kagemiya@ふたば - 大戸隠退膳
「臭いな…、左京の野蛮な匂いだ!」
「住民の事など知った事か!!陛下の街を守るのだ!!あの右京の街並みを!!」
「ウウウウ……!!!(ええい!!あごの下をモフモフするな!!!いかん!!!おかしな声が出る……!!!)」

基本情報

【氏名】大戸隠 退膳(おおとがくし たいぜん)
【性別】男
【年齢】24歳
【出身】不明
【身長・体重】161cm・41kg
【肌色】黄【髪色】黒【瞳色】黒
【外見・容姿】黒髪ロング、いつも眉根に皺がよったむつかしい顔をしているが一応美青年の範疇。

【属性】秩序・中庸
【魔術属性】二重属性(火・地)
【魔術回路】質:C 量:B 編成:正常

【所属】右京軍

【契約サーヴァント】カスバド?

魔術・特殊技能・特性など

『クー・フーリンへの変化』

キャスターであるドルイド長・カスバドの魔術による変化。
体長3m体高2m近くにも達する巨大なアイリッシュ・セッター(猟犬)に変化し、あらゆる肉体的、魔術的ステータスがサーヴァントと挌闘戦を行うことができるレベルにまで上昇する。モッフモフやぞ?

ある時退膳は持ち前の不遜さでカスバドと揉め事を起こして怒りに触れ、犬にされてしまった。
その時でさえ陛下への忠誠を持ち出し頑として謝罪しなかった事に呆れたカスバドが、ならば立派にあの方のイヌとして仕えてみたらいい、と施した強化魔術である。

魔術

退膳自身の操る魔術。精神支配を得意とするが、基本的にサーヴァント相手には使用しない。
自己欺瞞的に使用することが殆ど。……とはいえその自己欺瞞は戦場で使用するに足るだけの効果があるのだが(例:この傷は陛下の御ためについた傷である!!痛くなどない!!)。

禁忌(ゲッシュ)

カスバドに巨犬化の呪いを受けた後
・犬を喰わない
・目上の者からの宴会の誘いを断らない
・壮麗帝の影を(例え彫像や絵画のものでも)踏まない
の三つのゲッシュを立てている。本来ケルトの英雄ならざる退膳だが、この行為の呪術的意味により戦場や宴席での多少の幸運補正を得ている。
もちろん禁忌破りの代償は破滅。あまりに割に合わないが、右京軍兵士としてのカスバドに対する意地のようなものらしい。

礼装・装備など

令呪

前衛である退膳が《令呪》により自身のステータスをさらに上昇させることで技量の点、宝具を持たない点を無理やりにカバーする。

人物像・来歴・解説など

没落つつある魔術の家の当主であり、《聖杯》を得、御苑で壮麗帝の姿に衝撃を受け家を放り出してその下に集った。
選民主義の傾向があり、自分より下の者の事情心情を図る事に意義の見出せないタイプ、ナチュラルに下の者の話を遮って自分の話をかぶせてくる。
上位の者に対しては理性が効くものの、こちらも相手の話を自分の理想のフィルターを通してから受け取る傾向がある等、お世辞にも理知的とは言い難い。
とはいえ壮麗帝への忠誠心は高く、何度か左京軍部隊の襲撃を押し返している。

占領中の左京区画では私費を投じて区画の「右京化」を積極的に推し進めていた。
「右京化」とはバラックやテントごと区画を整地して街並みを再生させること。
ちなみに何度も何度も左京軍の襲撃でとん挫している。

現在はその現実とのすり合わせの中で
陛下の街並みを守るのだ!→建て直せばよいのだ!工事を続けろ!!→外面だけでも良く見えれば良い!内装は捨て置け!→塀だ!!塀だけでも立て直せ!!
とハードルは低下し続けている。

単に憧れのためだけに戦っていたマスターはもう居ない。ここには一個の、決してエリートではない右京軍人があるだけである。

特技:計画立案(自称)、工程管理(自称)
好きなもの:壮麗帝陛下、右京の秩序正しさ
苦手なもの:ガイセリック、左京の猥雑さ
願い:壮麗帝陛下にお目通りする
【一人称】私 【二人称】君、貴様、我が陛下 【三人称】名前+君、奴、我が陛下

右京軍として

何度目かも不明な右京による攻勢で得た左京への凸出地区を防衛していたが、周囲の友軍が一人消え二人消えついに最後の独りとなってしまっている。
退膳のみでの大きな戦績は、アメリカインディアン、モヒカン族の戦士達を従えた左京の魔術師三人を殺害した事。
この際に常陸坊弁慶を失っている。
現在のサーヴァント、カスバドはサーヴァント喪失後新たに契約したもの。

台詞例

「臭いな…、左京の野蛮な匂いだ!」
「住民の事など知った事か!!陛下の街を守るのだ!!あの右京の街並みを!!」
「ウウウウ……!!!(ええい!!あごの下をモフモフするな!!!いかん!!!おかしな声が出る……!!!)」

因縁キャラ

壮麗帝陛下
「我が陛下の御ために!!!!!!!!!!!!!!!(いきなり敬礼してそのまんま動かなくなる)……何をしている?貴様もやらんかァ!!!」
退膳にとってのこの世全ての善。
大戸隠家最後の才能とも言うべき二重属性を持って産まれながら、何の成果も出せずにただただ焦りながら衰退を待っていた退膳の価値観を、その姿を見せただけで破壊してしまった。
壮麗帝が言ったならそれは全て正しい事で、壮麗帝の言ったことで現場に不都合が起きたならそれは、左京の愚かな抵抗か、性根のひんまがった側近どもが陛下をたぶらかしているせい。
つまり一目惚れである、青年期によくある。
本当の事を言うと自己肯定できていなかった退膳が、その偉大な姿に対して自身の価値全てを委ねてしまっている部分がかなり大きい。

けれど退膳はその事に果てしない恩を感じている。「壮麗帝が自分の前に有ってくれたこと」それだけでも退膳にとっては生命を賭して返すべき恩が発生する程の事実。
今日も陛下の御ために、陛下のイヌはギャンギャン吠え、尻尾をまるめて逃げ、それでもよだれをふり乱して敵ののど元に噛みつくのだ。

キャスター?
「フン、扱いにくいことこの上ない、サーヴァントとはマスターを護る兵士であらねばならんというのに!!……まぁ他に手駒もないのは確かだしその……私には過ぎた英霊なのも確k何だその顔は!!何か文句があるのか!!!!」
ガチガチ管理スキー下級将校と元戦士ケルティックドルイド長…やりくちから趣味嗜好まで兎に角対立するうまく行ってない主従。
そもそもは野良サーヴァントだったカスバドに「何だお前1面のボスみたいな運命してるな」と言われて「本当か?!つまり私が斃れぬ限り奴らは陛下には一歩も近づけないと!?!?」っていう妙な反応を返した退膳にちょっと興味を持ってしまったカスバドの失敗であった。
ギャァギャァ喧嘩しながらもなんとかやっていっている。

ガイセリック
「何なのだアレは!!陛下のご威光を露程も気に掛けず……大体アレも王なのだろう!?兵を管理しろ!!都を管理しろ!!左京民どもを管理しろ!!あのニヤけた顔が気に食わん……!!ああ!我が陛下はなぜ大遠征をご宣誓なさらんのだ、一声いただければ右京全軍一糸乱れぬ大蹂躙が左京を押しつぶしてやるというのに……!!ううっ!?(破界王の暴威を思い出して思い出しビビり)……ああ気に食わん!!!(がん!)痛い!!!」
以前遠くからチラ見した事があり、絶対勝てないと認識しとてもビビっている。
ギャンギャン悪口を言うけど退膳だって男の子だし本当はちょっとあこがれちゃう。

源頼光/ライカVIII
「化け物退治どもが私の軍務と何の関係がある、化け物どもより左京民の方が余程汚らしい……奴らを右京民として啓蒙せねばならん。……警察機構として?人民の思想も管理できん警察組織になんの意味がある」
КВЕСについては警察組織に毛の生えたものとしか認識しておらず、大した注意を払っていない。
でも時々出るわけのわからない化け物は速く退治してほしい。

右京民
自分達右京兵士が護ってやっているというのに感謝してあらゆるものを差し出したりしないというモノの価値の分らない愚かな民。自分が命令すると不満げな目をしたりするし。

左京民
自分達右京兵士が救ってやっているというのに感謝して左京軍の首を差し出したりしないというモノの価値の分らない愚かな民。自分に会うと不満げな目をしたりするし。……会うだけでかよ!!!

ミカド
「陛下の側に立って左京を討つ勅書なりなんなり出せば良し、それも出来んのだから何もせず御所に閉じこもって居ればよい」
よくわかってないマン

荊棘太夫
「薬茶屋等と言っているが結局は女郎屋の主人だろう?女共はカネで頬を叩いてやるのが一番教育になる、お前も覚えておけ(私も一回お世話になってみたいが私の給金ではなぁ)」
普通の女郎屋と違って、コトが終わったらさっさと出ていけ次の客待ってんだよみたいな雰囲気出したりしないんだ……
とかちょっと妄想している。

役どころ・コンセプトなど

左右の戦闘無いなぁっていうので練ってみた泥
左京ルート1面のボス。高慢ちき苦労人枠。
変化後がクー・フーリン(クランの猛犬)なのは「左京右京の争いを鎮めるために立ち上がった一人の英雄、彼が最初に撲殺したのはかの光の御子と同じくクランの猛犬だった」みたいな流れになったら素敵だな、というアレです。
セッターのくせにギャンギャン吠える駄犬。