架空国家を作ろう　亜空世界線

レファル・ソビエト民主社会主義共和国はカーリスト州に存在する社会主義共和国です。この国家はカリオニア・ソビエト社会主義共和国連邦、ゴトロス連邦と隣接しており、国土の大半が冷寒な気候です。
この国家は計画経済を主とし、共産党による一党独裁を基本とするペレストロイカ以前のソ連邦に酷く酷似しています。
現在、改革の機運は確かに存在しますが保守勢力と人々の無関心が大きな障害となっています。

政府首脳
国家元首	アーノルド最高会議幹部会議長

レファル・ソビエト民主社会主義共和国憲法

レファル・ソビエトの国家権力は計画経済等を遂行するに辺り、高度に中央集権がなされています。この国家組織の整備に当たっては国民投票よりも直接民主的とも言える全土での全人民討議と新聞雑誌への意見投書を反映して組織されました。
この時の国家権力組織の理論的中心となったのは、プロレタリア独裁です。

「全ての権力をソビエトに。そうでなくしてはは革命は後退する。ブルジョア勢力が国家権力に残存するのであれば、その恐るべき反動によって革命は敗北する。プロレタリアがあらゆる権力を握らなければならない。その為に勤労者のソビエトによる国家組織がブルジョア的国家組織の変わりに存在せねばならないのだ。」

その理論に従い、勤労者の利益を代表するソビエトを国家組織の頂点から末端に至るまで、あらゆる部分に組織し、勤労者の利益が最大限反映されるように国家組織は設計されました。
この時に打ち出された新しい理念こそが民主的中央集権です。
そして、それらの理論的後付けを得て構成された民主主義はソビエト型民主主義として呼称されます。

「ソビエト型民主主義、新しく、最も民主的な民主主義。ブルジョアによって形骸化した平等は、ソビエトによって初めて実質的に実現される。」

ここまで展開されてきたいくつかの理論は全て、レファル・ソビエトの憲法に於いて高らかに宣言されます。それはブルジョアに対するプロレタリアの勝利です。

「共和国の政治的基礎をなすものは、地主と貴族の権力の打倒及びプロレタリアートの権力獲得の結果である勤労者代議員諸ソビエトである。(憲法第2条)」

「共和国における全権力は、勤労者代議員諸ソビエトによって代表される都市及び農村の勤労者に属する。(憲法第3条)」

またソビエト型民主主義は権力分立を否定します。それはプロレタリア独裁の理念からの要請であり、だからこそ最高会議に代表される立法権の下に国家機関が従属します。

レファル・ソビエトに於いて、ソビエトはブルジョア的民主議会よりも国民の総意を代弁出来るとされます。それはブルジョア的民主議会では世論は報道機関を握るブルジョアによって操作されるためです。だからこそ、自然発生し尚且、真に人間であるプロレタリアが選挙権を持つソビエトのみが国民の総意を代弁出来ると力説されます。

偉大なる革命後の数年間、新しいプロレタリア国家像が模索されていた時期(夢を現実に)に確立された国家組織は、共和国最高ソビエト(他国における国会、立法府)が立法を担当し、共和国最高ソビエトは共和国最高ソビエト幹部会(共和国最高ソビエトの常設機関)、共和国閣僚会議(他国における内閣、行政府)を選出します。そして、共和国最高ソビエトは司法を統制します。
このように、民意によって構成される共和国最高ソビエトが国家権力の全てを手にすることで、共和国全体に民意(プロレタリアの利益)が反映されるのです。

「共和国の国家権力の最高機関は、共和国最高ソビエトである。(憲法第30条)」

憲法により上記のように定められた共和国最高ソビエトは他国における立法府に相当します。
共和国最高ソビエトの選挙は選挙人によって無記名投票により、普通、直接、平等の選挙に基づいて行われる。(憲法第84条抜粋)

共和国最高ソビエトは共和国最高ソビエト幹部会によって春と秋の年2回召集される。(憲法第41条抜粋)とされますが、会議以外の庶務が存在しており、それらを処理するために共和国最高ソビエトは、共和国最高ソビエト幹部会を選出する。(憲法第42条抜粋)

共和国最高ソビエト幹部会は、全ての自己の活動について共和国最高ソビエトの統轄下にある。(憲法第42条抜粋)

「ソビエト共和国の国家権力の最高執行及び処分機関は、共和国閣僚会議である。(憲法第51条)」

共和国閣僚会議は他国における行政府に相当します。

レファル・ソビエト民主社会主義共和国の経済を参照

• ムシュンスカヤ州(86万人)
• ターリン州(261万人)
• シェクスナ州(116万人)
• ルージキー州(205万人)
• ゴトロス自治管区(124万人)