皇ハルナ:同じ天使町に暮らす仲間。
独立の機運に対して不干渉を決め込んでいることについてはあまり快い感情を抱かないが、かつての「神戸」に思いを馳せている点は共通項。
それゆえか、回収業者としての仕事から帰ってきた彼女に何やら話を聞きに行くことがある。
「ハルナちゃんお帰りー、今日はなんかいいもん拾えたかいな?」
「…あー!これ昔の駅前の写真やんけ!なっつかしいなー!こっちは?あ、使わんの?じゃあ貰ってええ?ありがとー!」
阿南宮ヨハネ:同じ天使町に暮らす仲間。
ハルナと同じく独立に興味がない、のはまだいいとして、彼女が美羽コンテストからの流れで一躍有名になっているのは懸念の対象。
…だが、かねてより羽付きのことをよく見ていたシヅキは彼女の努力をよく知っており、どうにも干渉できずにいる。
ちなみに天使ラーメン屋ではよく話す。
「よっーすヨハネちゃん。…相変わらずよく食っとるなぁ」
「今日何キロ走るん?…15ぉ?……無理だけはせぇへんようにな、ホンマ…」
氷橋静雄:同じ天使町に暮らす仲間にして回収業者。
独立…についてはもう気にしないことにした。
だが彼の持つ花火(ひいては爆発)の技術には興味があり、また接しやすい性格もあって関係は良好……だとシヅキは思っている。
実際のところはスケバンとその舎弟と言った具合。
「おーぅ静雄!今日も派手にやらかしたみたいやな!こっからでも見えたで爆発!」
「……あぁ、そういやぁ…今回の収穫ん中に金にならなさそうなやつはあるか?…おう、そういうのや。……また頼むで」
メリー:同じ天使町に暮らす妖精(ドローン)。
なぜか見かけると逃げられるのでその内実は知らないものの、おおよその中身の予測はついている……というのも、奏金時代の知識から彼女の扱うV.a.L.Lについて多少なりとも見覚えがあり、HCU関連の羽付きで住民リストを漁った結果である。
「メリー…なぁ。なんでかアタシ見ると一目散に逃げるねん、話せた試しないんや」
「ま、住処は概ね分かっとる……。……もしアイツが必要になれば、無理矢理にでも引きずり出す準備はできとるで」