされる相手。
ようはルームシェア相手。

黙示録の四騎士
同僚…のような者達。
実際に彼らと一緒に仕事をした世界もあるだろうが、そういう世界は大体の場合は剪定済みの筈。

蝗跳のハサン?
自分の名の一つを冠する礼装を持つ者。
ある意味で、自分と言う災害を扱いこなせた暗殺者。
擬似特異点の影響で彼女が召喚される可能性がある。

金烏
世界滅亡級の大敵だが、太陽なので相性的に有利な相手…とは流石にいかない。
大敵としての格で負けている上、小型とはいえ九つの太陽が相手では流石に全てを吸収しきるのは不可能。

冬将軍
天敵。
むし/ひこうなので攻撃全てが弱点に、綺麗に深く突き刺さって死ぬ。
それ以前に『全土埋没、吹雪の陣』が発動した段階でどうしようもなく詰む。

空亡
似て非なる者。もしくは天敵。
アバドンも黒いとは言え太陽…天である為、『空亡四柱推命大殺界』の効果が変な場所にピンポイントで勢い良く突き刺さり、第一宝具の機能がバグる。
もちろん、彼女も擬似特異点の影響で召喚される可能性がある。

田園のハサン
天敵。
あそこの麦食いに行った蝗ども、全滅しおった…。

【コメント】

最初は蝗だけじゃ芸が無いから光属性キラーなピュートーン別側面とアポロン別側面の融合大敵で出そうと思ってた。
練ってる最中にアポロン単体が来た事だし折角だからとピュートーンオンリーにしてみた。
別側面としてだと流石に無理があるよなぁって思って純アバドンにした。
…その名残で外はザクザク中二テイスト、中はどろどろアラサー喪女になった。

違うんじゃ、ピュートーンがテュポーンの乳母だったりとか言う記述があったのが悪いんじゃ…。
ロリBBAならぬふたなりロリおばちゃん属性いいよねってなった訳じゃないんじゃ…。


FGO風セリフ