架空の世界で創作活動及びロールプレイを楽しむ場所です。

ヴィエルラハル連合王国
ヴィエル語?:Licrázevn Efldófr na Vijhellaxr
国旗
国の標語二つの民族、一つの魂
国歌蒼鐘讃歌
構成国家
アルトレーナ王国・ジルクラハル王国
基礎情報
公用語ヴィエル語?
首都アイルステイン
最大都市ヴィッテルベルン
政府
国王アヴァーサ・ト・エインテ
議長エドラーノ・ト・ルントヴェーロ
面積
面積632,508㎢
水面積率6.1%
人口
人口41,325,000人
人口密度65.3人/㎢
国内総生産(PPP)
合計1兆4624億ドル
一人当たり3万5384ドル
その他
建国3月18日
通貨ルント
目次


ヴィエルラハル連合王国(ヴィエル語?:Licrázevn Efldófr na Vijhellaxr)はカリオニア大陸南西部の平野部に位置する君主制の国家。同地域と周辺の付随島嶼群を含めた632,508㎢の領域を領土として有する。政治体制は立憲君主制、議院内閣制、社会民主主義に近く、首都は南西部の港湾都市アイルステイン、最大都市は東部の港湾都市ヴィッテルベルン、人口は4000万人ほど。大陸諸民族との系統関係を持たない出所不明の民族ヴィエル人?によって統治されており非常に特異な文化を築き上げている。彼らはアルトレーナとジルクラハルの2つの構成国を成しており、ヴィエルラハルは両者を束ねる連合国家として均衡支配の元にその国体を成り立たせている。豊かな土壌と気候に恵まれ、カリオニアの東と西とを結ぶ交通の要衝たる地政学的要因からこの地域は幾度となく強大な外敵から侵略を受け、栄華とは無縁の歴史を歩んできた。独立を勝ち取ってからも強大な軍事力を有する国家に囲まれるという危機的な状況には変わりはなく、周辺国の顔色を伺って国政を行う、謂わば情勢の傀儡とも言える脆弱な国家であった。しかし30年前の王政復古に事を発する民族意識の発揚政策、そして法人税の大幅引き下げ等の大胆な経済政策を実行した結果周辺国と互角に渡り合える西カリオニアの地域大国と呼ばれるまでに成長を遂げ、真の独立国家としてのヴィエルラハルを作り上げるに至った。以来この国は外交的中立を掲げ、高い経済力と軍事力の両立が国政に於ける最優先目標となりその為に世界を相手取った外交的な暗躍を行い、そして科学技術を第一とする科学主義の体制を整えていった。今やこの国には倫理という概念は無くなりつつあり、世界に波紋を広げながら増長を続けている。この半面、列強への抵抗の象徴としてヴィエルの文化継承が盛んに行われており古き文化の国として名高い。近年ではアルトレーナを中心に庶民文化が発達を見せており、特にアピテーナの笛を主役にしたアルト音楽はその素朴さもあいまって同国の芸術として世界的に知られる。

象徴

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/象徴?」を参照。

象徴
国名ヴィエルラハル連合王国、公用語のヴィエル語にしてLicrázevn Efldófr na Vijhellaxr(リハクラーゼブン・エルドープル・ナ・ヴィイェトラハル)を正式名称とする。Vijhelは「風」、laxrは「〜の地」を意味する接尾辞で「風の大地」という意味を持っており、風と密接に結び付いたヴィエルの文化を象徴している。古代に存在したシェスタ朝も同様の国名を名乗っていたためそれと区別しエインテ朝ヴィエルラハルとも呼ばれる事がある。漢字略称には「備」が使われる。
国旗白地に青と紺の帯、左上に彗星と三つ星を置くデザインで彗星旗と呼ばれる。青と紺の帯はそれぞれジルクラハル(東部)、アルトレーナ(西部)を表すもので、対照的な文化を持つ両者の共存の象徴である。彗星と三つ星はレーファ教のシンボルであり、彗星は右方向がダストテイル、上方向がイオンテイルの基本的な形状を描いたもので世界創造の象徴を、三つ星はそれぞれ神族、精霊、人類という同宗教の基軸となる3種族を表している。
国章

歴史

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/歴史?」を参照。

ヴィエルラハルの歴史は抵抗の歴史であると言われる。今日こそ高い経済力と技術力を武器に周辺国と互角に渡り合う地域大国としての地位を確立しているこの国であるが、近代に至るまで独立した国家を持つ事は叶わなかった。カリオニアでも屈指の豊かさを誇るこのヴィエル平野は周辺国の垂涎の的となり、幾度となく侵攻を受けその支配下に置かれてきた。カリオニアの一体性からは考えられないような異質な文化を持ったことから異端者というレッテルを貼られ国際社会の正式な一員と見做されないなど、占領時代の爪痕は現代社会にも根深く残っている。独立以降これを払拭する事が第一の目標に掲げられてきており、数多くの奇抜な政策を実行して成功を収めた。現在のヴィエルラハルの成立は今から170年前に遡り、当時の王位継承者ラヴァグ・ト・エインテと平民の出の独立運動家エリク・クリーゲルの2者を中心とする独立戦争の勝利に始まる。エインテに個人的な恨みがあったクリーゲルは事が終わるとエインテを始末して共和制の国家を建国し独立国家としての歴史を歩み始めた。しかし自由主義を第一に掲げた彼の国ではそれ故の貧富の差が他に類を見ない程に拡大し伴って政治腐敗も進行するなど、周囲を脅威がありながらそれに対処が出来ない内憂外患の状態であった。そんな状況を憂いたエドラーノ・ト・ルントヴェーロは「真の独立をこの手に」をスローガンに国民を扇動し民族意識を発揚、王族の末裔たるアヴァーサ・ト・エインテを王位につかせ現在あるようなヴィエルラハル連合王国を成立させた。

政治

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/政治?」を参照。

立憲君主制であり、国王を国家元首とする。国王は国家の象徴であり政治的権限は制限されており、儀礼的な役割を主とする名誉的な存在に留まるものであると憲法に明記されている。国王はアルトレーナ王国とジルクラハル王国の国王を兼任しており、両国は同君連合の関係にあるとして二重王国の体制を成す。また国王の補佐として摂政が、各構成国や自治州では国王の代理人として総督が置かれている。政府は執政者である行政(国政院)と抑止者である司法(監査院)を置いて均衡を取り、この2権が立法(王国評議会)を構成するという形態を取る。よって政府の代表者は王国評議会の議長となり、国権の総覧者として強い権限を有する。国政院は評議会の決定に沿って政策を実行し、監査院がそれに対し違憲審査をすることで行動の抑制を行い、反対に国政院は評議会の支持を得て弾劾裁判を実行する事が出来る。為政者たる王国評議会の議員は国民から選出される。選挙権・被選挙権を得るには資格が必要であり、国政院に対して申請を行い既定の条件を満たすことによって得る事が出来る。これには法学・政治学に関して専門的な知識を必要としており、よって政界は知識階級に独占された技術官僚制の状態となっている。この体制は技術的発展に大きく寄与し、例として多くの行政手続きをインターネットで行う電子政府の体制が整えられている。

軍事

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/軍事?」を参照。

軍事組織として国防軍、保安軍の2軍を有する。両者を纏めて連合王国軍と呼称される事が多いが、ヴィエルラハル政府は所属省庁に違いがあるため互いに独立した組織であるとしている。国防軍は一般的な国軍に等しく、国防省に属し主に自国の防衛を目的とする組織であり、地上軍、洋上軍、航空宇宙軍、情報戦略軍の4軍から編成される。ヴィエルラハル独立戦争時の民兵組織ヴィエル解放軍を起源とし、建国に伴う再編で現在の国防軍へと昇華した歴史を持つ。国土の3方を潜在的な脅威に囲まれ、かつ目立った地理的要害の殆どないこの国では主に機甲戦力・沿岸艦船に重きを置き機動的戦闘を前提とした防衛戦略を立案することで万が一の事態に備えている。保安軍は国家憲兵隊に相当し内務省管轄下で治安維持、国境や沿岸の警備を行う組織である。地上保安軍、洋上保安軍の2軍から編成される。ヴィエルラハルは治安維持を王国警察と保安軍による混合で行っており、前者は地域での治安維持活動を、後者はより広域や要人・重要設備また重犯罪への対応といった形で分担する。有事の際には国防省の管轄下へ移り国防軍と共同で作戦行動を遂行する。また、これらから独立した軍事組織として王宮や王室関係者の警護を担当する王国親衛隊がある。

外交

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/外交?」を参照。

外交戦略として第一に中立を掲げている。地政学的に重要な立地、そして肥沃な大地と豊富な資源を持ったこの国が世界各国の垂涎の的である事は間違いなく、また他国を圧倒するような強大な軍事力も持つ事が出来ないがために、どの国家とも一定の関係を保つことで侵略を未然に防ごうとする狙いによるものである。しかしどの国にも味方をしない訳ではなく公正な立場、時には自国の権益から行動を発する事もあり、第三勢力に近い存在であるとも言うことが出来る。こうした戦略を維持すべく同様の中立国家による相互安全保障機関の創設を提唱しており、その実現のために近隣国家との関係強化に勤しんでいる。こうした表向きの姿勢とは裏腹に世界情勢を陰から操る情報戦略に力を注いでおり、世界各国に諜報員を忍ばせている。国家情報保安局に代表される大規模な情報機関を有しており、国政院の主導の元世界情勢を自国の有利に働くように誘導し影響力の拡大に努めている。

地理

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/地理?」を参照。

ヴィエル平野と周辺の付随島嶼群を含めた632,508㎢の領域を領土として有する。西カーリストに属しており、西でカリオニア・ソビエト、北でツェントルム、南でレーネ、西レーネと隣接する立地にある。国土は殆どが平地で、東に山脈を臨む他には殆ど地形の起伏が見られず全体的に平坦である。かつ農業に適した肥沃な土壌と気候を特徴とするこの地域では世界的な穀倉地帯として農業が盛んに行われてきており、見渡す限り実り豊かな農地が広がる光景はこの国を象徴するものとなっている。また小規模な山地も点在しており、その山間部の僅かな平面や緩やかな斜面に住居が所狭しと並ぶ城砦都市も至る所で見る事が出来、これらはヴィエルラハルの文化遺産として保存がなされている。北部では人口が希薄となりアルト系の民族が遊牧生活を営んでいる。彼らは度々南部へと手を延ばし低地の歴史に多大な影響を与えてきた民族であり、現在に於いてもその伝統的な生活を垣間見る事が出来る。

経済

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/経済?」を参照。

ヴィエルの虎と言われる経済政策の結果急速な成長を遂げたヴィエルラハルの経済は現在に於いても良好であり、近年のGDP(PPP)は1兆5000億ドルほど、一人当たりにして35,000ドルになる。カーリスト諸国の中では決して高い数値とは言えないが、衣食住の充実した生活を送る事の出来る経済水準であると言える。国家による主導の元、第一次・第二次・第三次産業のバランスの整った産業体制を整えており、多くの分野で自給自足を可能にする盤石な基盤の上に成り立っている。中でも主要な産業として平坦な地形かつ肥沃な大地を利用した大規模農業が挙げられ、カリオニア大陸ではカリオニア・ソビエトに次ぐ食糧生産国となっている。生産された食糧の余剰分は世界各地へと積極的に輸出されており、国際市場のシェアを握っていることから世界の穀倉地帯とも呼ばれている。一方で近年は電子産業も国家の電子化を推進するに至るほどに発展を遂げており、また南岸部の険しくも美しい城砦都市による観光産業も推進されており、これらも国家の産業を支える柱の一つとして数えられるようになっている。また豊富な資源にも恵まれており、貴金属だけは乏しいものの燃料・鉱物資源は事欠かない。特に天然ガスは世界第3位、マンガンは世界第1位の産出量を誇り、これらを国際市場に売り出す資源大国としても名高い。

民族

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/民族?」を参照。

ヴィエルラハルはアルト人とジルカ人の2つの民族を中心に複数の少数民族を含む多民族国家である。この中の殆どは共通した祖先を持っており、総称してヴィエル人?と呼ばれる。同様に彼らが用いる言語もヴィエル語?と総称される。先史時代に割脈砂漠付近にて戦闘民族として誕生し、北イオニアでの優位性を失ったことで殲海・暗海を経てヴィエル平野のドンプレイニーユ川(ヴィエル語名称:クレセリーナ川)流域に到達、小さな河川や山地に沿い外部とを隔てる要塞を築き、その中で定住を始めたのが今日のヴィエル人の始まりである。この時広範囲に渡って広がったためにヴィエル人の中でも次第に乖離が生じるようになり、西部のアルト人と東部のジルカ人に分かれるようになった。少数民族もこの2民族から分化した物とされており、今日ではアルト系人は人口の3割、ジルカ系人は6割強を占める。非ヴィエル人口は残りの5%余りとなる。宗教面では無宗教を除くとレーファ教が圧倒的多数を占める。アルト人とジルカ人の両方がこれを信仰しているが信仰対象が異なっており、これが対立の一因となっていた。言語面ではアルト語とジルカ語を立場の等しい公用語としており、どちらか一方による教育と両方を用いた公文書の発行が義務付けられる。共通語政策を採っており、少数言語に対しては州公用語など一定の地位を与え保護をした上で公用語の語学教育を実施する。

人物

詳細は「ヴィエルラハル連合王国/人物?」を参照。

関連項目

  • ヴィエルラハル連合王国
    • ヴィエルラハル連合王国/象徴?
    • ヴィエルラハル連合王国/歴史?
    • ヴィエルラハル連合王国/政治?
    • ヴィエルラハル連合王国/軍事?
    • ヴィエルラハル連合王国/外交?
    • ヴィエルラハル連合王国/地理?
    • ヴィエルラハル連合王国/経済?
    • ヴィエルラハル連合王国/民族?
      • ヴィエル人?
      • ヴィエル語?
      • レーファ教?
    • ヴィエルラハル連合王国/人物?

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

メンバーのみ編集できます

メンバー募集!