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マウサナ型食生活は、マウサナの政府が推奨する、米と芋を主食として、野菜、豆、魚、海藻を中心としたマウサナの伝統的な食習慣を元にした、動物性脂肪や塩や砂糖の行き過ぎを避けた独自の食生活である。

概要


「マウサナ型食生活」とは、日暦1960年頃のマウサナ人の食生活を基礎とし、米飯および根菜類を中心とし、主菜、副菜があり、魚・野菜や果物など多種多様な食品を摂るという食事内容のことである。
汁物および主菜1品と副菜2品から成る一汁三菜を基本としたもので、米飯・根菜を中心として組み立てることによる、バランスにすぐれた食事の組み立て方である。

また、他国への食糧依存度を高めないため食料自給率、食料安全保障からも望ましい食事スタイルである。

歴史

マウサナ人は元来、米食悲願種族といわれ、都市部でも王族や役人、戦士のような上流階級以外は白米を食べることが出来なかった。
それに対して農村では、水田地帯でさえも米以外の穀物や野菜などを大量に入れて混炊した雑炊を主食とし、畑作地帯では米はわずかしか手に入らず雑穀や芋類を食べる食事であった。

日暦20世紀初頭に工業化とカーリスト化が進展してくると、都市部の中流階級(ブルジョワジー)を中心として「パン食」が浸透したが、依然として大半のマウサナ人はパンどころか、米を常食することすらできなかった。
それはマウサネシア共産革命において、「米をよこせ」というスローガンが叫ばれたことからも伺える。

なお、共産革命によってこうした中流階級は消滅し、パン食の文化は暫くの間失われた。

その後、革命から10年が経った1950年代中ごろになってようやく米の自給が達成され、名実ともにマウサナ人の主食になった。
この頃のマウサナ人の食生活は、タンパク質・脂質・炭水化物のカロリー比率が理想的と言われており、この傾向は1960年代まで続くことになる。

1960年代になると、住宅省の政策により、各地でガスコンロやステンレスの流し台を備えた鉄筋コンクリート造りの集合住宅が急速に普及した。
これによって家庭料理の在り方は大きく変化した。いつでも火が自由に使えるようになり、焼き物が手軽になり、強力な火力を必要とする揚げ物、炒め物も簡単に作れるようになった。
これにより、伝統的な調理である煮物、和え物の比重が低下し、マウサナの宮廷料理や、欧米風の料理が食卓に提供されるようになった。

西洋料理やマウサナ宮廷料理には肉類が欠かせないが、その普及に象徴的なものが魚肉ソーセージである。
しだいに実際の肉類の消費が増加し、米と芋と魚と野菜のマウサナの伝統的食生活に代わり、肉類を使った欧米風・宮廷料理風の食生活が普及していった。
欧米風や宮廷料理風のおかずの多い食生活が普及するにしたがい、米や根菜の消費量が減少する一方で脂質の消費が増加して、生活習慣病の増加の兆候がみられるようになった。
そのため政府は1980年代より「マウサナ型食生活」という概念を提唱して国民への啓発活動を開始したのである。

政府の指針

  • 穀類と芋類を多く取りましょう。
  • 野菜・果物、豆類、魚なども組み合わせましょう。
  • 塩は控えめに、脂肪は適切な量にしましょう。
  • 肉は量よりも質を重視し、数日で1食にしましょう。
  • 食文化や地域の産物を活かし、郷土の味を継承しましょう。

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