大蒙古国に発足した革命政府と内通した
中華民国総統府は、同政府のテジェイ・セチャン主席から反革勢力の撃滅(内戦の終結)と引き換えに、モンゴルを保護国ないし自治領として
中華民国に明け渡す旨を打診された。これを受け総統府は国連首脳部との秘密交渉に着手し、主要国からモンゴル併合を容認される。6月12日、
南京国民政府は
大蒙古国併合を宣言、国内外の世論は一切脈絡のない突然の併合に驚愕した。早速
中華民国陸軍はモンゴルに第三軍(15万人)を派遣、内戦への軍事介入を開始する。しかしかつて世界最強とも謳われた
大蒙古国陸軍の一部が反革派に与していたことで中華民国と革命政府の連合軍は苦戦を強いられ内戦は拡大、長期化した。
かくて
中華民国政府はモンゴル革命政権と、状況打開とモンゴル統治計画の見直しを図るため北平で会談する。