ブリュンヒルデ
「あれは駄目ですね、あの病気は医者の領分ではありません」
草津の湯でも治らないアレ。
レギンレイヴ
普段はそうでもないのだが、仕事用の
白衣を着て行ったときは何となく避けられている。
(あっこの子白衣で覚えてるな……。ポチとシロ連れてきたら逃げなくなるかな……)
ソグン
あちらからするとワルキューレであり医者でもあるため二重に天敵。そしてこちらからもやっぱり天敵なのであった。
「いつかは和解……の前にまず会話からですかね……ところで首がないのにどうやって――あ、透明なだけですか」
サングリズル
ひょっとすると、彼女が展開した固有結界の中を走り回る白いローブを着た人影を見ることがあるかも知れない。
(忙し過ぎて言葉にならない)
スケッギョルド
「最初は頭を強く打ったのか、さもなくば何か心の病かと思い診察してはみたのですが……」
驚くべきことに全くの正常であったと言う。風邪の一つも引かなそうなタイプの健康体。
ラーズグリーズ
「あれも病気ではありません……多分、ぎりぎりで。はい、恐らくは。――あ、でもあの杖を使った後は治療が必要かも……」
大丈夫なのだろうかと思っている。色んな意味で。
エルルーン
「……まあ、あれも……むしろ飲まない方が体調悪くなるようですし……」
医学が敗北した瞬間であったと言う。
オーディン
「分裂症とかそういうのではないです。素です。あれで」
なお、彼女が最もよく知るオーディンの姿と名は霜の巨人フョルスヴィーズルである。
フリッグ
「あっちは……何かがおかしくなっているような……」
仕えていた相手。現在は……何あれ……何……?
もしかしたら治療の対象になるかもしれない。
アスクレーピオス
神の血を引くスーパードクターと言う、国は違えど似た経歴を持つ仲間である。
そんなわけで仕事がない時とかたまに麦酒と葡萄酒を持ち寄って酒を飲んでいたりする。その間だけはバッカス様を信仰しているらしい。ギリシャの葡萄酒美味しい!
なんだかんだ言ってもワルキューレの一員なので酒は好きなのであった。
「東洋のことわざにもこうあります――『酒は百薬の長』と。だからセーフ! はい乾杯!」
ジョン・ハンター
神の力を借りることなく、ただ人の手のみで死を覆す。それは一体、どれほどの偉業だろうか。彼は素晴らしい医学の徒だ。……それはきっと、私よりも。
(でもそれはそれとしてうちのスキッブとブラッキーを解剖したそうなのはちょっとな……)