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祀主とは、モトゥタエ国における神官の役職の1つである。最も権威のある役職の1つで、長老らやぬしたちと同等の発言力を持つとされている。実際、彼らと同じラシャオ制における最高等級「パヤキァ」に、神官として唯一属する。
その役目は、ザマにある満天の祠で夜の神アンノ・ニロコを祀ることである。

概要

経験と知識を兼ね備える優秀な神官が任命される役職で、国中の神官の憧れの的である。しかし、その地位に就くことは、決して容易ではない。
そもそも神官になれる者は限られているし、神官の中でもさらに限られた者だけが選ばれる祀主となればなおさらだ。
また、その地位に就くには、他の役職について2年の任期を全うしなければならないという決まりがある。任期中はその職務に専念しなければならず、もし途中で任期を満了することなく辞任すれば、それまでの功績に関わらず解任されてしまうのだ。
そのため、歴代の祀主は、いずれも人格者であると同時に、優れた能力の持ち主でもあることが求められる。
そして、現在この職に就いているのが、ミィ=ルッカである。

役割

祀主の役割はアンノ・ニロコに仕えることであり、そのため1年の大半を祠の中で過ごす。また、1年に数回、満天の祠を訪れる人々にアンノ・ニロコに関する神話を語って聞かせることも仕事の内に入る。
つまり、祀主の仕事の大半は、祠の中に引きこもることなのだ。
そんな生活を送っているためか、祀主は世俗のことに対して無頓着になることが多い。そのせいか、大きな政治の動きや災害も知らず、世間の流行にも疎くなる傾向があるようだ。
一方で、祀主は俗世と切り離されている分だけ、穏やかな心を持っていることが期待される。そして、広く深い知識こそが、祀主として人々を導くために必要不可欠なものである。
祠の中で、祀主は1日の大半の時間を瞑想で過ごす。そのため、祀主には知識が豊富であることが望まれる。また、その知識の深さゆえに、時に信仰心の篤さもまた求められる。

満天の祠

ザマにある祠で、夜の神アンノ・ニロコを祀っている。満天の祠の名は、かつてこの地に星空をもたらしたとされる偉大なる神、アンノ・ニロコに由来する。
星の都と呼ばれるザマにおいて、最も神聖な場所であり、夜を司る神の住まう家であると信じられている。
満天の祠へ参拝するには、まずモトゥタエ島の港で船に乗ってモトゥタエ島の属島であるリエワ島のザマへと至り、そこから山道を登っていかなければならない。
その道程は険しい上に、道中では獣に襲われる危険もあるため、普通ならよほどの理由がなければわざわざ行こうなどとは思わない場所である。
だが、それでも毎年多くの参拝客が訪れる。それはひとえに、満天の祠から眺められる絶景のためだった。満点の祠は高地に位置し、そこからはモトゥタエ国が一望できる。
飛行機などを知らないモトゥタエ国の民にとって、唯一国を俯瞰して見ることができる満天の祠からの景色は特別な意味を持つ。それ故に、誰もが一度は見てみたいと思うものだ。

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