魔剣物語

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人物

• 帝国暗部に根を張っているニコル・ボーラスの教団の魔星。
• 『永劫英雄』第六魔星。「狂剣」の称号を冠する。
• 種族：人間　教団生まれの元教主。（ただし傀儡）
• 第五魔星ドロテアの獲物の中にジールが含まれていることを認められず、ドロテアの後をついてくる形でジールを襲撃した。
• ジールとは幼少期を教団内で共に過ごした仲で姉弟のような関係だが…

能力・十二英傑時代 一般帝国英雄アカザ殿 （ネタバレ注意）

能力

【魔剣の模造品】《黒血剣ラグナロク》

クロナの称号「狂剣」の由来でもある、彼の体内に移植された「一つの剣」の模倣品。
当時の教主メドゥーサによって「斬った者の魂を喰らい、無限の魔力を宿した」という伝承を再現するべく作られた。
教団内で育てた「英雄の素質」を持つ子供の内最終候補であるクロナを《器》とし
ジールを除くそれ以外の子供達を材料とした《賢者の石》と《ニコル・ボーラスの鱗》を体内に移植することで生み出された。
本来は消費型のリソースでしかない《賢者の石》を生きた人間の魂が行う生命力の循環に組み込むことで「再利用可能なリソース」としている。
Ｑ．どういうことだ苗木！
Ａ．要するに「そのまま使うと使い捨ての巨大ＭＰタンク」を「時間経過でＭＰ回復する人間」の中に
　　無理やり突っ込む事で、「巨大ＭＰタンクと繋がった人間」を作った。
「肉体」も「魂」も改造されたクロナは精神的に極めて不安定であり、本来とは別人のような有様になっている。

クロナの体内には流動化した《賢者の石》が巡っており必要に応じて武装化可能。また魔術や毒に対しても高い耐性を有する。
再現された魔剣はオリジナルと同様に「殺した相手の魂を取り込む」能力を持つが
性能は比較に値しないガラクタ、ただ偶然にも魔剣の神秘とは別の《神秘》が宿った。

• 《賢者の石》：人間の魂を利用可能なエネルギー源として加工した魔力結晶。アインズによって《禁忌》指定された劇物。
• 《ニコル・ボーラスの鱗》：当時の教団において最も聖なるモノ。この素材の使用は教主たるメドゥーサでも許されないものだった。

別の《神秘》

《巨人化（ﾃｨﾀﾉﾗｲｽﾞ）》

外界に生息する《巨人》と同様の肉体の不滅化。
どれほどの肉体とでも、劣化・老化により朽ち果てるが、
高純度の《賢者の石》と不死不滅の《ニコル・ボーラスの鱗》との適合、
さらに《永劫英雄》の術式で「魂」を肉体に封じ込める事によって、肉体は「魂」というエネルギーの物質化により「不滅」と成った。
朽ち果てるはずの肉体は不滅となり、外部から物質やエネルギーを取り込むことで無限に成長・進化を続ける。
クロナの《巨人化》は途中段階だが、最終的には大陸を物理的に沈めるまでに巨大化が進むと推測される。

戦闘状態では身体が竜のような形態に変化、圧倒的な巨体と不滅の肉体を以て全てを蹂躙する。
相手の攻撃も規格外の再生能力とエネルギー吸収能力によって無効化し、成長の糧としてしまう。
そのためクロナを物理的に滅ぼすことは実質的に不可能である。
基本的には本能のままに暴れるだけだが相手の攻撃を学習し耐性の獲得や模倣することも可能（作中ではオフェリアの大魔術やモードレッドの赤雷を本人以上の規模で再現した）

弱点は《黒血剣ラグナロク》に閉じ込められたクロナ本人の「魂」。
肉体こそ不滅だが魂は只の人間のままであるため、「魂」への干渉によって肉体を自死させることが唯一の打倒方法
手順としては
（１）《巨人化》したクロナの肉体から《黒血剣ラグナロク》を露出させる　（２）《黒血剣ラグナロク》からクロナの「魂」を解放する。
戦闘その１その２その３その４その５その６