kagemiya@ふたば

秘匿スキル。詳細不明。

フラウ・ホレが持つ最大の存在意義。
黄金棺の内部に秘匿されている神核を搭載するに相応しい肉体を作成する。
素材となるのは特定の条件を満たした女性のみ。
道中における非生物の語りかけは、素材の素質を持つ者を恭順させ、持たぬ者を反発させる催眠作用を持つ。全てはフラウ・ホレによる素材選定の一環なのだ。
そして最終的に羽毛によって“素材”は黄金の棺内部の鋳造機構に転送され、肉体の一部へと加工される。
そして完成した肉体へと取り付く神、その名は――

【元ネタ】北欧神話
【CLASS】シャインチェイサー
【マスター】
【真名】フリッグ【シャインチェイサー】
【異名・別名・表記揺れ】フラウ・ホレ、フリッカ、ホルダ、フラウ・ホルダ等
【性別】女
【身長・体重】208cm/30068kg
【肌色】白　【髪色】黄金　【瞳色】緑
【スリーサイズ】138/67/126
【外見・容姿】きらびやかな黄金の装飾品を身に着けた絶世の美女。その瞳には狂喜が宿る。
【属性】あの人・愛
【天地人属性】天・地
【その他属性】人型・神性・黄金・母
【ステータス】筋力：EX　耐久：A++　敏捷：E　魔力：A　幸運：E　宝具：EX

離別した夫への愛が具現したスキル……らしい。
フリッグを“失われた未来という名の光オーディン”を追い求めるシャインチェイサーたらしめている“愛”そのもの。
…らしい。

“豊穣の女神”としての具現。
大地より生まれ出たあらゆるものを愛する地母神の証。
しかし何者かにより手が加えられた痕跡があり、それによりフリッグの“愛する”は“壊す”に置き変わり、さらにその愛情破壊衝動のすべてはオーディンに向けられている。
地母神たる愛情の全てを夫オーディンを愛する壊すことに傾ける狂妻。それが現在のフリッグである。

移動力の喪失具合を現すスキル。
フリッグはその重量から移動において大幅な制限を受ける。

魔力の一時的噴射による能力のブースト。
魔力を黄金に物質転換させることも可能で、自らの発生させた黄金を自在に操ることも可能。

生まれながらにして生物として完璧な肉体を持つ。
自然の摂理に反した超重量兵装を両手に備えてなお行動可能な身体能力。
老廃物は愚か行動による体力や魔力の消耗もなく、傷は瞬時に回復させる代謝機能。
状況に応じて周囲の環境へ瞬時に順応・適応する対環境性能。
人間程度の技術であればあらゆる物質的・魔力的作用を一瞬で理解し完璧な解を導く知性。
等々……フリッグは神として完成され、人間を超越した力を持つ。

――それ故に、フリッグはその存在を維持し続けることが出来ない。
本来のフリッグにさえ備わっていなかった、あるいは使用する必要のなかった機能をフルモードで稼働させているために、肉体には常に過剰な負荷がかかっている。
どれだけ洗練させようとも、所詮肉体の素材は下級生物たる人間のもの。
完成から遅くとも3日経てば、この肉の器は存在の自重に耐えきれず崩壊を迎える。
戦闘などで肉体を酷使した場合、活動限界はより早まってしまうだろう。

ランク：A++　種別：対人・対城・対国宝具　レンジ：1〜300　最大捕捉：1〜999
フリッグの住む宮殿、フェンサリルの一部をガントレット型に圧縮・変形させたもの。
腕を真下に下ろせば握り拳が地に着いてしまうほど巨大。
無数のレリーフをあしらった黄金に煌めく外観は、圧倒的な存在感を放っている。
内部にはフェンサリルの内装がそのままに残され、動かすたびに無数の装飾品が独特の壮音を響かせる。

超密度による理不尽なまでの強固さと、超重質量による攻撃力を兼ね揃えた破壊兵器そのもの。
単純に振り回しているだけでも衝撃波により都市を粉砕することが出来る。
さらに内部に光を取り込み、内部機構による無限偏光増幅と魔力による熱量乗算によって黄金の破壊光線を発生させることも可能。

ランク：EX　種別：対大神権能　レンジ：？　最大捕捉：？
世界全てを見通す眼を持つオーディンとフリッグの玉座の名を冠する権能。
玉座が持つ概念を素にして現在のフリッグが得た力。
その証たる痣は人間で言うところの子宮付近に存在している。

機能はオーディン並びオーディンの因子を持つ存在に対する絶対知覚。
どれだけ距離があろうと、いかなる手段を用いて存在を隠そうとも、世界のどこかに存在している限りフリッグは対象の位置を精密に感じ取り、一直線に追跡を続ける。

尽きることない夫へのあいさつい。

両手に装備される黄金砕拳。

北欧神話における最高神オーディンの妻、フリッグ。
愛や結婚、豊穣を司る女神であり、大地の地母神。
オーディンとの間にバルデルスやホテルスといった子を成した。
死んだバルデルスの為に冥界へ降りる母性の象徴にして、黄金の首飾りの為に召使いと姦通する女性の業の象徴でもある女神。
彼女もまたラグナロクと共に死亡したとも、生き延びて落ちぶれた老婆の姿でいるとも伝えられている。
そうした伝承を素に、幻霊フラウ・ホレと自らを強制的に結びつけ、自身の肉体を作成するための機構として徴用している。

クラスは“シャインチェイサー”を名乗るが、これはあくまで狂った自我で名乗っているだけの自称。
正しくはフラウ・ホレのままロストのサーヴァントである。
フリッグ本人は他にキャスター、あるいはビーストの適性を持つ。

現在の彼女はオーディンの復活を目的として、オーディンの因子を持つサーヴァント並びに神霊を付け狙っている。
目的を最上とし殺戮と破壊を繰り返すその様は、もはや魔神・悪神の類。
そうなった動機・理由は一切不明。
言語は通じるが話は通じず、全てを夫を愛す殺ることに結びつけ一人で完結させてしまうため、まともなコミュニケーションは一切成立しない。

物理的な戦闘能力が非常に高く、正面からの戦闘ではほぼ無敵。
その上都市部や人工過密地域であろうと、目的のためなら一切の破壊を厭わない。
侵攻を止めるためには死力を尽くして自壊まで足止めするか、何らかの搦手を用意するか、あるいは求めるオーディンの因子を持つ者を差し出すしかない。
目的を達成すれば機能を停止し、自壊まで一切動かなくなる。

愛する夫。
実際はフリッグの黄金への執着が原因でラグナロク以前に喧嘩別れし、死ぬまで会うことが無かった。
どういう訳か“復活”させようと、彼の因子を持つ者たちを追い詰めている。

ヒトの時代の作家が創作した童話の登場人物。
正体は定かではなく、それゆえ一部ではフリッグと結び付けられていた。
そのことから幻霊の一部が徴用され、フリッグの肉体を作るシステムの一部として使われている。

愛する夫と共に座った玉座。
現在はその名を冠する権能を所持している。
しかしフリッグは豊穣を司る女神であり、夫を戒める力は本来有していない。

コンセプトはキングギドラ。