kagemiya@ふたば - ガウェイン(オルタ・リリィ)


「いえ。私は、王に仕える騎士でなく───」


基本情報

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】アサシン
【真名】ガウェイン[オルタ・リリィ]
【異名・別名・表記揺れ】ワルウアニウス、"陣羽織の騎士"
【性別】女性
【身長・体重】156cm・49kg
【髪色】金
【瞳色】金
【スリーサイズ】88/52/71
【外見・容姿】赤い外衣が目立つ少女騎士。
       戦闘になるとランスを持ち、顔を兜で隠す。    
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:D 幸運:C 宝具:B

【クラス別スキル】

気配遮断:C

サーヴァントとしての気配を断つ。
完全に気配を断てば発見する事は難しい。
ただし、攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【保有スキル】

魔力放出:B

武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
アーサー王の甥、正しくは姪として生まれながらに与えられた。
セイバーのガウェインに比べるとランクが低く、炎属性もついていない。

赤き外衣:B

"陣羽織"、と呼ばれた由来。
名無しの騎士として活躍した間に着用し、彼女の代名詞として使われた赤い陣羽織サーコート

自身のステータスや素性を秘匿する隠密系スキルでありながら、戦闘中に敵の目を惹く効果も持つ。
また、これを着用している間は「真名のない状態」となるため、真名を対象としたスキル(真名看破、名指しの呪いなど)を無効化できる。

ミロクラテスの鎧:EX

小人の海賊王ミロクラテスの所持していた黄金の鎧。
王の鎧、とされ高い性能を持つが、王たりえない者が身に付けた場合は所持者を王とするべく付近の王を殺めさせ、王権を剥奪させる呪いの鎧でもある。

着用するだけで幸運を除く全てのステータスを1ランク上昇させるが、代償として「王」を見ると一定確率で理性を失う。
「王」に対する特攻特防効果も持つため強力なスキルではあるのだが、一度暴走が始まると「王」を殺すまで徹底的に攻撃を続け令呪でもないと止まらないのでかなり危険。
そのためアサシンは、この鎧を使うべきタイミングでのみ使うことにしている。

【宝具】

一輪華、嵐の如くイムペッレンス・パリエテム

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:5〜25 最大捕捉:50人+1人
戦闘時に扱うランスの真名開放。
アーサー王を苦戦させ撤退させた異教徒の王の軍を、「冬の嵐のように」たった一人で壊滅させ、異教の王を一撃で仕留めた逸話が宝具として昇華されたもの。
真名開放により、定めた目標に対して爆発的な魔力放出により周囲の敵を蹴散らしながらのランスチャージを行う。

斜陽の王剣ガラス

ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:1
ミロクラテスのもう一つの秘宝、鎧と同じ呪いを持つ剣。
呪いは真名開放により発動、鎧のものと同時に発動することでバフを重ねがけできるが、暴走した場合の鎮静に必要な令呪の数も増える。
また、強く、硬いと云う意味合いをもつこの剣は、それ単体でも一定以下の防御系スキルを無視してダメージを与えられる特性を持つ。

【Weapon】

一輪華、嵐の如くイムペッレンス・パリエテム

身の丈ほどの大きさの巨大なランス。
突き刺しが主だが、薙ぎ払うことによる質量攻撃も可能。

斜陽の王剣ガラス

片手で十分に取り回しが可能な程度の剣。
真名開放をしない場合は普通の剣として扱える。
ちなみにガラティーンは持っていない。

【解説】

アーサー王伝説に登場する理想の騎士───の、特異なイフの姿。
物語としては『アーサーの甥、ガウェインの成長記』として知られる幼少期を過ごした記憶を持つガウェイン・リリィ。

ウーサー王の娘であるアンナが、結婚前にロット王との間に設けてしまった子。
幾つかの悶着があった後にローマの皇帝の元で騎士となり、名が明かせなかった(当のガウェイン本人も知らなかった)ために騎士として纏った赤い陣羽織から"陣羽織の騎士"と呼ばれるようになった。
以後、自らの名と生まれを知らぬままローマ軍の騎士として戦い、時に呪いの装備を持つ小人の海賊王を倒し、時にペルシア軍の大男と三日に渡る決闘をし、その果てに平和となったローマに退屈し訪れたブリタニアでアーサー王に出会う。
その際に起きた異教徒の王の進軍を一人で殲滅した後に、漸くアーサーによって自らの出生を明かされ、晴れて王直属の騎士となる…というのが、件の物語の大筋である。

サーヴァントとしては、それらの冒険にて手にしたスキルや宝具のみを携えた状態でアサシンとして現界。
ガウェインなのに聖者の数字もガラティーンも持ってきていないのはそのせい。
とはいえ、アサシンとしては優秀なステータスと、サーヴァントになったことでようやく日の目を浴びた呪いの武具による強力なバフを持つ十分に強力なサーヴァントである。


【人物・性格】

騎士道精神を遵守し、神の元に潔白である基礎的な部分こそ変わっていないものの、自らの高い実力を存分に誇示し、時に皮肉を交えて敵味方を焚き付けるなどニヒルな動きが目立つ二枚目スタイル。
オルタなので例に漏れずローテンションではあるものの、自信に満ち溢れているためか比較的よく喋る。
その影には、自らの出生も名も分からず、騎士であることと実力の他に真に信じられることのなかった生前の記憶と、この姿で召喚されたがゆえの、自らが体験していない「円卓の騎士ガウェイン」としての記憶への負い目による苦悩がある。

「こちら」のガウェインとは育ちからして大きく違い、妹や叔父、そして憎むべき母などに関わることもなく、ただただ、その前半生を騎士としての戦いの中でのみ生きてきた少女*1
自らの目指すべき理想の騎士道にも、反面教師になるような悪にも強く関わることなく実力のみが身に付いていったからこそこのような性格となり、オルタナティブ・サーヴァントとなっているのである。
そういう意味では、彼女が自らの真名を名乗らず、"陣羽織"とのみ語るのはある意味で正しい。
現段階での彼女は円卓の騎士ガウェインではなく、ガウェインの過去であるとされただけの"陣羽織の騎士"なのだから。

イメージカラー:暗く輝く赤
特技:一騎当千
好きなもの:戦果を挙げること
嫌いなもの:邪悪
天敵:アーサー王
願い:とくになし


【一人称】私
【二人称】あなた
【三人称】呼び捨て、さん付け

【台詞例】

「アサシン、召喚に応じ参上致しました。……名乗るべき名はありませんが、もしお呼びの時には、"陣羽織"と」

「決闘とあらば、私はあらゆる武具を使いましょう。積み重ねてきたものもまた実力。互いに剣一本で……など、それこそ今までの生への失礼にあたりましょう?」

「騎士として何が正しいのか、私には分かりません。ですが…弱きを助け、強きを挫く。その程度は、当然のことでございましょう」

「その程度ですか?情けない。もっと私を苦戦させてみなさい」

「この邪なる鎧の力も……。王の元でなく力を振るえる今ならば、完全に引き出すことも可能なのです。…覚悟してくださいよ」

「将を射らずんば…などと言いますが。私に言わせれば、馬に当てられるならば将に直接当てればよいと思いますがね」

「雑兵がいくら集ったとて、この"陣羽織"を止めうると思うな!…烏合、軒並み、道を開けろ!『一輪華、嵐の如くイムペッレンス・パリエテム』!」

「そうだ、私に…私に、王など要らないッ!『斜陽の王剣ガラス』、更なる力を、私に寄越しなさい…!」


【因縁キャラ】

アーサー王:いつか仕える王にして叔父。
だが、彼にまつわることを思い出そうとすると記憶に靄がかかる。

ガウェイン:イフの自分。
強い騎士として我ながらに尊敬しているが、魔力放出で敵を片端から薙ぎ払う戦法はあまり美しくないと感じている。

ガレス、ガヘリス、アグラヴェイン:妹、らしい。一応父親は共通なので異母妹にあたる。
しかしいかんせん面識と記憶があやふやなため、接し方がわからない。

モルガン・ル・フェイ:魔女。
騎士として打ち倒すべき存在なのかと思ったら身内(?)な上アーサーの姉だという。
どうすればいいのか分からず困惑して結果として逃げ出した。

【コメント】

ガラスは本来ガラティーンの初期の伝説における名前であり別にミロクラテスの剣の名前ではないのですが、折角だしガラティーンとは別物として考えてみるのもありかなって名付けてみました

【FGO風ステータス】