架空の世界で創作活動及びロールプレイを楽しむ場所です。

定義

マウサナ文化圏とは、マウサネシア連邦共和国マーソマ国?エドラチア人民共和国の三カ国を占める領域である。アポルエなどの他のマウサネシア語圏は外縁部であるため、歴史の分野においてはマウサナ文化圏には含めない。
マウサナ文化圏においては文字の使用が開始された時期が地域によって異なる。最も早いのはサーッエ島のラマレン平野で前2世紀頃、小規模離島を除いて最も遅いところでは8世紀頃と1000年の開きがあり、小規模な離島では近代まで文字が存在しなかった場所もある。
ここではシャロフ朝マウサナ帝国?の登場までを先史時代としつつ、マウサナ文化圏の他の地域についてはそれ以降についても大まかに触れる。

新生代第四紀更新世以前

グリヤ諸島の形成

グリヤ諸島は新規造山帯であり、中生代後期に隆起して陸地となったと考えられている。

グリヤ諸島の恐竜


かつてマウサネシアでは恐竜の化石が発掘されていなかった。しかし最近になって「マウサナザウルス」と名付けられた肉食恐竜の全身骨格が発掘され、その後もラーリャラプトルなど小型の恐竜を中心に化石が発掘されている。

第三紀

元々、マウサネシアはアポルエと細い地峡によって繋がっていたが、第三紀になるとこれが失われて大陸から完全に切り離された。特筆すべきはマウサネシアの象であり、アポルエゾウの祖先がグリヤ諸島に渡り、独自の進化を遂げてマウサナゾウになったという。

マウサナ人の進化



▲マウサナ人の分子系統樹

共通祖先

第三紀中新世末期の700万年前、現在生息している動物の中で最もマウサナ人に近縁な種「マウサナアライネコ」とマウサナ人の共通祖先が種分化したとされている。
マウサナアライネコというのはネコ科であるが、チーターのように昼行性であり、さらにライオンのように血縁者による群れで狩りをする。主に自分より小さな獲物を襲うことが多いが、より大きな獲物を襲うこともまれにある。雑食性であり果物も食べ、川で魚も捕る。農民の畑に侵入して、芋を掘り返したり野菜を食い荒らしたり、家畜のプイや鶏を襲ったりする害獣として知られており、農民には迷惑な存在である。
アライネコは、手先が器用であるため、屋内に侵入して荒らすことができるという。個体数は減少するどころかむしろ増えている。都市部に住み着き、残飯を漁る個体群が現れたからである。
この狡猾な生物があのマウサナ人の片割れであると考えると感慨深いものがあるが、当のマウサナ人たちはまさか「童話の嫌われ者」が自分たちの兄弟であるという事実に心底驚いたことであろう。閑話休題。

キャラントス属

400万年前、第三紀鮮新世には、「キャラントス・フレトク」という種が発見されている。このキャラントス属は、二足歩行する猫であり、骨格から二足歩行で直立して、歩く能力を持つことが判明した。全身は体毛で覆われていたと考えられている。石器はほとんど作っていないが、火を使用したと考えられており、密林で生活し、食料は植物質を中心に、小動物の狩猟、肉食獣の食べ残しをあさっていたと考えられる。

ユトー属

200万年前、第四紀更新世には「ユトー・マルテネンシス」という種が生息していたという。ユトー属はマウサナ人も属しており、ユトー・マルテネンシスはキャラントス属とマウサナ人の中間にある存在である。ユトー・マルテネンシスは両性具有であることが知られている。しかし体毛は濃く、背中まで体毛が生えていたと思われるが、その色は現在のマウサナ人と同じでカラフルであったとされている。
ユトー・マルテネンシスの脳容量は1000ミリリットル前後で、マウサナ人の75%程度。また、犬歯が退化した。石器を作り、使用していた。分布域はグリヤ諸島のほぼ全域であり、なんとラピタ諸島にも分布していたという。しかしながらマウサナ諸島では後述の「ユトー・ハルミアンシス」との生存競争に敗れて絶滅し、約7万年前にはマウサナ人との生存競争に敗れて他の地域でも絶滅したと考えられている。
しかしながらユトー・マルテネンシスの亜種である「ユトー・ラピタネンシス」はその後も生き残ったが、ラピタ島に人類が初めて足を踏み入れた時期、遅くとも今から凡そ2,000年前までには既に絶滅していたという。
ユトー・マルテネンシスとマウサナ人は数万年同時に同地域に暮らしていたと考えられるが、人口密度はとても低かったと考えられており遭遇は極めてまれであったと考えられる。しかし、獲物が競合する両者は互いに争うことはなくても、狩猟技術の進んでいたマウサナ人が圧倒的に生存に有利であったため、数万年をかけて両者の地位は逆転し、やがて、各地でユトー・ハルミアンシスは主に飢餓により絶滅に向かっていったと考えられる
「ユトー・ハルミアンシス」という種は絶滅した種の中で最もマウサナ人に近縁な種であり、3万年前頃まで生息していたと考えられている。ユトー・ハルミアンシスの技術は非常に洗練されており、おそらく宗教を持ち、言語の複雑さは不明であるが、おそらく明瞭に話すことができるという。
ユトー・ハルミアンシスの絶滅の原因は不明だが、マウサナ人との暴力的衝突によって絶滅したとする説、獲物が競合したことによって段階的に絶滅へ追いやられたとする説、身体的・生理的な能力で差をつけられ、衰退していったという説、混血を重ねたことで急速に吸収されてしまったとする説など、様々な学説が唱えられている。
そして30万年前には、ついにマウサナ人として知られる「ユトー・マウサナ」が誕生し、次第にその勢力を広げていったと考えられている。

最終氷期

最終氷期とは、およそ7万年前に始まって1万年前に終了した一番新しい氷期のことである。


▲最終氷期の最寒冷期(およそ2.1万年前)のマウサネシア周辺の地形図。
この時代、海面が約120メートルも低下したためこのような地形となった。熱帯雨林は大きく縮小し、大部分はグラスランド(熱帯性の大草原)や落葉林が広がっていたと思われる。
このような海水面の低下により多くの島が陸続きになったことで、マウサネシア人の1部がダタール島から出て、グリヤ諸島のほぼ全域に広がったが、同時にそれはユトー・マルテネンシスやユトー・ハルミアンシスを絶滅に追いやる結果となった。


(未完)

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

メンバーのみ編集できます

メンバー募集!