依頼人の上役や主人を消し、依頼人をその後釜に据え、代償として莫大な報酬を得る「仕上屋」。表向き将棋指南の看板を掲げる吉岡宗達こそ、その仕上屋の頭だった。絹問屋・名張屋の身代を狙う番頭の清二郎は仕上屋に仕事を依頼し、仕上屋と清二郎は名張屋の主人、女中、娘を次々に消し、清二郎は名張屋の乗っ取りに成功する。殺された女中の妹・おすえから依頼を受けて仕留人たちは清二郎を探るが、仕上屋の方も仕留人の存在に気付いてしまった。宗達は貢に「30両やるから手を引け」と持ち掛けるが、貢は拒否−しかし、その報復を受けてあやは殺されてしまう。仕留人vs仕上屋の抗争に決着をつけるべく、主水はただ一人宗達の将棋指南所へ向かう。
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