月面都市:本体。
本来ならば自分の領域であるはずの月を勝手に半面占拠された事や、固執の一部を人に押し付けて若干ストレスフリーになっている点は非常に気に食わないが、実力的に敵わないゆえに従っている。
「くっ…奴に従うのは甚だ不本意だが…!だからと言って…!あああああああ!!!!」
BB:原因。
分かってて姉さんより弱くしただろ!?と食ってかかるが別に恣意的な物ではないらしい。
性格的にもあんまりそりが合わない。
「あの脳内ピンク女があああああああ!!!巨乳の次は貧乳ですよね!…じゃねぇよおおおおお!!!!!」
ライラヤレアハ:姉、天敵。
魔眼と相性が悪く、必殺の大鎌も接近してこないために当たらない。
そもそも天使の格が違うせいで速度でも負けており、挙げ句の果てには体型でも負けている。
特に魔眼を使おうと直視した時に356000倍を見ちゃった時は死ぬかと思ったという。
「今日こそあのクソ姉を石にしてやっ…て目があああああああ!!!!!!」
ブランメラハ:妹。
周りが変なのしかいない中では常識人な方なのだが、いかんせん話し方が腹立たしい。
しかもあまり話をしないうちにどこかへ言ってしまったためこれから先への不安が余計に募っている。
「何が可愛らしいだ馬鹿妹め!!私に非論理的なことなど………。……あああああああ!!!!思い当たりがありすぎるわ糞が!!!!」
アコニサラート:同居人、なんか気に入らん。
ただでさえ自分の守護領域である月への介入者という時点で気に入らないのに、態度やら何やらもいちいち気に食わない。
蛇同士の同族嫌悪っぽいものも含め、あまり相性がよくない。
監視の目も全く緩めておらず、侵攻にも一応気が付いているが…
「…あああああ!!本ッ当に何だ貴様は!!態度から何から端から端まで気に入らん!!!」
「……とはいえ、都市に気付かれずに侵攻するその手腕は中々だな…どうしたものか…」
ノワルナ:別世界のアルターエゴ。
彼の男らしからぬ風貌と雰囲気、そして心を落ち着かせてくれる神格の効果から、珍しく悪意を見せない。
「…なぜだか、貴様相手に騒ぐ気は起きん」
「…だが、もし私に触れるようなことがあれば処断するからな?…だから貴様は、そこにいろ。いろ」
ノワルナ(Another):別世界のものだったアルターエゴ。今は同じ世界、同じ場所に居ざるを得なくなった。
当初は何故、意味が分からん、よりによってこいつが、などとわめきたてたものの、今ではすっかり以前同様、彼による平穏化により安寧を得るべく静かに近くにいる場合が多くなっている。
「フン……拾われた恩義だか何だか知らんが、生真面目にあの機巧の手伝いなど…」
「…貴様は、空を見ていればいい。この地は、私が全て…視ている、から…………す、ぅ…」
アガタ:付随神霊が啓示を受けた人物。
ある意味では『固執』の形成に一役買ったとも言える。
「…聖女よ、なぜ貴女の啓示を受けながら、私の胸は……」