kagemiya@ふたば - 六条御息所

「……お逃げなさい?わたくしの中の妖が、貴方を殺してしまう前に」


基本情報


【元ネタ】源氏物語
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】六条御息所
【性別】女性
【身長・体重】168cm・51kg
【肌色】白め
【髪色】黒
【瞳色】紫黒
【スリーサイズ】76/56/82
【外見・容姿】般若の面を持った貴人の女性
【属性】混沌・善/狂
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C++ 敏捷:B 魔力:A 幸運:E 宝具:B

【クラス別スキル】

復讐者:C

このスキルを持つ者は、周囲から害や不幸を与えられやすくなる。
だが、それらが与えられる毎にアヴェンジャーの復讐の力は増していく。

忘却補正:A

人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
…尤もこのアヴェンジャーの場合は、「忘れられない」が正しいだろう。
ともあれ、忘却の彼方から来る復讐者の攻撃は一撃一撃をより深く、致命的に刻み込む。

自己回復(魔力):B+

目的を達成するまで、魔力が自動的に回復し続ける。
如何様に抑え込もうとも、心ある限りその怨念は燻ぶり止まない。

【保有スキル】

貴人の矜持:A

やんごとなき出自の貴人としてのプライドや振る舞いが、極限まで完成されたことでスキルとなったもの。
Aランクとなるとあらゆる精神状態が行動に影響せず、自身の心と行動を完全に切り離すことができる。
ただし心を殺しているわけではなく、あくまで行動への影響を抑えられるだけに留まる点には留意が必要。

アヴェンジャーは、このスキルを利用することで自らの怨念を宝具として分離している。

無辜の怪物:C

怨霊となり憑き殺す者、としての印象が募ってしまい、本来よりも怪物寄りの存在として召喚されてしまっている。
それでも尚人間として、貴人としての誇りを失わないのは彼女の人格の成せる技ではあるが、その分だけ内心に怨念が積もることにもなる。

狂愛:-→B

平常時は封印されているスキル。
同ランクの狂化相当のステータス強化と理性の喪失、そして強力な魅了耐性の複合スキルであるが、更に特定の異性への有り余る感情から、自身と同性の存在に対して無条件で敵意を抱くようになる。
Bランクとなると、女性と判断しただけで殺意が沸々と湧いてしまうレベル。

変転の魔:D+

英雄や神が生前に魔として変じたことを示す。
過去に於ける事実を強調することでサーヴァントとしての能力を著しく強化させるスキル。
生きながらにして怨霊と化し、また廃院に現れた物の怪と同一視されたことから獲得。
スキルを解放することで肉体が狐の意匠と鋭い四肢を持つ姿に変化し、青紫の怨炎を纏うようになる。

【宝具】

怨羅累々中成般若えんらるいるいちゅうなりはんにゃ

ランク:C+ 種別:対人(自己)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
アヴェンジャーの所持する般若の面。
貴人の矜持により切り離している怨霊としての心の集合体であり、これを着用することで封印したスキルをアンロックし無辜の怪物へとなり果てる。
顔に着ける必要はなく、頭の横に取り付けるだけでも真名開放は可能。
他者に対して使用した場合は、嫉妬心や悲しみの心を増幅し魔性の力を与える呪具として機能する。

逝霊幻争花枯いきりょうげんそうはながらし

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1
自身が眠りに落ちている間、内心の嫉妬と恨みの心が生霊として他者に害を為した逸話の具現。
英霊に睡眠は存在しないため、自身より凶暴な性格の生霊を分霊として作り出す宝具となっている。
生霊は相手に攻撃することで呪いと共に恐怖判定と即死判定を発生させる力を持ち、真名開放中はアヴェンジャー自身にも同様の力が付随する。

【Weapon】

『扇』

魔性としての力により、魔力を纏った風を起こしたりして攻撃できる。
宝具開放中は呪弾を発射する。

『爪』

変成中の四肢に生える鋭い爪。
怨炎を纏った一撃は魔獣のそれに匹敵する。

『生霊』

宝具により作り出す分霊にして怨霊。
般若の面を被り、アヴェンジャーと瓜二つの姿をしている。
力量も本体同様であるほか、本体が消滅しても魔力が切れるまでは災いをもたらし続ける。単独行動C。

【解説】

源氏物語のヒロインの一人、六条御息所。
一説には般若面の起源だとか、元祖文学ヤンデレだとか言われる。
嫉妬に狂う女としてのイメージが強いが、実際には自身の生霊を抑えるために自ら光源氏から遠ざかるなど冷静で善性的な行動が多く、最後まで誇りを失わない高貴な女性である。
とはいえ生霊の原因がその誇りのせいで誰かに甘えられないことであったり、死後も生霊が怨霊となって各地で害をなしたりなど相当溜め込むタイプである事も確かなのだが。

アヴェンジャーとしての現界では、生霊として登場する以前、夕顔の君を取り殺した物の怪と同一視される、という無辜の怪物に侵食され、更に生霊や般若としてのイメージが集約した完全なる妖魔として召喚。
気高い志が何とか彼女を英霊たりえらせているものの、ひとたび心を剥がす面を装着すれば、其処には狂える獣が在るのみである。
分霊能力と強力な呪い、物の怪としての高い身体能力を併せ持つため戦闘能力はかなり高い。

【人物・性格】

キツめの性格のダウナー系お嬢様。
気の配れる所はあるがプライドも高く、とにかく本心が分かりづらい。
実際には寂しがりで甘えん坊なところがあるが、恋人にすらその態度を見せないのだから仮初めの主がその姿を見ることはまずないだろう。
性格上とてもストレスが溜まりやすいが、どんなストレスにも(表面上は)耐えられる強い子。ストレスが溜まると宝具で出てくる生霊が増えたりする。
恋人以外でも束縛したがるタイプではあるが、相手の意志を忖度する余りに自分の心を押し殺してしまいやすい。
生霊を自覚した時の逸話から、自身の着た服から芥子の香が漂うという微妙な特性があり、よく着替えたがる。
その所為か意外にも現代衣装にも多少の造詣と興味があり、全力で頼み通せば色々着てくれる。

イメージカラー:炎揺らめく紫水晶
特技:我慢
好きなもの:光源氏、娘
嫌いなもの:他の女
天敵:紫式部
願い:あの人に甘えたい

【一人称】私
【二人称】あなた
【三人称】様付け

【台詞】

「復讐者、■■…いえ、六条御息所と申します」

「…ふ、浅慮ですね?」

「私は此でも妖です…。女と見て、あまり、見くびらないことです」

「…身の程を弁えなさい?…私、指示は受け入れますけれど、召使になったつもりは毛頭ありません」

「呪いの方法など知らないのです…だのに、私の心は勝手に人を殺めてしまいます。まこと、悲しいことですね」

「芥子の香が消えない…。…何ですか?…はぁ、これを着て欲しいと?……主でなければ取り殺す所ですが、一応は善意として、受け取って差し上げましょう」

「…退く気はありませんか?そうですか。…さて、私は仏ではありません。一度目から、鬼の面で行かせて頂きましょう。…『怨羅累々中成般若えんらるいるいちゅうなりはんにゃ』」

「あっはははははは!えぇ、えぇ!あの人の目を盗む花など、皆摘んで躙って燃やしてしまいましょう!」

「っ、う、ふふふふ…っ。あぁ、これが私の本当の心…!なんて、なんて晴れやかな気分なのでしょう!」

「…我が儘を言うならば、世界に咲く花が全て…そう。全てこの私ならば、あの方の目が移ることもないのに…!!…さァ、散り逝けェ!葵も、夕顔も、全て全て全て全て全て全て全てェ!!『逝霊幻争花枯いきりょうげんそうはながらし』ィ!!!」

【因縁キャラ】

宜保征露大阪聖杯大戦においてのマスター。
使い魔の人となりを考慮しない彼のスタンスは、一線を引いた関係を求めるアヴェンジャーにとっては好都合。
人格ではなく能力を求めていることを理解し、その意の通りのように振る舞おうとするが、たまに自身の逸話に関した話題を振られたりすると地で対応してしまうことも。
契約が続くうち、興味を惹かれる部分が多くなってくるとアヴェンジャー側から征露の願いや経歴を知ろうとすることも。
ただ、愛とは何ぞや、という事に関してアヴェンジャーと彼の間には明確な差異があるため、仮に彼の思う崇高な愛のかたちを語られた場合には「それは違う」と突っかかる。

……それの不一致が結果としてどういった結末を辿るかは兎も角、基本的に相性は良いもののそこらに地雷の転がっている感は否めない主従関係と言える。
しかし戦闘面においての相性は非常に良いと言え、切り札的な特性の強い(参加者に一般人が多い以上、こっくりさんはマスターに対して非常に強力な決め手となりうる)征露の魔術をアヴェンジャーの高い撹乱性能によって的確に決めさせることのできる点が強力。
お互いの性格の都合上チームワークや絆で勝つというよりは個人技同士の相性の良さで有利対面を押し付けていくスタイルになるだろうが、それでもこと戦闘において他の主従に見劣ることはない強力な陣営と言えるだろう。


光源氏:愛しの光の君。
彼本人には一切の恨みはなく、自身のポジションにも文句はなかった。
ただ、一人の女として一度くらい本心を吐露したかったという無念だけが残っているだけである。
それはそれとして新しく浮気したら呪い殺す。相手を。

ヘラ:ちょっとシンパシーを感じる。

平将門小野小町:ジャパニーズ呪い仲間。


【FGO風ステータス】


【コメント】

源氏物語で一番好きなので盛った
許してくれるねサンキューゲンジライト