GURPSよろず - 動物会話

呪文《動物会話》(Beast Speech) M142P

魔法大全』のp.142参照。《獣語》の旧名。

有利特徴「動物会話」(Speak With Animals) B77P

第4版『ベーシックセット』の第2章「有利な特徴」の有利な特徴一覧より。B77P参照。

動物会話」[25CP] ……精、特、会話系の有利特徴

 あなたは動物と対話できます。その動物が何を伝えようとしているのかという情報の質は相手の動物知力と、GMの判断によります。昆虫や他の小さな生き物は単純な"飢え"や"恐怖"といった感情しか伝えることはできないでしょう。一方で、チンパンジーや犬とは知的な議論を行なうことも可能かもしれません。質疑応答1組につき1分間かかります――ただし動物が話そうと思った場合です。GM反応判定が必要であることにしてもかまいません(エサを与えれば+2の修正があります)。
 GMは異星の/自然ならざる/架空の動物は、この能力における"動物"には分類しないことに決めてもかまいません。

特別増強

知性付与(Sapience): +40%
「[[知性付与>動物会話#Sapience]]」
Powersでの追加特別増強
 あなたが会話する動物は、一時的にあなたと同値の知力を持っているかのように会話力(ボキャブラリーなど)を発揮します。 彼らはまだ生来の認識に限定されていますが、あなたが把握できる用語で会話を組み立てることができます。 たとえば、アリが太陽が低いときに 10対の足音と人間の匂いを感じた場合、「日没前に10人の男がここを通り過ぎた」と言うかもしれません。

汎用(Universal):+20%
「[[汎用>動物会話#Universal]]」
Powersでの追加特別増強
 たとえ宇宙生物的、超自然的、または奇怪なものであっても、知性を持たないあらゆる生物と話すことができます。「汎用」は「対象限定」と相互排他的です。

特別限定

対象限定(Specialized):さまざま
「[[対象限定>動物会話#Specialized]]」
 あなたは"特定の"動物とやりとりすることしかできません。
  • 「地上の動物すべて(鳥や昆虫、地上に住む哺乳類と爬虫類を含む)」「水中の動物すべて(両生類、魚類、軟体動物、甲殻類、クジラなどを含む)」なら-40%
  • 1つの科(ネコ科、オウム科)なら-60%
  • 1つの種(イエネコ、コンゴウインコ)なら-80%

Powersでの追加解釈 P77P

 動物と話せる普通の英雄(多くは子供)は、ファンタジー、おとぎ話、民間伝承に定期的に登場します。 通常の正当化は、話者が “獣の秘密の言語” を知っているというものですが、この特徴は超自然的な力、おそらくは神からもたらされる可能性があります。

■代替案(Alternatives)

 本当の “万能翻訳者” は「万能」で増強された「読心」(p.61)を持っており、「動物会話」は必要ありません。 ただし、どちらの特徴も、動物の動機を理解する能力を与えるものではありません。それは「動物共感」です(p. B40)。
 「動物会話」は、知性体の言葉を動物の言葉に、またはその逆に翻訳します。 ユーザーが動物の鳴き声を再現したり(「声まね」、p. 61)、異常な環境や人間には聞こえない周波数で会話したりすることはできません(「会話系の有利特徴」、p. 78 を参照)。

■追加特別増強(New Special Enhancement)

  1. 知性付与」(Sapience): +40%
  2. 汎用」(Universal):+20%

■パワーアップ(Powering Up)

 「動物会話」は、テレパシー、あらゆる種類の動物制御や自然制御パワー、そして自然の神から与えられる神授パワーにとって合理的です。
知性付与」の増強により、ユーザーが動物そのものではなく自然の精霊とコミュニケーションできるようにする霊のパワーにも適しています。
対応する「才能」は、この能力を使用するときに獣の言葉を理解したり、自分自身を理解できるようにするための、知力判定と聴覚判定に才能レベル点のボーナスを加算させます。

原書表記?

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