汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

第4版『ベーシックセット』の第2章「有利な特徴」B47P参照。

有利特徴「形態変更」(Shapeshifting) B47P

形態変更」[さまざま] ……有利な特徴
「[[形態変更]]」

 あなたの肉体は本来の姿から別の1つ(ないしはそれ以上)の形態に変化します。形態を変えるには10秒間の集中が必要です。これを加速するには「準備時間減少」をとってください。
 疲労負傷部位の損傷、特殊効果は形態が変わっても持ち越します――HPFPの損失は、新しい形態のHPFPの比率に応じて適用されます。例えばあなたがHP20の形態のとき10点のダメージをうけてが折れたとしたら、HP10の形態に変身すると5点のダメージをうけており、やはりは折れています。
 あなたが意識を失うか死ぬかすると「即座に」本来の形態に戻ります(そして、やはり意識を失っているか死んでいます)。また、あなたが意志に反して本来の形態に戻ることを強制された場合、その外部からの原因を1種類特定しなければなりません。これは、ゲームでこの特徴の起源に沿ったものであるべきでしょう。あなたの能力が魔法的なものであれば《呪文除去》、精神的なものであれば悪魔祓い、科学技術の産物であれば強い磁場、などです。
 「形態変更」は2つの異なる性質を含みます。「変身」と「変形」です。

目次

変身(Alternate Form) B47P

「[[変身>形態変更#Alternate_Form]]」
変身」[さまざま] ……有利な特徴

 昔話の狼男のように、あなたは本来の姿ではない別の特定の形態をとることができます。これはCPで構築されたものならなんでもかまいません――人間型生物、動物、ロボットなどです。変身後の形態を種族テンプレートとして作成してください。あなたはこれを「起動」させたり「解除」させたりすることができます。このテンプレートは“よくある”テンプレートである必要はありません。例えば動物形態でも人間の知力を維持したければ、動物のテンプレートから「知力が低い」を取り除いたものに代えてもかまいません(その結果として「変身」のコストは増えますが)。ただし、「変身」にどのようなテンプレートを使うことができるかを最終的に許可するのはGMです。
 これを「起動」させると、本来の種族テンプレートと変身後の種族テンプレートが入れ替わります。本来の種族のもののかわりに変身後の種族がもつ性質――能力値修正、種族の有利な特徴と不利な特徴、などなど――を適用してください。個人的な性質(すべての能力値、有利な特徴、不利な特徴、種族の基本を超えて、あるいは追加して習得したすべての技能)は保たれます。しかし技能レベルは基準となる能力値が変更されるとその影響を受けます。
 変身後の種族テンプレートの中にあなた個人がもつ性質と矛盾する性質がある場合、種族テンプレートの方を優先します。例えば「手足がない」イルカに変身した場合、あなたは手に関係する個人的な有利な特徴、例えば「手先が器用」を一時的に失います――またある種の技能(例えば〈鍵開け〉)は、忘れてはいませんが無意味になります。

 あなたが「変身」した形態を1つ持っている場合、その種族テンプレートの必要CPがあなた本来の種族テンプレート以下であれば15cpかかります。

 より強力な種族に変身する場合、「(変身後の種族テンプレートのCP-本来の種族テンプレートのCP)×90%+15cp」です。
 複数の変身後形態を持っている場合、まず最も高価な形態に全ての額を支払ってください。それ以外の形態には、一律で15cp支払ってください。形態あたりの最小コストは15cpのままです。

例:

 4つの種族テンプレートを考えてください。
「-100cpの可愛い動物」「0cpの人間」「80cpの獰猛な野獣」「100cpの怪物」があります。人間が可愛い動物に変身するためには15cpが必要です。可愛い動物が人間に変身するためには、15+(100×0.9)=105cp必要です。人間の種族テンプレートは可愛い動物のものより100cp高価だからです。人間が怪物に変身するためにも、やはり15+(100×0.9)=105cp必要です。人間が他の3つの形態に変身するためには、まず最も高価な形態である怪物に105cp支払った後、獰猛な野獣と可愛い動物に15cpずつ支払います。最終的な必要CPは135です。

獣人:
 ワークリーチャー(伝統的な獣人)を作成するには、まず「伝染性の攻撃」「弱点/銀」など、双方の形態に適用される性質をすべて個人の性質として獲得します。次に動物のテンプレートを「変身」形態として獲得します。ほとんどの動物は0cpかそれ以下のCPなので必要CPは15ですが、強力な動物(例えば熊や虎)はもう少し高いかもしれません。もし動物形態になると野蛮になる場合、テンプレートの中に「バーサーク」「獣性」「残忍」などを含めておくべきです。最後に「非常時のみ」「無意識のみ」「制御できない」の限定を「変身」に課してください。満月の時だけ変身できる場合は、「トリガー」の限定を加えてください。-40%です。
変身種族:
 全員が「変身」できる種族を作成するときには、「変身」の必要CPは最後に決定します。まず「変身」を除くその種族テンプレートの差額から「変身」の必要CPを計算します。最終的に種族テンプレートの必要CPを計算する際に、その変身の必要CPを加えてください。

例:森人は知性を持った熊に変身することができるとします。
 「変身」を除く森人の種族テンプレートは25cpになりました。
 熊の種族テンプレートは125cpの価値があったとします。
 差額は125-25=100cpです。
 したがって「変身」の必要CPは15+(0.9×100)=105cpです。
 これにより森人の種族テンプレートは25+105=130cpということになります。

GURPS Template Toolkit 2: Races』p.46での追加種別「敵性変身」(Disadvantageous Alternate Form)

GURPS Template Toolkit 2: Races』p.46より。
 「敵性変身」(Disadvantageous Alternate Form)は不利な特徴と化した「変身」で、あなたが制御できない敵勢力と化してしまうものです。

特別限定

外見だけ(Cosmetic):-50%
「[[外見だけ>形態変更#Cosmetic1]]」
 あなたは能力値種族テンプレートの変更を伴わない、第二の容貌に変身することができます。


変形(Morph) B48P

「[[変形>形態変更#Morph]]」
変形」[さまざま] ……有利な特徴

 この能力は「変身」と似ていますが、固定した種族テンプレートに限定されません。あなたは一定の範囲内でどのような種族テンプレートでも使うことができます。
 まず、その種族テンプレートはあなたのゲーム世界に存在するものでなければなりません。GMは自分でテンプレートを作るか、ガープスのワールドブックから選んでくることができます。しかし、プレイヤーが「変形」のために勝手に種族テンプレートを作ることはできません。
 次に、あなたが変身できるのは生物か、かつて生物だった存在(例えばヴァンパイア)だけです。機械に変身するには特殊な増強が必要です。
 最後に、変形する種族テンプレートよりも必要CPが少ない種族に変形できる場合、「変形」は100cpの特徴です。
 あなたは可能であればどれだけの形態に変形してもかまいません――あなた本来の種族よりも目標種族のCPが少ない限りは、例えば人間の場合、猫・昆虫・鳥・狼が含まれます。より強力な種族に変形したい場合、変形できる種族テンプレートの内、もっとも高価なものとあなた本来の種族の必要CPの差額を基本の100cpに加えてください。
 例えばテンプレートに必要CPが75差以内であるどんな強力な種族にも変形できる人間は「変形」に175cp支払わなければなりません。獲得したCPでこの限界を向上させることができます。
 種族テンプレートの必要CPがあなたの持っている変形能力の限界を超えていない限り、目標として見るか触れるかしたものの形態をとることができます。こうして理解したならば、1分間集中することによってそれを記憶することができます。記憶した形態にはいつでも変形することができます。一度に記憶できる形態は知力の値と同じ個数です。あなたの知力「スロット」がすべて埋まっている場合、新しい形態を覚えるためには以前記憶した形態(自由に選ぶことができます)に上書きして変更しなければなりません。
 「変身」と同様に、変形したら本来の種族テンプレートに入れ替えます。あなたはテンプレートに新たな性質を追加することはできませんが、精神的不利な特徴(例えば「獣性」)を削除できます。またテンプレートから知力の種族修正を削除して、自分の知力を常に使用することもできます。こうした変更を行なうと動物テンプレートの必要CPが増えます。動物テンプレートは一般的に精神活動に制限があることによって安価になっているからです。もしこうした変更を行ないたいのであれば、最低限度の100cpに幾分か追加してCPを「変形」に費やしておくべきでしょう。
 「変形」は外見を変更する能力を含んでいます。あなたは変形によって種族内の誰かに扮することができます――しかし特定人物の形態を後から追加するためには、それの形態を記憶の「スロット」に収めていなければなりません。「変形」に充分なCPがあれば、容貌を良くするためにこの能力を使用してもかまいません。例えば115cpあれば、「変形」によって「見るもおぞましい」から「美しい」まであなた自身の容貌を自由に決めることができます。外見を変更する場合は、通常10秒が必要です。

例:

変形種族:
 全員が「変形」できる種族が変形のCPを計算するときには種族テンプレートから「変形」を除いた額を用います。

例:スライム娘は種族共通の性質として125cp分の「変形」を持っています。これは本体の種族テンプレートよりも25cp高い種族に変形できるということです。その他の性質も合算すると、スライム娘の必要CPは175cpになります。しかし「変形」の目的で計算するときには、175-125=50cpの種族として扱います。追加で25cp分の種族に変形できるので、スライム娘の一族は75cp以内の必要CPをもつ生物に変形できます。

特別増強

無制限(Unlimited):+50%
「[[無制限>形態変更#Unlimited]]」
 あなたはGM種族テンプレートで定義したあらゆるものに変形できます。これによってあなたは生物だけではなく、ロボット、乗り物などに変形できます。ありきたりな無生物――レンガやトースターなど――はほとんどの場合0cp以下です。GMの許可があれば、種族テンプレートで定義されていなくても、こうした代表的な物質に変身することができます。

特別限定

外見だけ(Cosmetic):-50%
「[[外見だけ>形態変更#Cosmetic2]]」
 あなたは能力値種族テンプレートの変更を伴わない、第二の容貌に変身することが出来ます。この限定は「質量保存」を含みます。「形状保存」は含まれません。
エラッタ修正:追記:この限定は「質量保存」を含みます。「形状保存」は含まれません。

質量保存(Mass Conservation):-20%
「[[質量保存>形態変更#Mass_Conservation]]」
 あなたの形態はすべて同じ重量を持っています。あなたの本来の体重が変形後の種族の標準体重に収まらないときには、あなたはその種族に変形できません。この限定を導入する場合、GMは無慈悲に裁定してください。体重75kgのネズミやゾウはありえません!

形状保存(Ratains Shape):-20%
「[[形状保存>形態変更#Ratains_Shape]]」
 本来の形態と同数の四肢・身体の配置・姿勢などをもつ形態にしか変形できません。例えば人間はヒューマノイド(例えばエルフや巨人)に狼は直立四足歩行の動物に、鳥は他の鳥にしか変形できません。

Powersの追加解釈 P74P

 「形態変更」は、民間伝承や創作物で際立って登場します。詳細は物語ごとに大きく異なります。これらのメモは、考えられる複雑さにほとんど触れていません。詳細な処理は、それ自体で本を埋めることができてしまいます。
変身」を設計するときは、形態ごとの基本的な15cpのコストに増強と限定を適用しますが、形態固有のコストには適用しません(つまり、テンプレートコストの差の90%です)。
同様のルールが「変形」に適用されます。修正は基本能力の100cpのコストに影響しますが、より強力な形態のために確保される追加のCPには影響しません。
いずれの場合も、唯一の例外は「他人に影響」であり、これはコストの両方の要素に影響します。

いくつかの重要な原型(Some important archetypes):

ドッペルゲンガー(Doppelgangers):
 獲物を“なり代わる”エイリアンブロブ、液体金属ロボット、恐ろしいモンスターは、その質量範囲内で、サンプリング可能なほぼ全生物の形態をとることができます。これは、「質量保存」(-20%)と「要実例」(単一の細胞を必要とするロボットの-5%から犠牲者をむさぼり食うモンスターの-50%まで)であり、ほとんどの場合、多量の予備CP容量があります。
一部のロボットやエイリアンは、無生物形態に移行する可能性があります。無生物形態に制限されたロボットは、生物形態しかとれない生き物とほぼ同じくらい制限されているとみなし、追加費用はありません。生物形態と無生物形態の両方をとれるようにするには、「無制限」(+50%)を追加します。
源素超人(Elemental Supers):
 、水などになる能力は、漫画によく登場します。これを「変身」として購入し、適切な源素の「共通性質」を「種族テンプレート」として使用します。 GMは、プレイヤーが新しい源素の「共通性質」を自作を許可する場合もあります。
ほとんどの源素超人は、コスチュームの“邪魔にならない(無荷)”レベル(+5%)の「荷物収納」に加えて、「途中形態」(+20%)または「準備時間減少4L」(+80%)を持っています。
神話の変身(Mythic Morphs):
 多くの物語の神々と魔法使いは、即座にあらゆる地上の生き物の形態をとることができます。この強力な機能は「変形」であり、知力を維持しながら、トラやサメなどの強力で有能な形態をカバーするための多くの追加容量を備えています。「記憶不要」(+50%)と「準備時間減少 4L」(+80%)はほとんどの物語と合致します。増強「無制限」(+50%)は一般的ですが、普遍的ではありません。
変形マシン(Transforming Machines):
 他のロボットや乗り物になる可能性のあるロボットや乗り物は、漫画のガジェットの代表例です。
これは、ある機械用テンプレートを別の機械用テンプレートに切り替える標準の「変身」です。変更中に動き続けることができる可変機には「途中形態」(+20%)を追加します。すべての乗客と貨物が機械の「ペイロード」内にある場合は、「荷物収納」」の必要はありません。
ワークリーチャー(Were-Creatures):
 狼男などは「変身」を使って動物テンプレートを参照しています。獣形態を制御できる者は、知力を維持し、獣の精神的特徴を排除することを選択するかもしれませんが、これはテンプレートのコストを大幅に上昇させます。満月の間に思わず変わる人は「制御できない」「トリガー」(時折誘発する危険な能力、-15%)と「無意識のみ」(-20%)を持っており、しばしば「強制持続時間/1泊」(-10%)、「互恵的休息」(+30%)が一般的です……これは、ワー(人)形態時に“獣性”は休んで暴れ回る準備ができている様を再現できます!

代替案(Alternatives)

 サイズを変えることはできるが形を変えることはできない変身者には、「巨大化」または「縮小」があります。己の外見を自種族メンバーに似せて変えられる者は、「伸縮自在の皮膚」を持っています。部分的な変更については、「切り替え可能な肉体部位」(p.81)を参照してください。 「モジュール式能力」は、これらすべてをカバーすることができ、「変形」の興味深い代替手段となります。
他人をモンスターに変えるには、「有利特徴付与/変身」を施した「特殊効果」を使用します。

追加特別増強(New Special Enhancements)

荷物収納(Absorptive Change):+5%〜+25%
「[[荷物収納>形態変更#Absorptive_Change]]」
変身」のみ。あなたは身に着けて運んだアイテムを「変身」時に“取り込み(absorb)”ます。これらは、元形態に戻すと再び現れます。この修正がないと、変身時に装備を置き忘れたり、「変身」の変化に脆い装備が耐えられず破壊してしまうリスクがあります。
  • コストは、荷重レベルによって異なります。
    • 「無荷」の場合は+5%、
    • 「軽荷」の場合は+10%、
    • 「並荷」の場合は+15%、
    • 「重荷」の場合は+20%、
    • 「超重荷」場合は+25%です。
 GMは、あなたの荷重があなたの能力を超えた場合に取り残されるものを決定します。この修正は、装備を取り込める各形態ごとに個別に適用します。
「Absorptive Change」は「吸収性の変化」の意。

途中形態(Active Change):+20%
「[[途中形態>形態変更#Active_Change]]」
 変身には通常の時間がかかりますが、この時のために「集中」する必要はありません――あなたは移動して行動することができます。そしてあなたは、形態の移行が完了する前段階でも、変更先形態の機能を得られます。
(詳細を楽しむGMは、形態のステータスを平均化することも、重量の平均を使用して、変更がどの程度進んだかを能力に反映させることもできます。)
「Active Change」は「活動的な変化」の意。「動きながら変身」のニュアンス。

即興形態(Improvised Forms):+100%
「[[即興形態>形態変更#Improvised_Forms]]」
変形」のみ。変更に応じて新しい種族テンプレートを即興で作成し、あなたの要求に適合する自然の肉体的性質を組み合わせることができます。できることは、便利な肉体部位を使用して生来の形態を変更することから、まったく新しいテンプレートを作成することまで多岐にわたります。即興のテンプレートは、「変形」能力で支払うことができるコストを超えることはできませんが、コストを削減するために肉体的不利な特徴を含めることができます。追加されたすべての特性は、「宇宙パワー」(+50%)を持っていない限り、ゲームの世界に存在しているものでなければなりません。「無制限」(+50%)がない限り、構成を変更することはできません(たとえば、能力内訳に「共通性質」や「非実体化」を追加するなど)。

自動記憶(No Memorization Required):+50%
「[[自動記憶>形態変更#No_Memorization_Required]]」
変形」のみ。なんらかの理由で覚えたくない場合を除いて、どんな形態でもすぐにあなたの変身レパートリーの一部になります。

負傷非共有(Non-Reciprocal Damage):+50%
「[[負傷非共有>形態変更#Non-Reciprocal_Damage]]」
変身」のみ。ある形態で受けた負傷は、他の形態には影響しません。ただし、「互恵的休息」をとらない限り、その傷を受けた形態でしかその傷は回復しません。

形態維持(Once On, Stays On):+50%
「[[形態維持>形態変更#Once_On_Stays_On]]」
 これは同名の一般的な修正(「形態維持」)と同じですが、「変身」の特別なルールがあります。基本コストの15cpに対して+50%の修正とみなし、その形態固有のCPコストをテンプレートコストの差の90%から100%に引き上げます。
「Once On, Stays On」は「一度オンにすると、オンのまま」の意。

互恵的休息(Reciprocal Rest):+30%
「[[互恵的休息>形態変更#Reciprocal_Rest]]」
 「変身」のみ。“休眠中”の形態は、非起動時に休めます。休眠に費やされた時間は、FPの回復と、その形態の睡眠の必要性にカウントされます。「負傷非共有」と組み合わせれば、これらの形態はHPを回復し、部位が使えなくなる負傷からの回復さえできます。なおこれは、「休眠状態の形態」が「起動中の形態」の行ないを認識・記憶することを阻むわけではありません。

追加特別限定(New Special Limitations)

記憶不能(Cannot Memorize Forms):-50%
「[[記憶不能>形態変更#Cannot_Memorize_Forms]]」
 「変形」のみ。あなたはコピーした形態を覚えておくことはできません。その形態になるには、常にオリジナルを視認か接触している必要があります。

不自然(Flawed):-10%
「[[不自然>形態変更#Flawed]]」
 「変形」のみ。あなたが取るすべての形態は、どこかしら見た目が不完全であり、なりすましが全くできないものです。ただし、新形態の能力獲得自体はできています。
「不自然」は「外見だけ」と相互に排他的です。
「Flawed」は「欠陥、割れ目」の意。

要実例(Needs Sample):さまざま
「[[要実例>形態変更#Needs_Sample]]」
 「変形」のみ。
 形態を取りたいものはすべて物理的に目標からサンプリングする必要があります。目標が生きている場合、このサンプルは新鮮でなければなりません。腐った死体をサンプリングすることはできません。
  • 目標に触れるだけでよい場合は-5%。
  • 血の一滴、髪の毛などが必要な場合は-15%。
  • 目標全身を食べる必要がある場合は-50%。


形態投影(Projected Form): -50%
「[[形態投影>形態変更#Projected_Form]]」
変身」のみ。あなたの「変身」は別の実体であり、おそらくあなたの魂が受肉し現出したものです。あなたがこの能力を使うと、あなたの元形態はトランス状態に陥り、あなたの「変身」後の形態が近く(10m以内)に現れます。これは実際の物理的な形態であり、その行動に特別な制限はありません。それを解除して使用者を目覚めさせるには、元形態から10m以内にある必要があります。どちらかの形態が負傷または死亡した場合、もう一方の形態も同様になります。詳細については、「投影体」(Projection )を参照してください。


無生物形態のみ(Unliving Forms Only):-0%
「[[無生物形態のみ>形態変更#Unliving_Forms_Only]]」
 「変形」のみ。あなたはオブジェクトに変化できますが、クリーチャーに変化することはできません。増強無制限」のほとんどの機能を利用できますが、生物のテンプレートを用いることはできません。

パワーアップ(Powering Up)

 「変身」は多くの超自然的な力、特にシャーマンを祖霊の動物にさせた場合に「形態投影」の限定を要求する可能性のある霊のパワーに適しています。
変形」は、人外的な肉体変化パワーに適しています。
どのような外部の影響がシェイプシフターに彼の意志に反して彼の本来の形を再開させることができるかを決定するときは、パワーの起源を考慮してください。
除霊〉、祈り、または神聖なアーティファクトは、神聖なパワーまたは霊的パワーに作用する可能性があります。 《呪文除去》呪文は、魔法パワーに適しています。 そして怪科学の薬と放射線は、生物学的パワーとスーパーパワーにとって典型例です。
変形」の場合、対応「才能」はGMが変装やなりすましに必要な知力判定や技能判定にボーナスを与えます。 「変身」の場合は、「使用者を現形態から、または他形態の1つに強制変身する可能性のある外部からの影響」への抵抗判定に対応「才能」を加算します。

原書表記?

このページへのコメント

「要実例」に近いけど、新鮮じゃない肉から、サンプリング出来るのはどのくらいの限定率になりますか?

0
Posted by みすめか 2021年07月04日(日) 11:56:40 返信数(6) 返信

もともと変形は、「目標として見るか触れるかしたもの」にしかなれません。
その制限から考えるに「腐った死体をサンプリングすることはできません」という制限は当然のことと思います。(あるいは、その状態=腐った死体、に変形することはできるでしょう)
とすると、「新鮮じゃない肉から、サンプリング出来る」というのは、限定ではなく増強でしょう。

最低でも「宇宙パワー/新鮮でない肉からサンプリング可能:+50%」、それに加えて「時間超越」の増強も必要とされるかもしれません。

0
Posted by yuki 2021年07月04日(日) 21:12:31

なるほど。なら「人間にしか擬態できない。目標を見たり触れたりする必要はない代わりに、その肉体部位ほどの肉を食べないと擬態できない」というのは、どのくらいの修正になりそうですか?

0
Posted by みすめか 2021年07月05日(月) 13:38:11

「人間にしか擬態できない」は「形状保存:−20%」とほぼ同等とみなせるでしょう。基本−20%で、人型種族が人間以外にも多数いる場合で−25%以上になると思われます。

「目標を見たり触れたりする必要はない代わりに、その肉体部位ほどの肉を食べないと擬態できない」は「要実例/目標全身を食べる必要がある:−50%」でしょうか。
「その肉体部位ほどの肉」とあることから一部だけを食べることで部分的な変化ができるとするなら、もう少し限定率が下がって−30%〜−40%ぐらいでしょうか。

0
Posted by yuki 2021年07月05日(月) 21:44:32

言葉が足りてませんでした。
「食べる肉は新鮮でなくとも良い」も内容に加えます。

0
Posted by みすめか 2021年07月07日(水) 10:37:27

その場合、「宇宙パワー/新鮮でない肉からサンプリング可能:+50%」か「時間超越:+50%」を加えて、だいたい±0%でしょう。

GMが両方の増強を要求するなら、合計は+50%程度となりますし、許容する不敗の度合いでさらに差がつくかもしれません。

0
Posted by yuki 2021年07月08日(木) 10:09:28

「変身している間、もしくは変身を解いている間装備は消えている」の増強のコストは
  無荷まで+5%、軽荷まで+10%、並荷まで+15%、重荷まで+20%、超重荷まで+25%。

0
Posted by ヴぇry 2019年08月03日(土) 14:33:05 返信

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