kagemiya@ふたば - オリヴィエ
「ローラン…私はお前を赦さないだろう。決して」

「迷いは消えた!今の私は一振りの剣として全力を尽くそう!」

基本情報

【元ネタ】シャルルマーニュ伝説
【CLASS】セイバー
【真名】オリヴィエ
【性別】男性
【身長・体重】185cm・78kg
【髪色】青色 【瞳色】緑
【外見・容姿】姿形雰囲気どれをとっても『騎士』と印象付ける青年
【地域】フランス
【年代】8〜9世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・騎士・十二勇士
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:D 宝具:A

【クラス別スキル】

騎乗:B

騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない

対魔力:B

魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀式呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【保有スキル】

守護騎士:A

他者を守るとき、一時的に防御能力を向上させる。
寡兵でありながらシャルルマーニュ軍から7年間故郷を防衛したこと、そして現在に伝わる『聖騎士』の持つイメージの語源ともされるシャルルマーニュ12勇士の主力であるセイバーは、この希少スキルを所持している。

戦闘続行:B

類まれな忍耐強さ。
瀕死の傷であろうと倒れることを良しとせず、最期の時まで役目を果たそうとする。

騎士の忠言:A-

物事の筋道を順序立てることによって産まれる論理的思考によって諭すアドバイス。
戦術面において特に効果を発揮し、不利な状況から逆転する活路をも生み出しうるが、その言葉は受け入れられなければ意味は無く、また詰みの状況を覆すことも出来ない。

【宝具】

『清廉なる騎士の聖典』(オートクレール)

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜2 最大捕捉1人:
逸話においてその優美さが特色としてあげられる、セイバーの愛剣。水晶の如き輝きは見る者を魅了し、剣から放たれる光は味方を勇気づけ敵を恐怖させる。
これこそはかの円卓の騎士が持つ、騎士の中の騎士にしか持てぬと伝えられる星の聖剣と同一の物にして、人の手によって作り出されし改造聖剣。
人類の手によって改造されたことによって神秘は減少し、宝具のランクも下降しているが、改造によって刻まれた『浄化式典』によって悪魔と同一視された魔性や幻想種、そして反キリストの逸話を持つ存在に対してはオリジナルをも超える威力を発揮する。

『いと誉れ高き輝きの剣』(オートクレール・エトワール・ブリヤント)

ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜60 最大捕捉:400人
剣に刻まれた浄化式典を真名解除によって一時的に消し去ることによって放つ、星の聖剣が本来持つ聖なる光の一撃。
敵に対してその光は全てを焼き払う虚無の光として向かい、自身に対してはその光は守りの力を増す守護の光となって身を包む。
浄化式典の消去によって本来の力を取り戻すため、このオートクレールの使用法と反キリスト・魔性特攻は両立することが出来ないが、ロンスヴォーの戦いにおける戦果が示す通り、対集団においてはかのデュランダルをも超える効果を発揮する。

【Weapon】

『オートクレール』

オリヴィエの愛剣。
その輝きには一筋の曇りも存在せず、見る者を魅了する。

【解説】

シャルルマーニュ伝説において語られる知謀の騎士。十二勇士筆頭たるローランの親友。
彼ら二人の出会いは決闘から始まり、決して穏やかな物では無かったが、戦いの最中で見せた志に対して友情を覚え和解し、
ともすれば蛮勇なれど騎士として誉れある戦いをし続ける勇猛果敢なローランと好対照な、冷静沈着な騎士オリヴィエとして二人は名高き英雄集団において対等な存在として並んだ。
互いに決して裏切ることなく信頼を交わし、問題を起こしながらも英雄として動き続けるローランをフォローするオリヴィエは今でもローランの親友として語られる。

――――彼らは、本当に親友だったのだろうか?
シャルルマーニュ最後の決戦であるロンスヴォーの戦いにおいてオリヴィエは冷静に自軍の不利を判断し、ローランに援軍を呼ぶよう提案するが、ローランはこれを拒否したのだ。
曰く、「それは愚か者のすることだ。騎士として恥ずべきことだ」と言いながら。知将と名高きオリヴィエに対し、幼馴染の親友であるローランは彼の忠告に従わず、ロンスヴォーの戦いをシャルルマーニュ十二勇士最期の戦いだと確定させたのだ。互いに能力を認め合う親友が、このような行き違いで失敗をするのだろうか?
……だとしても、敗北が確定した戦場においてオリヴィエは、十二勇士たちは背を向けることなく戦った。無謀なる判断をしたローランを誰も攻めることなく戦ったのだ。
結果は、現在にも伝えられるとおりシャルルマーニュ十二勇士の全滅という形で終わる。

無謀な判断をしたローランは、最後の最後に角笛を鳴らした。それを聞いたオリヴィエは罵倒した。味方が次々と倒れていく中決して怯えることなく、背を向けることなく戦ったオリヴィエが。無謀な判断をした親友を責めることなく、自らが失明してなお友を背にして闘い続けたオリヴィエは最期の時になって親友を罵倒したのだ。
「何故角笛を鳴らしたローラン。今になって、何故」と言葉を残し、十二勇士に名高き騎士は息を引き取ったのだ。これが――――本当に親友同士の最期だろうか?
聖杯戦争において召喚されるオリヴィエは決してローランの罪を許さないだろう。彼の行動こそが、判断こそが十二勇士を壊滅させたからだ。主君であるシャルルマーニュを悲しませたからだ。
その運命を変えるためにオリヴィエは聖杯戦争に参加する。例え、かつて友と認めた者たちと闘うことになろうとも。


――――では、ローランとオリヴィエは親友であるのだろうか?


Extellaっぽいにおいて

【人物・性格】

その見た目、行動、性格の全てが騎士然とした性格。
例え集団にいたとしても決して周囲に流されることなく、規律を持って行動することを良しとする騎士の中の騎士。
冗談を理解していないわけでもなく、また、非常識な存在を嫌っているわけでもないのだが、醸し出す雰囲気と普段の態度から真面目過ぎてつまらない人と誤解されがち。
しかし本人は常に真面目な上で、部下や友人や家族から面白全部で提案されたふざけきった行動も道理に合うのならば大真面目に実行してしまう、割と天然気味な人物。

戦闘時においても冷静でいることに努め、先を考え必要最低限の消耗や犠牲で切り抜けようとする姿は一見して冷徹にすら思われるが、本質は熱しやすく激しやすい突撃好き。
彼の持つ聖剣が要求する消耗量との兼ね合いから少しでも長く戦場にい続け、主君に戦功を捧げようとした結果、周囲の状況を良く認識し、的確に行動を起こす智将としての戦闘スタイルを完成させた。
そもそもオリヴィエとローランが親友となったのは、三日に渡る決闘を行った末の出来事である。冷静でいるからと言って激怒させた場合は12勇士の中でも上位に入る実力でもって腕を振るうだろう

サーヴァントとしては主君に対して基本的に裏切りはしないが、悪辣な命令に対しては表向きには従いながらも普通になあなあで終わらせたり、相手への手助けをするなど以外にも柔軟に対処する。
状況に対する判断能力は図抜けているが、割と普段から忠告をして口うるさく方針を別に変えようとしてくる時もあるため、実力は高く当たりサーヴァントではあるのだが、魔術師らしい魔術師には扱いにくい、良くも悪くも英雄らしいサーヴァントなのだった。

イメージカラー:紫
特技:状況判断
好きなもの:妹、シャルルマーニュの同胞たち
嫌いなもの:友を売る行動
天敵:ローラン
願い:あの日、最後まで角笛を鳴らさないようにすること

【一人称】私 【二人称】君(きみ)/貴様/〇〇(呼び捨て) 【三人称】君たち/貴様ら/〇〇(呼び捨て)

【因縁キャラ】

ローラン:無二の親友。最期の戦いでは己が命を捨ててでも救いたかった存在の一人であり、強力に過ぎる力を所持していたとしても決して孤独にさせようとしなかった。幼馴染であり、妹の夫。
ブレーキ役だと認識され、実際多くの場合ではそうして振る舞うオリヴィエではあるが背中を預け合う友であり、戦場を駆ける同士でもあり、何より暴力と混乱の権化とも言うべきローランは止めきれるものではなく、何よりオリヴィエ自身もいざとなったら背中を押すし共に行動をしてしまう。偏屈な十二勇士曰く、「ローランとオリヴィエの二人を揃えて倒す必要がある」この二人は決して振り回す側と振り回される側なだけの関係ではないのだ。
仮に出くわした場合、迷いを持っているのならば激怒しながらも剣を向け生前の無念を少しでも晴らそうとし、即座に謝罪をしたのならばその行動に至るまでの歳月と心を思いやり即座に和解することだろう。
ただし、心の痛みを一方的に負わせるのは情けないこと。「許すことなど何もない」と一言伝えでもして、頭突き(ノーダメージ)なり拳骨(ノーダメージ)なり状況によっては愛剣の腹でツッコミを入れて(ノーダメージ)から「これで互いに気負うことは無くなった」とでも言うだろうが。

マルフィーザ:同僚の妹の親友。要するに他人では?と言われたらそうかもしれないが、シャルルマーニュに仕える者として交友関係を持ち、何よりウマがあう。
たびたび絡みに来るマルフィーザを無下に扱わず、時にツッコミを入れ時に天然によって逆にツッコミを入れられる、自然と笑い合う空間が出来上がるのだ。
Extellaっぽいにおいて
セレスティア・コラルリウム・クレセンティス
新天地における主君であり、今生の主。迷いが存在したことを吐露した自身すら受け入れる器量の持ち主として、忠節を誓う。
民の暮らしとエリアの発展を見れば王の器量がわかるというもの。大きなイレギュラーさえなくば彼女こそが月の王としてレガリアを統一する存在だと認識し、その志を少しでも補佐したいと考えている。
どうにも彼女とその筆頭騎士の能力、何より親友の能力を評価しすぎるきらいもあり、それ故にむしろ迷いが存在するのならば仕えなくても珊瑚の海に問題はないだろうと考え王のサーヴァントを辞退しようと考えたこともあったが無事に止められ騎士の一人として力を尽くしている。

ローラン
無二の親友。新天地で再会し、流離いつつも珊瑚の海の王城へとたどり着き共に王のサーヴァントとなった。
生前とも関係は変わっていない。慎重に過ぎるところのあるオリヴィエをローランが後押しし、ここは平気なのかと仮にローランが躊躇しようものならお前らしくないと背中を押す関係だ。オリヴィエはブレーキ役ではあるが他にブレーキ役が必要かもしれない。
なお心労が生前の頃に比べて本当に色々と消えているため他の同僚がオリヴィエを見たら驚くし、逆にそんなオリヴィエと一緒にいるのに案外理性的なローランを見ても驚かれるかもしれない。
小賢しさに囚われず、人を見極め本能のように正しきを邁進する騎士の中の騎士。

トリスタン
所属する組織の事実上の筆頭騎士。上司であり、新人である己に対しても適切な仕事を与える素晴らしき眼の持ち主。
仕事量はしっかりと査定された内容であるにも関わらず「えっ、これだけですか!?」と反応を見せてからというものの何か生暖かい目を感じつつも素晴らしい上司に巡り合えたと感じている。
実のところ組織内で新人としての立場で仕事を続けるのはかなり新鮮な気分であり、大分テンションが上がっている。
剛勇の中に微を穿つ繊細を併せ持つ無双の弓手。

東郷重位
同僚。そして大砲の弾。であると同時に素晴らしい剛剣の持ち主。
「しかしこの大砲、もしや砲弾にローランを使っても良いのでは?」と呟き、ローランもノリノリになったところをトリスタンにこっぴどく叱られたこともある。
実直に過ぎるその精神を好ましく思っており、式典や宴席では声をかけようとすることもしばしば。
光をも超越した異邦の剣。人の認識する理を超えた狂気の鍛錬の結晶。

ウトガルド・ロキ
同僚。ファストナハトへの搭乗権利を与えて頂いたことを感謝しながら、珊瑚の海では味わいにくい場を楽しんでいる。
王に意見を述べることが許される道化の役割は重責であり、換言を行う彼女彼らは騎士とはまた異なる国を支える貴重な役割だと認識している。
巨人退治の逸話もあるオリヴィエだが、味方をする存在に対して邪険に扱ったり嫌悪感を持つことは決してない。何より、異邦の存在といえども偉大なる存在である以上、敬意を持つべきであるが故。

レヴィアタン
珊瑚の海の防衛機能の中枢でもあり、民たちの拠り所の一つ。自身が教えられ、知る存在とは異なることにも新天地の宗教形態にも面食らいつつもあっさりと適応し、偉大なる存在として敬意と珊瑚の海を守る存在として友愛の情を持っている。
時代と土地が変われば思想もまた変わるべきものであり、何より現在危害を加えぬ存在をただそう教えられたからとして敵対する狭量さをオリヴィエは持ち合わせていない。
信仰対象になることは決してないが、そうした思想と存在を受け入れるかはまた別問題なのである。
なお、その土地の信仰対象という認識なので彼女の分体や彼女を信仰する巫女たちのいささか刺激的な衣装に対して邪な感情を持つことはない。まあ、そういう文化もあるのだろうと流すが故に天然なのであった。

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