姿は原作ほど虫そのもののではなく、準人型の昆虫人類です。より正確に言えば、スライムのような粘液状の本体が、昆虫人類のような外殻を
環境スーツのようにまとっているのです。生物工学的や光学的な技術で人間に擬態できます。
地球を移住先候補として調査している宇宙人で、前哨基地建設のため、先遣隊として地球に少数やってきています。
怪異含む地球人達には自滅してもらった方が都合が良いため、それらを利用し同士討ちさせるよう誘導します。皮肉にもアニメゴジラ映画内の人類作戦計画「LTF」(「Let Them Fight “やつらを戦わせろ”」の略称で怪獣同士を戦わせて人的な被害を抑える計画のこと)を地球人達に仕掛けているのです。自分達の仕業は他種族(例えば
ショゴスのような不定形生物)のせいに見せかけます。
ムスハビュラの母星にはヘドリュームと呼ばれる鉱物起源の生命体がいて、それが彼らの先史人類を滅ぼした怪獣「ヘドラ」となったとされています。ムスハビュラはそのヘドラの卵状態とも呼べるヘドリュームのカプセルを地球に持ち込んでいます。しかし彼らは移民先である地球の環境を著しく汚損することは本意ではないため、これは使いどころを選ぶ生物兵器の一つとして温存しています。
なお、ムスハビュラは
深きものをはじめとする海底王国系の種族とは同盟関係にあります。いざという時はサイボーグ怪獣「ガイガン」を呼び寄せますが、これは彼らの先遣隊にとって最後の切り札です。なので海底帝国の守護獣を改造したメガロをけしかけたりします。
彼らは
妖怪をサイボーグ化する実験も行なっており、サイボーグ
妖怪を彼らの護衛や尖兵として運用しています。いずれは自らの器として最高の肉体を得ようと、究極生物の細胞を探し求めています。
また彼らは、同族間で融合・分離する能力を持ち、不定形の本体で他生物に取り付いて巨大怪獣化させる能力も持っています。さらには、自分達の思考を同族間で共有して統合意識を構築したり、電脳世界にアクセスする能力も備えています。
彼らの歴史にも「ギドラ」が関わっており、
エクシフとは何らかの繋がりがあるようです。
彼らはあえて四大に当てはめるなら「水」属性です。