kagemiya@ふたば - エイル

【基本情報】

【元ネタ】北欧神話
【CLASS】キャスター
【真名】エイル
【性別】女性
【身長・体重】155cm・44kg
【容姿】治癒と生命のルーンが描かれた薄い青色の医療着のような服。
    仕事の際にはその上から白いローブと眼鏡を着用する。
【属性】中立・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:D 耐久:EX 敏捷:C 魔力:B 幸運:B 宝具:EX

【クラス別スキル】

陣地作成:B

魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。本人的には診療所らしい。

道具作成:C++

魔力を帯びた器具を作成できる。
通常はCランク相当だが、治療に関わる道具に対してはAランク以上の習熟度を発揮する。

【保有スキル】

神医の智慧:EX

病理診断、人体理解、外科手術、精神鑑定、心霊治療、薬学、治療魔術等々、様々な医療系スキルの複合スキル。
ただし含まれるのは技術と知識によるものに限られる。
固有の特殊な性質による治療能力や、全く違った時代、地域に発生したものなどは含まれない。
同意があれば他者にこれらのスキルを授けることも可能。ただし対象は女性に限る。

頑健:A+++

医者たるもの誰よりも健康な身体であるべしとの信念に基づく究極の健康体。
単純な耐久力の向上の他、肉体的なバッドステータスに対し非常に高い耐性を持つ。
正確にはスキルと言うより宝具の効果の一部。

神性:B

神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
アース神族の女神の一人であるため、高い適性を持つ。

【宝具】

癒しの丘リフィアベルク

ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1〜20 最大捕捉:50
巨人の国ヨトゥンヘイムにある癒しの丘、リフィアベルクの顕現。
結界内部では味方の体力回復、バッドステータスの治療、自動回復の付与など様々な回復効果を与えることが出来る。
持ち前の医療スキルと組み合わせれば死者の蘇生も可能である。
この結界は、それ自体は通常の結界以上の特別な防御能力は持たない。
だが、起動と同時に二頭の猟犬が召喚され、この二頭が敵対するものの侵入を防ぐ。

【Weapon】

『医療器具』
メスとか注射器とか投げたりして戦うタイプ。

『ルーン』
医療用のものに限りルーン魔術を使用可能。

『猟犬』
宝具起動時に召喚される二頭の猟犬。これのみでの使役も可能。
本来の主はキャスターではなく、メングロズの城を護る霜の巨人フョルスヴィーズル。
キャスターはチョビだとかシーザーだとか毎回適当な名前で呼んでいる。
……のだが、その本来とは違う名前で呼ばれても特に問題なく返事をするダブルだけん。

『犬ゾリ』
上記の二頭の猟犬が引くソリ。
直接乗るのはこう…衛生面でアウトかなって……医者的に……。
オレはやるぜ オレはやるぜ
そうかやるのか やるならやらねば

【解説】

北欧神話におけるアース神族の女神であり、ワルキューレの一人でもある。
ヨトゥンヘイムにある癒しの山(あるいは丘)リフィアベルクでメングロズという女性に仕えており、またオーディンの妻フリッグの召使であるとも言われる。
『最も優れた医者』と言われ、その名前は『慈悲』や『救済』を意味する。
呼び名の通りあらゆる治療に長けており、死者を蘇らせることさえ可能とする。
その医術を他者に教えることもしていたが、その対象は女性のみだったと言う。

以下泥

この中で特に重要なのは、死者の蘇生と言う点である。
いや、それだけならばギリシャのアスクレーピオスやケルトのディアン・ケヒトも同様のことを成し遂げているのだし、古い時代の医者ならばそのくらいはできるものもいるのだろう。
だが、北欧神話の世界観における死者の蘇生は特別な意味を持つ。
戦いで死んだ戦士がワルキューレに迎えられてヴァルハラへと行き、ラグナロクに備えて互いに殺し合い腕を磨き、そして生き返りまた殺し合いを繰り返す。
即ち、死者の軍勢エインヘリヤル。
彼女はその中で死者を蘇らせる役割を受け持つ。

【宝具(2)】

屍人行軍・天の杯エインヘリヤル・ヘブンズフィール

ランク:EX 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1
そしてキャスターは、サーヴァントとして召喚される際に英霊召喚システムの基盤となる第三魔法の一部に触れることになり、これを学習。
加えて、元々持っていた死者すら蘇らせる医術とそれによってエインヘリヤルの一部を引き起こす力が合わさることでその能力が変質。
第三魔法『天の杯』の一部を体内展開すると言う、ごく限定的かつ部分的な『魔法』の運用を可能とする。
結果起こるのは疑似的な不老不死。
この宝具を全力で起動すれば、どのようなダメージを受けてもまず死ぬことはない。
傷は即座に治癒し、霊核が砕けてもなお再生し死すら覆して戦い続ける、その姿はまさにエインヘリヤルの如し。
……ただし、魔力の消耗と言う根本的な限界を考えなければの話である。
これはあくまでも理想的な……というか現実的ではない運用が成された時の話であり、実際にはマスター側の限界によりそこまでの不死性を発揮することはないだろう。
それでもサーヴァントとしては破格の耐久力、生存能力を持つため戦闘においてアドバンテージとなることは間違いないが。
いわゆるゾンビアタック。頑健スキルの異常なランクの高さはこの宝具の効果によるもの。

【人物・性格】

癒し系(二重の意味で)お姉さん。仕事モードに入ると多少キリッとはするが基本は変わらない。
能力的にあまり直接戦闘向きではないこともあり、ワルキューレたちの中では比較的普通人に近い感覚を持っている。あくまで比較的、だが。
しかしそれでもやっぱりワルキューレなので治療も手術も戦いのためのものである。バンバン戦ってジャンジャン死んでバリバリ復活してまた戦って下さいね、と言った感じ。やっぱワルキューレってどっかおかしいって絶対。
戦闘においてはだけんsの使役やダメージの治療と、基本的には後方支援担当。
ただし第二宝具を使用すれば前衛に立つことも可能ではある。主に不死身の壁として。
なお、眼鏡は仕事用のスイッチみたいなもので度は入っていないし魔眼殺しとかでもない。
本人の視力は特に問題ない。どころか頑健スキルの影響などにより非常に良好。
眼鏡いらねえんじゃねえかな……。

【関連キャラ】

ブリュンヒルデ
「あれは駄目ですね、あの病気は医者の領分ではありません」
草津の湯でも治らないアレ。

レギンレイヴ
普段はそうでもないのだが、仕事用の白衣ローブを着て行ったときは何となく避けられている。
(あっこの子白衣で覚えてるな……。ポチとシロ連れてきたら逃げなくなるかな……)

ソグン
あちらからするとワルキューレであり医者でもあるため二重に天敵。そしてこちらからもやっぱり天敵なのであった。
「いつかは和解……の前にまず会話からですかね……ところで首がないのにどうやって――あ、透明なだけですか」

サングリズル
ひょっとすると、彼女が展開した固有結界の中を走り回る白いローブを着た人影を見ることがあるかも知れない。
(忙し過ぎて言葉にならない)

スケッギョルド
「最初は頭を強く打ったのか、さもなくば何か心の病かと思い診察してはみたのですが……」
驚くべきことに全くの正常であったと言う。風邪の一つも引かなそうなタイプの健康体。

ラーズグリーズ
「あれも病気ではありません……多分、ぎりぎりで。はい、恐らくは。――あ、でもあの杖を使った後は治療が必要かも……」
大丈夫なのだろうかと思っている。色んな意味で。

エルルーン
「……まあ、あれも……むしろ飲まない方が体調悪くなるようですし……」
医学が敗北した瞬間であったと言う。

オーディン
「分裂症とかそういうのではないです。素です。あれで」
なお、彼女が最もよく知るオーディンの姿と名は霜の巨人フョルスヴィーズルである。

フリッグ
「あっちは……何かがおかしくなっているような……」
仕えていた相手。現在は……何あれ……何……?
もしかしたら治療の対象になるかもしれない。

アスクレーピオス
神の血を引くスーパードクターと言う、国は違えど似た経歴を持つ仲間である。
そんなわけで仕事がない時とかたまに麦酒と葡萄酒を持ち寄って酒を飲んでいたりする。その間だけはバッカス様を信仰しているらしい。ギリシャの葡萄酒美味しい!
なんだかんだ言ってもワルキューレの一員なので酒は好きなのであった。
「東洋のことわざにもこうあります――『酒は百薬の長』と。だからセーフ! はい乾杯!」

ジョン・ハンター
神の力を借りることなく、ただ人の手のみで死を覆す。それは一体、どれほどの偉業だろうか。彼は素晴らしい医学の徒だ。……それはきっと、私よりも。
(でもそれはそれとしてうちのスキッブとブラッキーを解剖したそうなのはちょっとな……)

【コメント】

情報少なすぎ問題