kagemiya@ふたば - 藤原保昌
「ヨォ。オレのことを覚えているか■■。もしもオマエが忘れているなら……たぶん、それでいいのさ」

基本情報

【元ネタ】史実、『酒呑童子説話』
【CLASS】ロスト
【真名】藤原保昌
【異名・別名・表記揺れ】方相氏,一目小僧
【性別】女
【身長・体重】164cm・58kg
【肌色】薄 【髪色】黒 【瞳色】赤
【スリーサイズ】
【外見・容姿】玄衣朱裳の狩衣に烏帽子を付けた女性。顔は仮面で隠れている。
【地域】日本
【年代】10世紀後半、平安中期
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:D 耐久:B++ 敏捷:C 魔力:A 幸運:E 宝具:A

【クラス別スキル】

喪失証明:-

 スキルを失っていることを示すだけのスキル。
 ロストは本来有するはずのクラススキルを持たず、また取り戻すこともない。

【保有スキル】

魔力放出(雷):A+

 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。

篭目の浄眼:B

 ロストの被る面についた四つの金瞳。安倍晴明謹製。
 病毒を退ける力を持ち、簡単な疾病なら視るだけで治すことができる。
 また被せた者の体内の病毒を鎮める力を持つ。

呪術:E

 人や鬼を呪い、祟り殺したり害するための呪法。
 が、ロストの場合は自身の象徴する力を用いたパワープレイを好むため、
 結果として二つの呪法以外に関しては素人よりもひどい。

【Weapon】

血吸ちすい

 源頼光が童子を討った際に佩いていた大神より賜ったと伝えられる刀。
 童子切安綱の姉妹刀であるが特別な力はなく、強いて言えば頑丈なくらいである。

【おとぎばなし】

語り手:藤原保昌

【宝具】

宵鶏鳴・禍祓竜咆よいなきどりのはらえ

ランク:A 種別:対穢宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:200
 ロストが持っていた竜神としての権能を再現した宝具。
 宵に鶏の鳴きマネをする穢れ祓いがあるがこの宝具はその延長線上にある。
 鶏とは雷公と表されることもあり、冥界と現世の境界に所属する鳥とされている。
 この雷公とは雷光。宵の鶏鳴とは即ち雷鳴。
 ロストの雷は怪物性を持つ相手に特攻を持っており凄まじい威力を発揮する。

 攻撃に多用されるがその本質は京を守護する雷の結界。守りに入れば最大補足は都市ひとつにも及ぶ。
 方相氏の持つといわれる刀と盾。その盾こそがこの宝具である。

戌亥風・疫鬼招来三昧おおえのやまおろし・みやこくらいのあぎと

ランク:A 種別:改変宝具 レンジ:1 最大捕捉:-
 ロストが持っていた疱瘡神としての権能を再現した宝具。
 発動と同時に『篭目の浄眼:B』を失い、代わりに筋力と敏捷を2ランクアップし『神性:A+』と『一目の邪眼:A』*1を得る。
 その性質上、ロストはこの宝具をすすんで使いたがらない。

 疱瘡、つまり天然痘は古来より広く世界で恐れられた疾病で日本の場合は天平7年に新羅から伝来した。
 新羅のある朝鮮半島は近畿から北西に位置するため、一説によると戌亥の方角が凶とされるのはこのためと言われる。
 大江山に鬼が棲むと言われるのも京の北西にあるためで、この方角から来る長雨が流行病を広げる原因であった。
 幕末に種痘が伝来するまでこれと言った天然痘の治療法は存在せず、そのため疱瘡神の祭り上げは全国各地で見られる。
 ロストは京の北西に位置する大江山から来る嵐の化身であり、長雨によって病を招く疱瘡神である。
 現在天然痘は絶滅し世界に残るは一部のサンプルのみ。彼女がロストクラスである理由のひとつはそれかもしれない。

【解説】

史実での藤原保昌について

読まなくても大丈夫です

Fate世界において

こっち読めばおおよそ問題ないです

長いから一行で

 ライバル悪友メイン盾系仮面臆病自己嫌悪男装オレっ娘自称師匠貧乳一途雷属性兼毒属性片思いドラゴン娘の悲恋いいよね……

【人物・性格】

 荒っぽく雄弁な人物。春空のようにくるくると表情を変える。見えないが。
 見かけでは傍若無人のようだが実は人との付き合いにおいては二の足を踏みやすくひどく臆病。
 頼光がなぜ神秘を殺すのか。晴明がなぜパツキンボインが苦手なのか。綱がなぜ手フェチなのか。
 幾度となく訊ねようと思っていたが世界の裏側に去るときになっても言い出せなかった。
 神秘に属する者であるためか『神秘と人間は相容れない』という思想の持ち主で、
 いずれ滅び、捨てられ、忘れさられるのが神秘だと考えているため頼光の願いには反する。

 彼女はかつて疱瘡神という機構であり、片目を欠いて藤原保昌という枠に収まることで確固たる人格を得た。
 故に人間を殺戮する神秘であった自分を嫌悪しており、人に嫌われることを過剰に避けたがる。
 この罪悪感さえ存在しなければ腹を割って話すことも出来たかもしれないがそれは既に終わった話。
 イフの先へ頼光たちと共に生きる世界があったとしても──この選択は間違ってなんかいなかったのだと信じて彼女は進む。


 イメージカラー:水色
 特技:雷を落とすこと
 好きなもの:人間,潰された右目,魚
 嫌いなもの:バケモン(神秘),自分
 天敵:源頼光
 願い:特に無い。強いて言えば頼光が人のままでいること。/(本当の願い)頼光にひと目会いたい。

【一人称】オレ 【二人称】オマエ/アンタ 【三人称】アイツ/奴

【因縁キャラ】

源頼光
 自分を調伏した相手であり特別気に入っていた人間。
 かつて教えた雷光を今でも使ってると知れば機嫌が良くなる。
 「ヨゥ。アンタはたしか源頼光だろ? ん? ……いいやオラァこれが初対面だよ。噂の英雄にひと目と思ってね」

源頼光(♀)
 平行世界の頼光。
 女になってるどころか自分との接点もないので釈然としない。
 「ハナっから雷の呪法を使えるライコーはその……なんか、違う……」

渡辺綱
 晴明の次くらいに気に入っていた人間。かつ元同僚。
 腕ばかり切ってることは気になるがそれを除けばいい奴。

坂田金時
 頼光の息子。同じく雷使いということで目をかけていた。
 しかし彼の持つ酒呑への思いについては否定的。
 「いいか金時。バケモンは結局バケモンだ。オレも酒呑もね。なら、ぶち殺すしかねェのさ」

他の四天王
 元同僚の豪傑たち。それなりに交流はあったが友人というほどでもない。

安倍晴明
 元主人。かつ呪術の師匠。
 デカイ、うるさい、顔が怖いという三拍子だがロストは彼を頼光の次くらいに気に入っている。
 というのも彼が狐の母から生まれ落ちた者でありそれが怪物である彼女の共感を呼ぶからである。

酒呑童子
 双子よりも近く他人よりも遠い片割れ。化物である以上は情も何もない。
 討伐隊にはロストも参加していた。

偽頼光
 ロストが彼を見た時、童子切の呪いで完全に化物に成り果てた頼光を連想する。
 彼の願いにも肯定的なため自分もその対象と知っていたとしても手を貸すだろう。

紀貫之
 歌人の端くれとして、また、歌を言葉とする神/化物として密かに尊敬していたので今の姿を見ればショックで放心する。
 別にYouTuberが駄目なのではない。が、TSしてる(?)だの崇敬がひっくり返された心象だのなんだの色々積み重なった結果なので仕方ない。
 ロストは特に心を伝達するという歌の特性に敏感であり、ひとたび歌が紡がれれば誰が詠んだかくらい察知するので逃げ場はない。

紀貫之(水着)
 卒倒した……というのは冗談としても立ちくらみは起こした。あれだ。夏のせいだろう。熱中症。
 具体的にはインディーズ時代からファンだった歌手がお色気アイドル路線取り始めたような心持ち。
 三日ほど寝食を忘れ悩みに悩んで、「……まあ、それもありなんじゃない?」と半ば自棄になりつつ結論を出す。
 歌詞はいいから……と自分に言い聞かせ、チャンネル登録して踏ん切りのようなものをつけた。

和泉式部
 生前の友人。前述の通りロストは歌の裏に隠された心を嗅ぎつけ個人すら特定できるため彼女の思慕にも気がついていた。
 が、裏も表も心情を解していたため彼女の思いを尊重し敢えてそれには言及することもなく一友人として振る舞っていた。
 またロストにとっては掛け替えのない同性の友人でもあるが、同時に尊敬する歌人の一人でもある。


【コメント】

 泥頼光は牛御前と違って雷を使うための神性要素がなかったから俺とお前でパーフェクト頼光!
 ってしたかった。……うn。頼光「」には本当に済まないと思っている。
 藤原保昌という人が古い時代から現在に進むほど伝承から姿を消していく人なので=神代の終わりを連想。
 後年では地味だったとはいえFateだと完全に抹消されてたので周囲の記憶を消して裏側行ったことに。
 若干江戸言葉混ざってるのは疱瘡神信仰が特に江戸で盛んだったことから。
 和泉式部と結婚した伝承もありますがそれはカバーストーリーだったということで。

セリフ

FGO風

絆礼装

TRPG