スレイマン1世
最終更新：ID:juCKYzNXDw 2019年07月06日(土) 16:29:00履歴
基本情報 
【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】スレイマン1世
【異名・別名・表記揺れ】壮麗帝、立法帝
【性別】男
【身長・体重】193cm・93kg
【肌色】黄褐色 【髪色】黒 【瞳色】右：青黒/左：金
【外見・容姿】彫りの深い顔立ちの偉丈夫であり美男子
【地域】オスマン帝国
【年代】16世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・魔性・王
【ステータス】筋力：B 耐久：B 敏捷：D 魔力：C 幸運：A 宝具：EX
【CLASS】ライダー
【真名】スレイマン1世
【異名・別名・表記揺れ】壮麗帝、立法帝
【性別】男
【身長・体重】193cm・93kg
【肌色】黄褐色 【髪色】黒 【瞳色】右：青黒/左：金
【外見・容姿】彫りの深い顔立ちの偉丈夫であり美男子
【地域】オスマン帝国
【年代】16世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・魔性・王
【ステータス】筋力：B 耐久：B 敏捷：D 魔力：C 幸運：A 宝具：EX
【クラス別スキル】
対魔力：C
魔術への耐性。Cランクでは魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
騎乗：-
乗り物を乗りこなせる能力。
本来ライダーとして保有しているはずのこのスキルがスレイマン1世の場合宝具へと変化している。
本来ライダーとして保有しているはずのこのスキルがスレイマン1世の場合宝具へと変化している。
【保有スキル】
カリスマ：A-
軍を率いる才能。Aランクともなれば人として最高位のカリスマ性。
スレイマン1世のものには「西洋諸国から見た畏怖の存在としての」カリスマ性も混じっている。
スレイマン1世のものには「西洋諸国から見た畏怖の存在としての」カリスマ性も混じっている。
軍略：B
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
神威：EX
オスマン帝国とは西洋の国家でもあり東洋の国家でもあるという独特の存在であり、また当時の西洋にとって東洋とは神秘的なものだった。
『後宮 』の制度など全く未知の文化を有した東洋の大国が、世界を股にかけて西洋圏へと強大な軍事力をもってなだれ込んでくる。
西洋諸国の様々な野望を粉砕し、文字通り蹂躙し尽くしたオスマン帝国並びにスレイマン1世という男はまさに神秘満つる世界からやってきた悪夢であった。
そうした背景と、オスマン帝国において皇帝 が「神の陰」とされたことにより、 スレイマン1世が逆説的に取得したスキル。
神性と魔性に近しい性質を同時にスレイマン1世へ付与する。ステータスの向上などの他、彼が制圧した文化圏のサーヴァントからの魔性特攻を無力化する能力を持つ。
『
西洋諸国の様々な野望を粉砕し、文字通り蹂躙し尽くしたオスマン帝国並びにスレイマン1世という男はまさに神秘満つる世界からやってきた悪夢であった。
そうした背景と、オスマン帝国において
神性と魔性に近しい性質を同時にスレイマン1世へ付与する。ステータスの向上などの他、彼が制圧した文化圏のサーヴァントからの魔性特攻を無力化する能力を持つ。
【宝具】
『壮麗帝 』
ランク：EX 種別：対軍宝具 レンジ：1〜99 最大捕捉：1000人
クラス別スキル「騎乗」の変化したものであり、固有結界。
このサーヴァントの能力としての固有結界であると同時に、この固有結界そのものがサーヴァントという関係。
常時発動型の宝具。世界史における最大の軍事国家たるオスマン帝国の全盛期を率いた壮麗帝の生涯の具現。永遠に続く栄えある遠征の内包。
即ち、当時の世界最大最強たるオスマン帝国の覇軍そのものがスレイマン1世というサーヴァントである。
真名を解放する前から君主たる彼の近衛兵である「戦鍋旗兵 」を連続召喚することができる。
スレイマン1世が現界した瞬間から結界内部で無限に生成されていく使い魔に似た彼らを外界へ呼び出しているだけなので消費魔力は極小。
彼らは煌めく紫紺色の霧状となってスレイマン1世の霊基から姿を表し、ひとりひとりが低級のサーヴァント並の力を持つ。
銃や剣、大砲など、喚び出される「戦鍋旗兵」の攻撃方法や役割はそれぞれ違い、彼らを大量に召喚して蹂躙するのがスレイマン1世の常套戦術。
ただそれだけで並の英雄では例え宝具を持ち出そうが全く歯が立たない。英雄とはいえ生半可な個の力では群体どころではなく国そのものですらある彼には太刀打ちできない。
近衛兵であるのでスレイマン1世の身に不意の危険が訪れてもオートでスレイマン1世の霊基から現れて防御する。
国力そのものが固有結界となったような存在なので、結界内部の戦力に応じてスレイマン1世自身の戦闘力や霊基の質も上がっていく。
また、東欧、中欧を制圧し、西洋文化圏を震え上がらせたその行進は該当文化圏の英霊へ特攻となる威力を発揮する。
真名の解放を行うと「戦鍋旗兵」のみならず結界内部で生成されているオスマン帝国軍を外界へ大量放出する。
その数はまさに無数。あまりに濃密なその軍勢は、大河のように見渡す限り広がる紫紺色の濃霧が怒涛の勢いで波濤を成して襲いかかってくるようである。
何もかも桁外れの宝具ではあるが弱点は消費魔力。
普段から軍勢の拡張のために魔力を消費する他、真名解放ともなるといくら一人あたりの消費魔力が極小と言えど呼び出す数が尋常では無いので大量の魔力を喰う。
また、真名解放直後は軍勢を固有結界内部に戻せなかった場合一時的に戦闘力が落ちるのが難点。とはいえ、余程準備が出来ていない限り1〜2回程度の放出では底をつくことはない。
クラス別スキル「騎乗」の変化したものであり、固有結界。
このサーヴァントの能力としての固有結界であると同時に、この固有結界そのものがサーヴァントという関係。
常時発動型の宝具。世界史における最大の軍事国家たるオスマン帝国の全盛期を率いた壮麗帝の生涯の具現。永遠に続く栄えある遠征の内包。
即ち、当時の世界最大最強たるオスマン帝国の覇軍そのものがスレイマン1世というサーヴァントである。
真名を解放する前から君主たる彼の近衛兵である「
スレイマン1世が現界した瞬間から結界内部で無限に生成されていく使い魔に似た彼らを外界へ呼び出しているだけなので消費魔力は極小。
彼らは煌めく紫紺色の霧状となってスレイマン1世の霊基から姿を表し、ひとりひとりが低級のサーヴァント並の力を持つ。
銃や剣、大砲など、喚び出される「戦鍋旗兵」の攻撃方法や役割はそれぞれ違い、彼らを大量に召喚して蹂躙するのがスレイマン1世の常套戦術。
ただそれだけで並の英雄では例え宝具を持ち出そうが全く歯が立たない。英雄とはいえ生半可な個の力では群体どころではなく国そのものですらある彼には太刀打ちできない。
近衛兵であるのでスレイマン1世の身に不意の危険が訪れてもオートでスレイマン1世の霊基から現れて防御する。
国力そのものが固有結界となったような存在なので、結界内部の戦力に応じてスレイマン1世自身の戦闘力や霊基の質も上がっていく。
また、東欧、中欧を制圧し、西洋文化圏を震え上がらせたその行進は該当文化圏の英霊へ特攻となる威力を発揮する。
真名の解放を行うと「戦鍋旗兵」のみならず結界内部で生成されているオスマン帝国軍を外界へ大量放出する。
その数はまさに無数。あまりに濃密なその軍勢は、大河のように見渡す限り広がる紫紺色の濃霧が怒涛の勢いで波濤を成して襲いかかってくるようである。
何もかも桁外れの宝具ではあるが弱点は消費魔力。
普段から軍勢の拡張のために魔力を消費する他、真名解放ともなるといくら一人あたりの消費魔力が極小と言えど呼び出す数が尋常では無いので大量の魔力を喰う。
また、真名解放直後は軍勢を固有結界内部に戻せなかった場合一時的に戦闘力が落ちるのが難点。とはいえ、余程準備が出来ていない限り1〜2回程度の放出では底をつくことはない。
【Weapon】
『我が帝祖が夢よ』
オスマン帝国における戴冠式で用いられる宝剣と調帯。帝祖オスマン1世の遺品とされる。
彼が夢に見た世界樹の力の源を有しており、その正体は柄頭に封じられたフォトニック純結晶体。
高い情報処理能力を持つこの剣は本来の持ち主であるオスマン1世ほどではないにしてもスキル「直感」に相当する能力を振るう者に与える。
オスマン帝国後継者のサーヴァントであれば全員手にできる宝剣であるが、その真価をどこまで引き出せるかは皇帝によってまちまち。
オスマン帝国史上最大最強の皇帝であるスレイマン1世はこの宝剣の力を最大限発揮できる。仮に戦うとすればオスマン帝国皇帝の中で唯一帝祖と互角に渡り合えるサーヴァント。
彼が夢に見た世界樹の力の源を有しており、その正体は柄頭に封じられたフォトニック純結晶体。
高い情報処理能力を持つこの剣は本来の持ち主であるオスマン1世ほどではないにしてもスキル「直感」に相当する能力を振るう者に与える。
オスマン帝国後継者のサーヴァントであれば全員手にできる宝剣であるが、その真価をどこまで引き出せるかは皇帝によってまちまち。
オスマン帝国史上最大最強の皇帝であるスレイマン1世はこの宝剣の力を最大限発揮できる。仮に戦うとすればオスマン帝国皇帝の中で唯一帝祖と互角に渡り合えるサーヴァント。
【解説】
スレイマン1世。オスマン帝国第10代皇帝。英語圏では壮麗帝 と呼ばれた、オスマン帝国最盛期を築いた大帝。
スレイマンは旧約聖書に記されたイスラエルの王「ソロモン」のアラビア語形「スライマーン」をトルコ語で発音したものである。
第9代皇帝セリム�祇い梁�子として生誕したスレイマン1世は父の死去後第10代皇帝として25歳の頃に即位することになる。
オスマン帝国は代替わりの際は血みどろの後継者争いが起こるのが常だったが、他に後継者候補となる男児がいなかったことでスレイマン1世は幸運にもスムーズに皇帝に即位した。
即位後に起こった反乱を即座に鎮圧して才覚を示すと、ここから46年という長期在位の中で13回も繰り返され多くの勝利を収めることになる遠征がスタートする。
中東の制圧、サファヴィー朝からの領土奪取、ハンガリーの事実上領有による中欧方面への進出、オーストリアの首都ウィーンを包囲、プレヴェザ海戦で連合艦隊を圧倒して地中海を制圧。
中東、中欧、アジア西部、アフリカ北部を支配下に置き、地中海の制海権を握った当時のオスマン帝国はここに頂点を迎える。
その凄まじい軍事力をもって世界の中心をオスマン帝国とし、西洋諸国を震撼させた。16世紀の主役とはヨーロッパではなく、まさにオスマン帝国のための時代であった。
一方で法の整備や支配体制の強化など内政の改革も数多く行い、国内を大いに発展させ、1922年まで続くオスマン帝国の官僚機構の基礎を築き上げる。
オスマン帝国の時代の中でその中央集権的な仕組みや強大な軍事力が最も効果的に運営されていたのがこのスレイマン1世の時代である。
後に衰退していくオスマン帝国はこの時代の栄光を取り戻すことを目指すことになる。オスマン帝国にとっては帝祖に並び最も偉大なる皇帝なのである。
晩年はその栄華にも翳りが忍び寄り始め、またオスマン帝国の慢性的な内憂である後継者争いも勃発。
本人も奴隷であったはずのヒュッレム（西洋で呼ばれるところのロクセラーナ）を寵愛し、例外的に彼女を奴隷の身分から開放して皇后とし内部の混乱に拍車をかける。
息子を謀反の罪で処刑するなど暗い晩年を過ごしたスレイマン1世はハンガリー遠征の中途に陣中で死去。
しかし様々な問題を抱えつつも、スレイマン1世の遺した非常に優秀な臣下たちと官僚制度はオスマン帝国の衰退を1世紀以上先延ばすことになるのである。
スレイマンは旧約聖書に記されたイスラエルの王「ソロモン」のアラビア語形「スライマーン」をトルコ語で発音したものである。
第9代皇帝セリム�祇い梁�子として生誕したスレイマン1世は父の死去後第10代皇帝として25歳の頃に即位することになる。
オスマン帝国は代替わりの際は血みどろの後継者争いが起こるのが常だったが、他に後継者候補となる男児がいなかったことでスレイマン1世は幸運にもスムーズに皇帝に即位した。
即位後に起こった反乱を即座に鎮圧して才覚を示すと、ここから46年という長期在位の中で13回も繰り返され多くの勝利を収めることになる遠征がスタートする。
中東の制圧、サファヴィー朝からの領土奪取、ハンガリーの事実上領有による中欧方面への進出、オーストリアの首都ウィーンを包囲、プレヴェザ海戦で連合艦隊を圧倒して地中海を制圧。
中東、中欧、アジア西部、アフリカ北部を支配下に置き、地中海の制海権を握った当時のオスマン帝国はここに頂点を迎える。
その凄まじい軍事力をもって世界の中心をオスマン帝国とし、西洋諸国を震撼させた。16世紀の主役とはヨーロッパではなく、まさにオスマン帝国のための時代であった。
一方で法の整備や支配体制の強化など内政の改革も数多く行い、国内を大いに発展させ、1922年まで続くオスマン帝国の官僚機構の基礎を築き上げる。
オスマン帝国の時代の中でその中央集権的な仕組みや強大な軍事力が最も効果的に運営されていたのがこのスレイマン1世の時代である。
後に衰退していくオスマン帝国はこの時代の栄光を取り戻すことを目指すことになる。オスマン帝国にとっては帝祖に並び最も偉大なる皇帝なのである。
晩年はその栄華にも翳りが忍び寄り始め、またオスマン帝国の慢性的な内憂である後継者争いも勃発。
本人も奴隷であったはずのヒュッレム（西洋で呼ばれるところのロクセラーナ）を寵愛し、例外的に彼女を奴隷の身分から開放して皇后とし内部の混乱に拍車をかける。
息子を謀反の罪で処刑するなど暗い晩年を過ごしたスレイマン1世はハンガリー遠征の中途に陣中で死去。
しかし様々な問題を抱えつつも、スレイマン1世の遺した非常に優秀な臣下たちと官僚制度はオスマン帝国の衰退を1世紀以上先延ばすことになるのである。
【人物・性格】
引き締まった体格をした大柄な美丈夫。綺麗に整えられた髭や服装の清潔さからは彼の美意識が伺える。
虹彩異色であり、右目は青黒く左目は金色に輝いている。その何もかも見通すような深く澄んだ眼差しは見る者に畏怖を与える。
傲慢であるが、自分に酔っておらず、どこか醒めている。物事を正確かつ客観的に判断し、自身にとって相応しい対処を取る。
その結果によっては他者から見ると冷酷かつ残忍なものに見えたり、反対に極めて情に厚い処置に感じられたりもする。
またどのような高い存在が相手でも謙ることのない不遜さであったり、逆にちっぽけな相手でも礼を尽くすような態度として現れたりもする。
このように視座が余人には理解できない程高いところにある。人の英霊でありながら、その視点は世を俯瞰する神霊の視点に近い。実力もそれ相応。
己こそが愛であると豪語し、この世全ての女性は己の寵愛を受け取る権利を持っていると考えている。
女性に対して「余の后にならぬか」と問うのは彼にとって挨拶であり、敬愛であり、また賛辞である。物心つかない赤子から老女、貴賤や善悪の区別なく平等に誘う。
（子供に対しては「成人したならば余の后となるが良い」と告げる）
例外として、王座やそれに類する立場の女性にはその立場を瞬時に見抜き、愛の言葉ではなく大いなる帝王として礼を以て接する。
普段より超然とした態度であるがその価値観が常人とはズレているだけで意外にも喜怒哀楽ははっきりと示し口に出す。
個人としてどう感じようがスレイマン1世としての決定に微塵の揺らぎもないということでもあるのだが、些細な事柄にいちいち率直な感想を述べる姿は少々コミカル。余、落胆。
学問や芸術などを好み奨励する文化人であり、また詩人として情愛を尊んだ彼は、付き合ってみると意外と気さくで接しやすい。主が己でマスターが臣という姿勢は崩さないがその態度は鷹揚である。
ただし侮るのは厳禁。自身をオスマン帝国そのものであると語る彼は侮蔑に対しては国の栄光を嘲笑ったものと見なし、怒りではなく誅伐として厳正に罰してくる。
実の息子ですら容赦なく処刑した苛烈さと同じように、いっそ機械的に一切の容赦なく処断してくるだろう。例えそれは自分のマスターであっても同様だ。
「物事にはその栄華に等しい結末が必要だ」というのが持論であり、どれほど手を尽くしたことであっても極まったと己の中で見切るとその終わりを模索しだす。
それは自己の敗退や消滅すら例外ではない。幕切れとして相応しいと納得したならばそういう選択を取りかねないという意味では制御不能の厄介なサーヴァント。
これ以上今回の己の戦いに意義の伸び代はないと判断すれば勝手に自身の結末を自身で用意し始める。聖杯戦争においては非常に強力なサーヴァントでありながら地雷でもある。
―――ただし、もし仮にマスターが彼の好む『スレイマン1世をして未知数な存在』だったとしたら………。
虹彩異色であり、右目は青黒く左目は金色に輝いている。その何もかも見通すような深く澄んだ眼差しは見る者に畏怖を与える。
傲慢であるが、自分に酔っておらず、どこか醒めている。物事を正確かつ客観的に判断し、自身にとって相応しい対処を取る。
その結果によっては他者から見ると冷酷かつ残忍なものに見えたり、反対に極めて情に厚い処置に感じられたりもする。
またどのような高い存在が相手でも謙ることのない不遜さであったり、逆にちっぽけな相手でも礼を尽くすような態度として現れたりもする。
このように視座が余人には理解できない程高いところにある。人の英霊でありながら、その視点は世を俯瞰する神霊の視点に近い。実力もそれ相応。
己こそが愛であると豪語し、この世全ての女性は己の寵愛を受け取る権利を持っていると考えている。
女性に対して「余の后にならぬか」と問うのは彼にとって挨拶であり、敬愛であり、また賛辞である。物心つかない赤子から老女、貴賤や善悪の区別なく平等に誘う。
（子供に対しては「成人したならば余の后となるが良い」と告げる）
例外として、王座やそれに類する立場の女性にはその立場を瞬時に見抜き、愛の言葉ではなく大いなる帝王として礼を以て接する。
普段より超然とした態度であるがその価値観が常人とはズレているだけで意外にも喜怒哀楽ははっきりと示し口に出す。
個人としてどう感じようがスレイマン1世としての決定に微塵の揺らぎもないということでもあるのだが、些細な事柄にいちいち率直な感想を述べる姿は少々コミカル。余、落胆。
学問や芸術などを好み奨励する文化人であり、また詩人として情愛を尊んだ彼は、付き合ってみると意外と気さくで接しやすい。主が己でマスターが臣という姿勢は崩さないがその態度は鷹揚である。
ただし侮るのは厳禁。自身をオスマン帝国そのものであると語る彼は侮蔑に対しては国の栄光を嘲笑ったものと見なし、怒りではなく誅伐として厳正に罰してくる。
実の息子ですら容赦なく処刑した苛烈さと同じように、いっそ機械的に一切の容赦なく処断してくるだろう。例えそれは自分のマスターであっても同様だ。
「物事にはその栄華に等しい結末が必要だ」というのが持論であり、どれほど手を尽くしたことであっても極まったと己の中で見切るとその終わりを模索しだす。
それは自己の敗退や消滅すら例外ではない。幕切れとして相応しいと納得したならばそういう選択を取りかねないという意味では制御不能の厄介なサーヴァント。
これ以上今回の己の戦いに意義の伸び代はないと判断すれば勝手に自身の結末を自身で用意し始める。聖杯戦争においては非常に強力なサーヴァントでありながら地雷でもある。
―――ただし、もし仮にマスターが彼の好む『スレイマン1世をして未知数な存在』だったとしたら………。
モザイク市において
その英霊は突然モザイク市「御苑：右京」に現れた。
「御苑：左京」から押し寄せる軍勢へ呼応するように現れたこの英霊は、あれよという間に類稀なカリスマ性を以てして右京の支配構造を掌握。
用兵の的確さはまるで未来が見えているかのようであり、寡兵であろうと左京からの軍勢を追い返してみせた。
そうして瓦解しかけていた右京はスレイマン1世というサーヴァントへの隷属と引き換えに、左京からの猛進撃をシャットアウトし膠着状態を作り出すことに成功した。
以来、右京は壮麗帝の“国”となった。スレイマン1世の指示で動き、スレイマン1世の趣味で模様替えされ、スレイマン1世の思惑で混ぜ返される。
スレイマン1世を頂点とする、強力な官僚システムによって隙なく張り巡らされたひとつの世界。それがモザイク市「御苑：右京」という場所である。
なお、彼のマスターは公表されていない……が、秘匿されてはいても相応のリスクを払えば辿り着くことは出来るレベル。
御苑の中央に存在する食事処『雷尾の寝床』で万年部屋を貸し切っている人間が彼のマスター。もっとも、スレイマン1世がそこへあまり立ち寄ることはない。
彼らは主従ではあってもパートナーとしての信頼は存在していない。互いに利用し利用される間柄であり――ー踏み込んで言えば、スレイマン1世がその関係を許しているからこそ成立している危うい関係だ。
とはいえ、マスターであることは間違いない。スレイマン1世へやむなくコンタクトを取る必要があるならば頼る筋としては正攻法だろう。
イメージカラー：紫紺
特技：人間観察
好きなもの：女性（特に賢い者。善悪は問わない）、詩などの芸術、己の想定を超えていくもの
嫌いなもの：野放しの結末
天敵：己の想定を超えていくもの
願い：納得のいく結末を用意すること
【一人称】余 【二人称】お前、そなた 【三人称】彼奴ら
「御苑：左京」から押し寄せる軍勢へ呼応するように現れたこの英霊は、あれよという間に類稀なカリスマ性を以てして右京の支配構造を掌握。
用兵の的確さはまるで未来が見えているかのようであり、寡兵であろうと左京からの軍勢を追い返してみせた。
そうして瓦解しかけていた右京はスレイマン1世というサーヴァントへの隷属と引き換えに、左京からの猛進撃をシャットアウトし膠着状態を作り出すことに成功した。
以来、右京は壮麗帝の“国”となった。スレイマン1世の指示で動き、スレイマン1世の趣味で模様替えされ、スレイマン1世の思惑で混ぜ返される。
スレイマン1世を頂点とする、強力な官僚システムによって隙なく張り巡らされたひとつの世界。それがモザイク市「御苑：右京」という場所である。
なお、彼のマスターは公表されていない……が、秘匿されてはいても相応のリスクを払えば辿り着くことは出来るレベル。
御苑の中央に存在する食事処『雷尾の寝床』で万年部屋を貸し切っている人間が彼のマスター。もっとも、スレイマン1世がそこへあまり立ち寄ることはない。
彼らは主従ではあってもパートナーとしての信頼は存在していない。互いに利用し利用される間柄であり――ー踏み込んで言えば、スレイマン1世がその関係を許しているからこそ成立している危うい関係だ。
とはいえ、マスターであることは間違いない。スレイマン1世へやむなくコンタクトを取る必要があるならば頼る筋としては正攻法だろう。
イメージカラー：紫紺
特技：人間観察
好きなもの：女性（特に賢い者。善悪は問わない）、詩などの芸術、己の想定を超えていくもの
嫌いなもの：野放しの結末
天敵：己の想定を超えていくもの
願い：納得のいく結末を用意すること
【一人称】余 【二人称】お前、そなた 【三人称】彼奴ら
【因縁キャラ】
后であり、最も寵愛を注いだ相手。その悪辣さも込みで彼女の全てを愛した。
より正確に言えば、『彼女の存在が彼女の死すら超えて後世に与える影響』までその愛は及んでいる。
彼女の傍若無人を許したのもそのあまりに遠大で余人には理解不能な深慮を理由とする。彼女という小石が生んだ波紋がやがて帝国を突き崩すのを彼は佳とした。
ロクセラーナだけでなくオスマン帝国に関わる全ての存在はスレイマン1世の手のひらの上で踊る駒に過ぎなかったのかも知れない。
だがその中で彼が一際邪に、そして懸命に輝くロクセラーナというひとりを心から愛したのは間違いのない事実だ。
彼らの愛の形は常人の範疇を大きく逸脱しているが、それでもそこには純粋な愛があった。
サファヴィー朝の長として自身の遠征に対しあらゆる手段で抵抗してみせた諸王の王。
スレイマン1世は己の覇軍と辛くも渡り合ってみせたこの英雄を高く評価し、一定の敬意を抱いている。
彼が最も興味を抱き認める人間とはこうした己の想定を超えていく存在である。その生涯が死をも超えて描く影響の飛距離を彼は愛する。
より正確に言えば、『彼女の存在が彼女の死すら超えて後世に与える影響』までその愛は及んでいる。
彼女の傍若無人を許したのもそのあまりに遠大で余人には理解不能な深慮を理由とする。彼女という小石が生んだ波紋がやがて帝国を突き崩すのを彼は佳とした。
ロクセラーナだけでなくオスマン帝国に関わる全ての存在はスレイマン1世の手のひらの上で踊る駒に過ぎなかったのかも知れない。
だがその中で彼が一際邪に、そして懸命に輝くロクセラーナというひとりを心から愛したのは間違いのない事実だ。
彼らの愛の形は常人の範疇を大きく逸脱しているが、それでもそこには純粋な愛があった。
サファヴィー朝の長として自身の遠征に対しあらゆる手段で抵抗してみせた諸王の王。
スレイマン1世は己の覇軍と辛くも渡り合ってみせたこの英雄を高く評価し、一定の敬意を抱いている。
彼が最も興味を抱き認める人間とはこうした己の想定を超えていく存在である。その生涯が死をも超えて描く影響の飛距離を彼は愛する。
モザイク市での関連キャラ
【コメント】
型月伝統『ラスボスより下手したら強い中ボス』枠。
nevadakagemiya
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