最終更新: kkhz_library 2014年06月04日(水) 00:34:53履歴
イタリアのピエトロ・ベレッタ社が生産・販売している自動拳銃。
世界中の警察や軍隊で幅広く使われており、現在はコルト・ガバメントに代わりアメリカ軍の制式採用拳銃になっている。
なお、米軍では「M9」のモデル名で呼ばれている。
正式名称はピエトロ・ベレッタ92。
ワルサーP38の流れを汲むプロップアップ式ショートリコイル機構を持ち、複列弾倉(ダブルカラムマガジン)に15発の9x19mmパラベラム弾を装填する。
同社の拳銃の特徴である遊底(スライド)の上面を大きく切り取ったデザインは、イタリアの銃器デザインのひとつの到達点とも呼ばれ、見た目の美しさから映画やTVドラマ、アニメなどでも主人公などの使う拳銃として、よく登場する。
作動方式にはプロップアップ式ショートリコイル機構を採用している。
だが、これはこの特徴的なスライド形状により他の方式を取れなかったという面もある。
しかしこのスライドは、上部を切り取ったことにより軽量になり、スライド後退時の衝撃を和らげ、排莢口の拡大によりジャム(弾詰まり)を防ぐ効果もある。
使用弾薬が9mmパラベラム弾のため比較的反動が小さく、アンビ・セーフティや左右差し換え可能なマガジン・キャッチなどの利き手を問わない装備によって、開発当時としては格段に扱いやすい銃であった。
コメントをかく