『
黒狼王』の息子であるヴァルホール王国第一王子。
【プレリュード】では名前は登場していないが陸上での武力、才能を持ち合わせているだけでなく、海上においても才覚を発揮している。
ニーカ側の息子であるが義母である
サンバルトの姫にも敬意を持っている。
【情熱の王国】にて
ゼノによる各国の人物評の中で挙げられており、陸上での武力を持ち合わせながらも
海上でヴァイクを相手に立ち回り、ガルニアに逃げ延びていることが伝えられている。
後の【幕間:噂話】にて
アルフレッドと入れ替わりになる形でガルニアを去っている。
【オリュンピア】にて
開始前の段階から優勝候補の一角として知られている。
実の父親であり、世界最強の生物としても知られている『黒狼王』を越えると公言しているだけはあり、『黒狼王』の威圧に対しても怯まずに言い返す胆力を持つ。
予選では力の劣るものの持つ印には目もくれず、強者を探して駆け回っている。
初日には
リオネルとかち合い、豪快に剣をぶつけ合っていたが、決着まではついていない。
二日目にはテコ入れに現れた『黒狼王』相手に
スコール、リオネルと共に共闘するような状況になる。
<<大会内容>>
初戦で
ランベルトと対戦。
圧倒して決めるつもりであったが予想外の善戦に高揚し、興味を持つ。
戦い終わった後はランベルトのことを認め、勧誘も行っている。
二回戦
アルフレッドと
国綱の戦いが終わった後に扱っている技術について聞きに来ている。
また、この時の出会いから東方に興味を持ったと思われ、外洋を回り東方に向かう発言をしている。
その後の対戦では組み技、投げ技を試しているが大会中の会得は無理だと判断している。
準々決勝
スコールとの対戦。周囲の予想を裏切り本気同士でのぶつかり合いとなる。
サンスの使っていたフェイントをスコールも扱い、初めは面食らうが最終的には圧倒している。
後に『黒狼王』からスコールが異母兄弟であることを告げられている。
準決勝
リオネルとの対戦。お互いに対戦相手の技術を取り込みながら勝ち上がっており、才能の高さを競う形になる。
フェイントなどの技術面はフェンリスに軍配が上がるが、身体能力などの単純なスペックではリオネルが上を行く。
劣勢になるが前日の『黒狼王』との会話からヴァルホールを背負う意識や父親への憧れから、「個の極地」に至り甚大なダメージを負いながらも勝利を収める。
決勝
アルフレッドとの対戦。出だしは投げナイフなど今まで見せていなかった小技を用いて様子見をしている。
中盤は「全の彼岸」中のアルフレッドに対し、受けを許さない猛攻で無理やり『白騎士』の剣を破る。
とどめを刺しにかかるが、「全の彼岸」と「個の極地」を同時に扱われると一転して窮地に陥り、「個の極地」に至っても防戦気味になる。
苦戦の中で『黒狼王』と同じ自らの進む道を見出した後は、消耗を無視した全力全開の攻めを見せるが、敗北一歩手前まで追いつめられていた。
アルフレッドの負傷により窮地を逃れた後は乾坤一擲の勝負を受ける。
勝負は自身の剣を断たれ敗北。第一回オリュンピア準優勝となる。
【カルマの塔】にて
国綱の祖国を目指す東方遠征を計画しており、ランベルトをその人員に誘っている様子。
また、アルフレッド側の援軍としてアルフレッド陣営の護衛も行っている(ただし本来呼ばれていたのはスコール)
コメントをかく